過去の日記へ 
お天気は兵庫県南部の予報です。かなりの度合いではずれてますのであしからず。
2006年3月18日(土)
<ヒアルロン酸原末体験のお話しの続き>

ヒアルロン酸原末を溶いて作った化粧水と美容液、
数日使ってみましたが、想像より効果を実感しています。
本当に期待していなかったのでビックリ。

後で調べてみると、手づくり化粧品では、
原末は、1%の水溶液を作ってから混ぜ合わせる方法が多いようですが、
私は原末は原末として保管しておいた方が保存期間が長くなるので、
使いたい分だけダイレクトに溶きました。

水溶液で保存するとなると、
それ自体に必ず防腐剤か、
緩くても抗菌剤が必要になるのもヤヤこしいと思ったのもあります。
今後、クリームに配合する時も、その都度、水溶するつもりです。

ヒアルロン酸原末は、ご存知の方にはわかると思うのですが、
「たったの1gなんか、どうしようもないか?」と購入してみると、
「吹けば飛ぶ」程度の量ではあるものの、
粉が軽いので、多分、小匙数杯分はあります


そして使用可能なテクスチュアのものを作る為に使う量は
「耳かき何杯」の世界で充分なので、
1g使って一人分を作るには、かなりの量なのだという事になります。
使いこなせれば、これは高くはない。お得感ありあり
(バイオのものです)。

私は、まずは試しに作ってみただけなので、本当のその濃度は漠然としていますが、
美容液と化粧水について。

美容液について

美容液の方のモトは、
30MLに対して小匙約1/4、とは適当過ぎてわかりにくいですが、
耳かきに10杯くらいなのかな。
これで、真っ透明の、いわゆる「プルプルジェル」になり
ます。
私は適当に、ここに手持ちの他の保湿剤などを投入したわけです。

この濃度では、わずかに特異臭を感じますが、
気になるほどではないです。

「塗ると張る」と書きましたが、
私の場合は、
それまでに他のケアをして、乳液の直前に使用してみたら、
素肌に直接塗るよりかは膜張りな感覚は少しは薄れ、
しばらくすると肌と親和しました。
その上から油分を持つ乳液やクリームを重ねると、
ますます親和したような感覚でした。

塗ってすぐに乳液だとかオイルを塗ると、少しモロモロが出ます。
少し待つのが肝みたいです。
放っておくと、もともと肌構成成分なので親和する様子です。
(表皮に於いて)。

効果としては、肌表面だとしても、長く強く保湿する力を持つと感じます。
これまで使った美容液の中では、
手づくりだから良い意味ではなく、私的には悪い意味で異色なのだと思うも、
効果が秀でて異色です。


化粧水について

化粧水の方は、ケアの初期段階に使いたいので、
私自身、あまりにネロネロは好まないゆえ、
弱酸性水でどんどん薄めたため、
最終的には80MLに耳かき5杯くらいという程度でしょうか
トロ味のせいではあるけど、浸透に不安を持ったので、
リポゾームも足してみました。

この濃度では、特異臭は感じません。

まずは、洗顔後(オイルケア&蒸しタオル後)、
このヒアルロン酸化粧水を使って後、
すぐに 他の(今はDr.kana-coのA2ナノアージュローション)化粧水を
手でクリクリペタペタと撫でて塗っていると、
先に塗ったヒアルロン酸化粧水と良く馴染んで、
肌にシンシンと入る気がしました。

で、化粧水で感じたのは、
上記の濃度で、
ようやっとコットンに取って、なんとかかんとか「水的シャバ感」を感じる程度
です。
これ以上ネロい(濃い)とコットンがネロゲロになります。
この程度で、コットンで軽く「押して入れる」を繰り返すと、
後肌はモッチリになります。

サッパリ感はないので、浸透感はあるようなないような。
この点で嫌う人も多いかと思う質ですが、
なぁに、これでまたコットンに化粧水を足して
コットンを数枚に剥いで顔中に貼付けて簡易シートマスクにして後の感触は、
イヤな残留膜感ではないです。

膜だとしても、明らかに当たり前ですが、合成ポリマー膜の感触ではないです。
私は不具合な事ですが、最近合成ポリマーを避けているので、
ポリマー膜を使うと、すぐに代謝不良で吹き出物が出るようになってしまったのですが、
そのような事は全くありません。
「息が出来る生体膜」みたいな感覚です。

また、朝使ってベースメイクでモロモロが出るならただの余計な膜ですが、
それも出ません。

当然真皮に届くわけではないので、角質表面だけの保湿力でしかないとしても、
かなり手応えアリな感触です。
これまで使ったどの化粧水より力強さを感じます。


そして考え込んでしまった事・・知らない方が良かったよ


そして考えてしまいました。
14日の日記にチラリと書きましたが、
こんな程度のヒアルロン酸濃度でこんな化粧水・・?
だったらば・・・

つまり、市販化粧水の成分表で、ヒアルロン酸が4番目に来ていたら?
その前に書かれた成分が、水、グリセリンあるいはジグリセリン、BGだったら?
グリセリンはジグリセリンであっても粘度があり、
BGにも粘度があるわけで、
テクスチュアから割り出すと、
本当にヒアルロン酸濃度は多分、あくまでも多分ですが、0,1%以下、
いや・・0コンマ0の世界みたい
です。

成分表は1%以下に関しては順番はどうでも良いので、
その後に続く成分も0コンマ0の世界とは決定できませんが、
それでも要するに、「化粧水」とは、
「化粧水という名の、 ほぼ水」である事は間違いありません。

物というのは、当然、材料費だけではなく、
物流代、容器代、開発代、人件費、テナント代、
いや、製造許可を受ける為のモロモロの諸経費、あるいは広告代などなど、
ホント、真面目に考えると、他のなどなどなどなど、
あらゆる見えるようで見えない経費が重なった上で私達の手に入るわけなので、
一概に高い、とは言い切れないのですが、
実質上は、
そんな水だらけの化粧水にウン千円出しているのか、とガクっと来た次第
です。
たまにウン万円の場合も多々です。

ある程度わかってはいたんですけどね。
何かもっと作為していると信じているので、
「餅は、やっぱり餅屋よね〜」と思っていただけに、
なんだかショックです。
  まさか精製水だけでははじくので、それはどうかと思うものの、
  化粧水代わりに精製水を使っている人は、
  とても賢明なのかも知れないとすら思います。
  できれば、精製水にクエン酸やクエン酸Naと抗菌保湿剤を混ぜて使えば、
  そこそこの仕事をしてくれるでしょう。

私はどうせ使うなら、効く製品を使いたい一心で、
様々な市販品を試して来ましたが、
ブレンドオイルしかり、クリームしかり、
とうとう単純極まりない構成なだけの化粧水や美容液でさえも、
自作が最も効果に繋がるという所に来てしましました


で、こうしたダサいとも思える手づくりに効果がなかったり、
テクスチュアが気持ち悪すぎたらどうにもならないのですが、
私一人の判断では決定はできないものの、
これが、イケているので、ますます複雑な心境です。

しかも、たいした作為なしで、きちんと効いているのが逆にフに落ちないわ・・・。

手づくりヒアルロン酸製品の具体的効果

この化粧水と美容液の効果は、簡単に説明すると、
肌自体に、
まるで濃度の高いヒアルロン酸水溶液のようなプルプル感を実感します。
硬めのゼリーみたい。
大袈裟ではなく。

使ってから、ひどい寝不足の日と、睡眠タップリの日、両方ありましたが、
睡眠量に左右されずに効果が出たのにも驚きました。

化粧品の効果というのを判定するのは、
生活条件によって肌が変化する分、なかなか決定しにくく、
長期間を必要とするのですが、
短期間であれ、これらは、どのような条件であれ、
「ほぼ同じ結果」が出るので不思議なほどです。

追って試し続けたいと思います。

モトは材料であるだけの油溶性ビタミンCの効果

ついでに、ビタミンC誘導体(マグネシウム、ナトリウムなどについても)調べてから、
いい気になって、「材料としての油溶性ビタミンC4%」に、
単純にビタミンEとレチノールオイルを混ぜて、
ビタミンケアの古典的王道である「ビタミンACE」を作って取り入れ出しましたが、
これまた効果実感が高くて驚いています。

効果は、
多少過敏になる春でも、朝起きたら肌色の色ムラがない。
これは、どのビタミンCを使っても、私には出る効果ですが、
これまでのどの既製品よりも乾き感がない。
続けて使えそうな点、私には有り難いです。

どこやらの気に入ったビタミンCは30MLで2万円もしていたのに・・・ショック。


複雑な心境

私はとても複雑な気分です。
これまで、あれこれトライした何より、
こんな単純構成の物々が最も効果実感が高いなんて、
信じたくない
くらいです。
なんだ・・スキンケア化粧品なんて、簡単単純ではないの・・・?
研究開発もクソもいらなくない?
みたいな驚きもあったり。

こんな答えは、私にはつまらないです。
どこの何を見ても買う気になれなくなってしまうなんて。

まぁ、まだ試し始めたところなので、なんとも決定はできないよな?
という、逆の期待も少しはあるんですけども。
どうかな〜・・・。

私の餅屋は原料を扱うところだったのかな

それと、あくまでも私は、そこらにある原料、材料を転がしているだけで、
原料材料開発をした方達を尊敬し、そして感謝しています。
有り難い。
私には、海藻からコラーゲンを抽出したりサクシニル化したりできません。
他も同じく。

ただ、納得できなくなったのは市販品のレシピだという事です。
だから、なんでなん?的な。
効果のためのレシピではなくて、
コストの関係でできたレシピとしか考えられない面もあり・・・、
という点で。

次は試しに
コラーゲンを形成する必須アミノ酸、L-ヒドロキシプロリンなども入手するので、
今後、自分に対する自分のオーダー品にますます懲り、
いろんな成分を試して行きたいと思っています。

「餅は餅屋よ」の餅屋は、
人の肌の事を一番考えてくれているハズの、
実は、ただ利益だけを追求する化粧品屋さん(化粧品会社)ではなくて、
原料を扱うところの職人であり、純粋な研究者なのかも知れない・・。

     


繋げてヒアルロン酸のお話しに移ります。
思うより、けっこう複雑で長かったです(涙)。

<ヒアルロン酸のお話し>

ヒアルロン酸とは、
グルクロン酸とグルコサミンが交互に直鎖状に結合した、
通常、分子量50〜150万程度の高分子の、
糖の化合物である酸性ムコ多糖類の仲間です。

詳しくいうと、
ヒアルロン酸の構成単位は、
「N-アセチル-D-グルコサミンとD-グルクロン酸からなる二糖」。
そしてヒアルロン酸は、
この構成単位が繰り返し繋がった構造をした、
高分子多糖といわれる非常に大きな分子です。
全ての脊椎動物と一部の細菌などの体内に存在しており、
特に眼の硝子体や鶏冠に多く存在していることが知られています。
粘度が高く、安全性も高いことから、医療用医薬品としても使われています。
   
   ※グルクロン酸、グルコサミンって?
       ブドウ糖(グルコース)から変化させた誘導体。
   
   ※酸性ムコ多糖類って?

      ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などで構成された、
      水分をたくさん含んだゼリー状の、
      コラーゲン、エラスチンや線維芽細胞などの隙間を埋める
      グリコサミノグリカン(GAGギャグ・アミノ糖を持つ多糖)の主成分。

   ※線維芽細胞(別名フィブロブラスト)って?
      動物の「細胞と細胞」や「組織と組織」の間を埋める
      線維性の結合組織を構成する細胞。
      線維芽細胞は、膠原線維やムコ多糖類を正常に産生する事で、
      皮膚の弾力性を保つ働きをしているが、
      紫外線ダメージや加齢などで活動を止めると、
      膠原線維や酸性ムコ多糖類の産生するプログラムが狂って、
      ただの「線維細胞」になってしまう。
      線維芽細胞は大きめの紡錐形だが、
      線維細胞は細長く、核自体も細長いので、皮膚の弾力やハリが低下する

ヒアルロン酸そのものは、
1934年にメイヤーらが、牛の硝子体から分離し、
ギリシャ語の「ヒアロス(hyalos)」と、
化学物質の基本構造になっている「サロン酸(uronic acid)」を語源として、
命名されました。

ヒアルロン酸の仲間は自然界にもたくさん見られます。

グルクロン酸の一般名ウロン酸は
「ペクチン、へパリン、アルギン酸、コンドロイチン硫酸、
 そしてヒアルロン酸などの多糖類構成成分」です。

グルコサミンの一般名アミノ糖は、
「キチン、へパリン、ヒアルロン酸などの構成成分」です。

    
ブドウ糖(グルコース)と、その誘導体である
グルクロン酸、グルコサミンの構造式は似ています
  
  ※ペクチンって?
    主に果実や野菜などの細胞膜中の構成成分で、
    セルロース等他の成分と結合して、細胞間物質として存在する
    植物細胞を繋ぎ合わせる「セメント」の働きをしている
    ゼラチン様物質の総称で、酸性多糖体。
    コレステロール低下作用と糖の吸収を遅らせる働きを持つ。
    化粧品では、トラガントガムやアラビアガムなどのガム質の代替乳化剤としても使うが、
    アルカリが存在すると不安定になる。

  ※へパリンって?
    高等動物の組織(特に筋肉、肝臓、血液、脾臓など)に分布する、
    硫酸を含む多糖体の一種。
    血液凝固阻止作用を持ち、
    血栓塞栓症やDICの治療、人工透析、体外循環での凝固防止などに用いられる。
    ヘパリンの原料は牛や豚の腸粘膜から採取されるが、
    BSE発生後現在は豚から採取されたものがほとんどである。
    化学的にはグリコサミノグリカンであるヘパラン硫酸の一種であり、
    硫酸化の度合いが特に高いという特徴がある。

  
  ※アルギン酸って?
   海藻類から希アルカリで抽出精製した天然多糖類。
   水に溶け、粘度のあるコロイド溶液を形成するので、
   ゼリー状の製品として使われる。
   藻体中でのアルギン酸は、海中に含まれるさまざまなミネラルと塩を形成し、
   ゆるやかなゼリー状態で細胞間隙を満たしている。

  
  ※キチンって?
   アミノ基を含む、カニ、エビ、昆虫の骸骨格(カラ)や
   菌類の細胞壁構成成分にみられる
   N-アセチルーβーDーグルコサミンが結合したムコ多糖類の1種で、
   構造がセルロースと類似している。
   しかし反応性に乏しく,水,希酸,希アルカリに不溶で、
   セルロースを溶かす銅アンモニア溶液にも溶けない。
   キチンとは、生体の外皮を形成することから名付けられている。
  
  ※多糖類って?
   単糖のグリコシド結合による重合体の事。
   例えばブドウ糖と果糖が繋がったものは「砂糖」。
   ゆえに砂糖を加水分解すると、ブドウ糖と果糖に分離する。
   2糖類とは、それぞれ1分子(単独)に糖を「単糖」といい、
   単糖が2分子(2個)結合してできた糖。
   多糖体とは、単糖が数十〜数百と結合したものの総称。
   デンプン、セルロース、寒天、水飴などは多糖類。
   ヒトの体内の主な多糖類はグリコーゲンであり、
   構成単位はグルコースであり、鎖状に結合し、分岐している。

ヒアルロン酸は、
コンドロイチン硫酸などと共に哺乳動物の結合組織に分布し、
皮膚組織内でたくさんの水分を抱え込んで、
細胞間や線維間を埋め、
組織内にゼリー状のマトリックスを形成して(格子形状)、
隣り合う細胞や線維を互いに複合して丈夫にしています。
そして細胞を保持したり皮膚の湿潤製と柔軟性を保ち、
外の悪環境や細菌感染を防止しています。


ヒアルロン酸は、
コンドロイチン硫酸やヘパリンよりも表皮にも真皮にも多く存在しています。


ヒアルロン酸の真皮での働き

線維芽細胞などの細胞成分と、
コラーゲンやエラスチンなどの組織成分、
それらを満たす基質成分(プロテオグリカン、糖タンパク質など)から成る
緻密な結合組織の層である真皮ですが、
ヒアルロン酸は、コンドロイチン硫酸やへパリンなどと一緒に、
ムコ多糖(グリコサミノグリカン)として結合組織に存在しており、
水分を保持して皮膚のしなやかさや滑らかさを保つ働きをしているそうです。


ヒアルロン酸の表皮での働き

もともとヒアルロン酸は「真皮の結合組織にある酸性ムコ多糖類である」、
とされていただけですが、
1988年に表皮にもヒアルロン酸が存在するという事が報告され、
その後は、いろいろな事が明らかになりました。

・表皮で合成されたヒアルロン酸の大部分は角化に伴い、
 分子量が小さくなりながら角質層に移る。

・角質層にはそれより下の表皮層と、
 ほとんど同程度のヒアルロン酸が存在している。

・表皮組織には毛細血管がないが、
 代わりに皮膚細胞間にあるヒアルロン酸が、
 水分、栄養分、電解質、新陳代謝の産物の通路としての役割を担っているらしい

   ※電解質って?
     +または-のイオンを帯びて溶液に溶けているもの

・角質に存在するヒアルロン酸は、NMFと共に水分保持に役立ち、
 角質細胞の緻密さを維持するために役立っている。

・ヒアルロン酸は外力(障害、外圧)、バクテリアなどの侵入に対して
 皮膚を保護していると考えられている。

・よって、表皮のヒアルロン酸の減少は、皮膚表面の硬化やキメの乱れに繋がる

ヒアルロン酸の保湿性をin vivo、
ヒアルロン酸含有の臍帯リキッドの保湿性をin vitroと認められていますが、
これらは分子中の極性基である
「-HO、-COOH、=NH、-SO ̄3基」が
水分子を吸着する事によるものと考えられています。

そして化粧品材料としてのヒアルロン酸は、肌表面に保湿性の膜を作り、
空気や化粧品に含まれる水分を吸って、
その水分を少しずつ肌に与える、とはいわれています。
一般的にヒアルロン酸といえば、
「1gで6Lの水分を保持する、というのが売り文句ですが、
これはあくまでも「ヒアルロン酸自体が」であり、
肌に塗布したらそうなるわけではないので勘違いしてはいけませんね。

けど、この性質が皮膚に柔軟性を与える事に違いはありません。


化粧品材料としてのヒアルロン酸

ヒアルロン酸は皮膚によく吸収され、角質層の水分量を高める上、
空気中の湿度に左右される事なく、その保湿性を一定に保つという特性を持つので、
化粧品の原料として高い人気を持ちます。

ヒアルロン酸は特殊な流動性を持っているので、
引き伸ばした時の摩擦抵抗が他の成分より小さいのも魅力だそうです。


ヒアルロン酸は、もともと動物生体の主に結合組織に存在しており、
タンパク質とは緩く結合しているので抽出自体は比較的容易だといわれていますが、
化粧品、医療品の原料として使用するに当たっては、
ヒアルロン酸以外のムコ多糖類やタンパク質の混在の少ない材料が好ましく、
生体からとしては、
以前は哺乳動物のヘソの緒、眼房(主にウシの硝子体)、
関節液(ウシ)、皮(ブタ)などからも取られていましたが、
BSE問題もあり、
工業用に製造するには含有量の多いニワトリの鶏冠を原料としています。
他では、エビやカニの殻の構成成分であるキチンやキトサン、
または微生物の発酵法によって得られています。

ある種の微生物がヒアルロン酸をつくる事自体は、
すでに1937年にKendall、Heiderterbergar及びDawsonらによって、
「溶血連鎖球菌のA型菌の莢膜中」に存在するとして報告された事に始まり、
その後、SeatoneらによってC型菌について報告されました。
後、ストレプトカッカス属菌によるヒアルロン酸の生成については、
St.pyogenes(A型菌)、St.equi(C型菌)、St.equisimilis(C型菌)、
St.dysgalactiae(C型菌)、St.zooepidemicus(C型菌)の細菌によって
産生されることが知られますが、
いずれも大量生産を目的としたものではなく、収量の低いものでした。

その後、種々の検討が行われた後、
各種の検討を重ねて、自然界より分離する事に成功したのです。
その菌は、
乳酸球菌の内のStreptococus属、Pyogenic群、Lancefield血清群C型に属し、
動物の眼結膜、鼻腔などに常在菌として存在する細菌である、
安全性面に於いて最も問題がなく、
かつ取り扱いが容易なStreptococcus zooepidemicusを選択したのでした。

  その生合成の経路や安定性、培養、精製などについては、
  かなり面白い(私は)のですが、けっこう複雑なため、
  ここでは省かせて頂きますが、
  興味を持たれる方がいらっしゃいましたらお知らせ下さい。
  喜んで「なるたけわかりやすく」お話しさせて頂きたいと思います。

しかし、原料としての工業生産は動物組織からの抽出を優先したため、
日本でのバイオヒアルロン酸の幕開けは、ズンと遅く、
1985年の資生堂による発酵ヒアルロン酸の製造による特許出願
でした。



ヒアルロン酸Naについて

様々な精製、組成についての検討により、
結果的に「塩」を併用した有機溶媒沈殿法などの簡単に操作により、
純度の高いヒアルロン酸を得ることができました

ゆえに、原料名としては「ヒアルロン酸Na」と名付けられます。

バイオ発酵ヒアルロン酸について、
構造、組成などについて種々の試験法により、
次のようにまとめられて「ヒアルロン酸Na」と同定されました。

・セルロースアセテート膜電気泳動及び細管式等速電気泳動にて均一性を検討し、
 他の酸性ムコ多糖を含まないヒアルロン酸Naと同定した。

・酵素ヒアルロニダーゼによって分解され、ヒアルロン酸である事を確認し、
 天然ヒアルロン酸と同様、6糖と4糖に分解され、その組成比も同様だった。

・構成糖の定量分析により、
 N-アセチル-D-グルコサミンとD-グルクロン酸が等モルより成る酸性ムコ多糖体であった。
 すなわち、天然ヒアルロン酸の組成そのものであった。

・赤外部吸収スペクトル法での検討でも天然ヒアルロン酸と一致していた。

・バイオ発酵ヒアルロン酸の比旋光度は[α]D20で、天然ヒアルロン酸と同一である。

・粘度測定による分子量測定によると、分子量は150万〜200万である。


生体由来の純度を高くするにはコストがかかる

生体から抽出するヒアルロン酸は、
一緒に抽出されてしまうタンパク質やヒアルロン酸以外のムコ多糖体を
選り分けて高純度に精製する手間と困難さが付きまとう上、
ヒアルロン酸を分解してしまう酵素「ヒアロニダーゼ」も邪魔になっていました。
  ヒアロニダーゼが含まれていると、
  ヒアルロン酸が持つ大きな分子量(ニワトリの鶏冠の場合400万〜700万)が
  細かく分散されてしまい、
  化粧品に配合しても保水力が低下するという問題を抱えていました。
  (製造工程によっては、分子量300万程度を製造する事は可能だそうです。)

つまり、生体から抽出するヒアルロン酸はものすごいコスト高になるのです。

乳酸球菌を発酵したバイオヒアルロン酸の利便性

発酵法の場合は、
培養液中の微生物及び、その他の溶けない成分を、
濾過もしくは遠心分離、もしくは沈殿法などの簡単に操作で、
高純度のヒアルロン酸を得る事ができ、
大量生産が可能な上、低コストでできあがります。

ヒアルロン酸は、化粧品の原料としてはもちろんですが、
点眼剤、リューマチ治療薬、美容注射、人口皮膚、
癒着防止剤

  (臓器を取り出す手術の場合、臓器の乾燥や隣接する臓器との癒着を避ける為に、
  もともとが生体高分子なので、そのまま体内に入っても問題がないため、
  シート状のヒアルロン酸Naを付けます。)、
関節炎の治療薬、火傷の外傷被覆剤、ウェナー症候群の関連物質、
などなどの医療やその分野でも広く使用され、
アメリカやカナダに於いては、1980年から、
白内障の除去や緑内障、、角膜損傷などの眼科手術の際に
ヒアルロン酸を原料にした粘張液を手術中の目ら注入し、
この形状を保つ事で繊細な目の組織を物理的損傷から守る方法が行われるなど、

需要が高まり、低コストで大量生産される事は望ましいもの
でした。

ただし、規制緩和以前のヒアルロン酸Naは
「ニワトリ鶏冠によるヒアルロン酸Na(1)・グルコン酸濃度43,0〜51,0%」、
「乳酸球菌によるヒアルロン酸Na(2)」、
「ニワトリ鶏冠によるヒアルロン酸Na(3)・グルコン酸濃度37,0〜43,0%」
の 3種類に分けられており、
ヒアルロン酸Na(2)の発酵法については
由来の菌による溶血作用を懸念して、
「溶血性連鎖球菌を含まない試験、溶血性がないかの試験」
があり、
体内に注入するなどの医薬品用途としては長く使えないのでした。

規制緩和された頃から、やたらと「プチ整形」が話題になり、
ヒアルロン酸の注入などが身近(かな?)
みたいな記事が多くなった背景はこれでした。
アンジェリーナ・ジョリーみたいな唇になりたい!と言って、
唇にヒアルロン酸を注入した人が居るとかってよく聞きましたよね。


グレード


そして今では、ヒアルロン酸は安全性が高いとされているのですが、
製法によっては、「含まれる不純物」が懸念され、
「ヒアルロン酸のグレード」には気を配って入手したいものです。
皮膚一時刺激や皮膚感作性、光毒性、光接触感作性、眼粘膜刺激性、
溶血性、変異原性、経口急性毒性、連続皮膚刺激性、
の試験がクリアされ、
そして
タンパク質の含有量が0,1%以下であり、
生産菌
 (ストレプトコッカス属の微生物・ヒトの病原菌ではないものを使用している事になってはいる)
の付着がない事を満たしていれば、安全性が高いといえるそうです。

しかし、私達がハタが見てもわかるワケがないです。
高純度がどうかを知る術の一つとして、
「水に溶かして濁りがないもの」が精製度が高いもの
です。

濁りは、
菌(乳酸球菌)を培養した培地成分を充分に精製できていない場合に
見られるからです。
精製技術には多額の費用や技術力を必要とするので、
そういった点で、例えば安過ぎるメーカーのものには気をつけましょう。
(中にはそれでも高値の場合あり。悪徳。)

そしてピュアなヒアルロンならば、
純度が高くてけっこうな粘度の状態であっても、
ベトつかずにスーっと肌に馴染んでいく、という事です。
いつまでもベタベタするものには要注意。


天然とバイオは本当に同じか?

本当に天然ヒアルロン酸とバイオタイプヒアルロン酸が同じかどうか・・・
というと、
ヒアルロン酸というものは、
タンパク質と糖が混ざり合った非常に複雑な構造をしているため、
全く同じものとは言い難い面があるそうです。
「同じだ!」とする人も居るんですけどね・・・。
ま、理屈というか、構造上は同じではあるか。


使用感は、
ニワトリ鶏冠由来で分子量数万〜500万以上といわれ、
バイオタイプでは数万〜200万まで、といわれているので、違ってきます。
どちらも同じ分子量ですら、触感は異なるそうです。


分子量(極限濃度)による使用感、保湿感の違い


ヒアルロン酸の分子量の違いは、触感に相当な違いを与えます。
分子量の事を極限粘度と表現する場合もあるそうです。

分子量が大きいもの、すなわち高分子ほど、
保湿効果が高く、スベスベ感ゆシットリ感を持ち
ます。
その単純な理屈は、
「高分子になるほど、水分の蒸発速度が遅くなり、長く肌が潤う」
からです。

  しかし、それを「ベト付き」として嫌う人も居て、
  分子量が小さいものを好む人も居ます。

先日書いた「スーパーヒアルロン酸」は「アセチルヒアルロン酸Na(AcHA)」です。
分子量10万程度と言われており、非常にさっぱりしています。
この場合は、先日も書いたように、
「グリセリンに溶けやすい」などの特徴があり、
併用する保湿成分の力を借りて保湿するヒアルロン酸としては、
肌がよく溶けたグリセリンなどの保湿成分を多く抱える、
という意味で保湿力が高い
、とされているのです。

   ※アセチルヒアルロン酸Naって?
    ヒアルロン酸の水酸基をアセチル基で置換した構造を持つ。

こちらは他の保湿剤との併用で、
0,2%濃度の使用で乾燥肌の改善が可能だとされています。

アセチルヒアルロン酸Naは世界で資生堂だけが作っていらっしゃいますが、
高価格で、通常のバイオヒアルロン酸の3倍といわれています。


皮膚自らがヒアルロン酸産生を促進するもの

皮膚表面には保湿膜という意味で
「塗って有効」という事はわかりましたが、
真皮から減少するヒアルロン酸はどうにかならないのでしょうか。

皮膚自らがヒアルロン酸を産生するといわれている成分を抜書きします。

・ビタミンA酸(レチノイン酸)
・アルファヒドロキシ酸
・Nメチル-D-セリン(NMS)


飲むヒアルロン酸はどうなんだろう?

私も昨年はじめくらいまでは、いくつかヒアルロン酸を飲んでみましたが、
継続しなかったために効果は全くわかりませんでした。
継続したいという魅力がなかった、というのが本音かも知れないです。
なんだか広告に踊らされているような気がしてならないので、
私はあまりコラーゲンだとかヒアルロン酸は飲まなくなりました。
けど、本当はどうなんでしょう?

ヒアルロン酸は経口剤として医薬品の認可を受けていないので、
薬事法上でいう効果を謳う事が出来ないそうです。
あくまでも健康食品(法律上はただの食品)です。

天然のニワトリ鶏冠ヒアルロン酸には、たくさんの効果試験報告があり、
ラットではありますが、経口投与の実験で、
90%以上が腸管から吸収されて皮膚に移行して滞留することが証明されています


ラットですが、
「ヒアルロン酸を含むニワトリ鶏冠抽出物を経口投与した場合に、
 皮膚欠損創面の減少と完治日数の短縮がみられた」とあり、
ヒトでの臨床試験も行われ、
「新薬と臨床」や「日本美容皮膚科学会誌」などの本によると、
「乾燥肌で肌荒れ傾向のあるヒトを対象に、
 ニワトリ鶏冠由来の天然ヒアルロン酸を経口摂取すると、
 目の下や首などの水分含量が上昇し、皮膚の滑らかさが増した」とあります。


まんざらインチキではないようですね・・・。


飲むヒアルロン酸で、「吸収性が高い低分子ヒアルロン酸」というのを見ますが、
これは、
ヒアルロン酸が大きな分子なので
口から摂取してもほとんど吸収されなくて効果が現れにくいとの考えから、
「ヒアルロン酸をブツ切りにした」ものです。

実際は、天然のヒアルロン酸を細工しているので、
ヒアルロン酸そのものの良さを失っている可能性があるそうですし、
どうせ飲むなら、
低分子ヒアルロン酸より天然のニワトリ鶏冠由来のヒアルロン酸の方が
有用度が高いといわれてもいます


飲むヒアルロン酸の量は、1日に120mgが目安とされていますが、
40代では400mgが理想だといわれています。トホホ。

もともとヒアルロン酸は全ての脊椎動物に存在していて、
古来からヒトが食べてきたものにはヒアルロン酸は多く含まれています。
中国料理ではニワトリ鶏冠を食材として使うそうですよね・・・・うヴっ。

けど、健康食品に含まれるヒアルロン酸の濃度は非常に高く、
普段の食事で摂る量より圧倒的に多いです。
どんな物でも高度に精製されたものを大量に摂取すると、
体質によっては拒否反応が出たりする場合があるので、
ヒアルロン酸だって大量に摂取して大丈夫なのか?という疑問が出ます。
けど、厳密な条件で安全性が確認された
医薬品の有効成分として認可されている成分でもあるのと、
これまで、ヒアルロン酸による目立った健康被害報告がないので、
まぁ、ある程度の目安を守っている分には、一応は安全な様子です。
ただし、くれぐれも「ホンモノ」を摂取しましょう。

ヒアルロン酸については、まだまだお話しがあるのですが、
あまりに長いのでここらで一旦やめます。

自分が使う原料の事はきちんと知っておきたいから始まったのですが、
最近、内容が、ひどくマニアックになって来てしまいました。
多分、原料屋さんとコアな会話ができる・・・?

2006年3月15日(水)

<防腐抗菌殺菌剤のお話し>

市販品に使われている防腐抗菌殺菌剤について考えてみたいと思いました。
嫌われ物だけど、腐った化粧品の方が本当は怖いのよね。
けど、防腐剤自体もよろしくはないのよね。

どうせいって・・・どうにも、しゃあないですね。 フガフガ。

抗菌剤というのは、使用目的によって「防腐剤」と「殺菌剤」に大別されます。
私は面倒だから、ひっくるめて防腐剤、と書いているけど、本当は違うのよね。

防腐剤とは、
使用段階での汚染から化粧品を守って品質を保持させる為に
微生物の増殖を抑えて死滅させるのが目的

殺菌剤は、
皮膚や頭皮を消毒して清潔に保つために配合
されます。

でも、防腐剤と殺菌剤とは、
同一の薬剤だったりして、
一般的には高濃度で殺菌剤、低濃度で防腐剤として作用するそう
です。


パラベンは本当に悪者か

化粧品メーカーによっては、「パラベンフリー」がウリになるほどのヤバそうなパラベン。
これは、ヤバそうなわりには、ずいぶんポピュラーですね。
なんででしょう。
 
パラベンには種類があって、それぞれ「水への溶解度」が異なります。
水に溶けやすいのが
「メチルパラベン」、「エチルパラベン」
次に溶けやすめが
「プロピルパラベン」、
油に溶けやすいのが
「ブチルパラベン」。
(ブチルパラベンは環境ホルモン作用が懸念されて最近は特に嫌われています。)

パラベンは、
化粧品そのものに添加された場合と、
原料自体の防腐剤として添加されている場合があります。

パラベンの配合上限は、総量で1%ですが、
良心的なメーカーでは、
実際は0,01〜濃度の使用で、平均0,12%濃度程度しか使っていないのだそうです。
(私が計ったわけではない)。
メチルパラベンなどは単体で平均0,1%濃度で、
多くても0,3%以上は配合されていなかったりするそうですが、
理由としては、
メチルパラベンは、
敏感肌の人は濃度が0,25%でも刺激を感じるといわれている物だからだそうです。
けど、少なくしているだけで、
一般の化粧品の中身を見ると、
メチルパラベンの配合のない化粧水なんて、ほとんど「ない」ほどに使われています。

たくさんの種類のパラベンが配合されている物が多いですが、
これは、水溶しやすい、とか、油溶しやすい、という理由で重複必至もありますが、
パラベンは最低でも2種類以上を併用した方が抗菌力が増すので、
パラベン総濃度を少なくできるという仕掛けがあります。
  例えばメチルパラベン0,04%で抗菌でき、0,02%では抗菌できない菌があったとして、
  プロピルパラベンを併用すると、
  「メチルパラベン0,02%とプロピルパラベン0,01%で抗菌できるので、
  この化粧品のパラベン濃度は0,03%で済み、
  メチルパラベン単体での0,04%よりパラベン濃度が低くなるわけです。

また、
抗菌剤でもある「BG(1,3-ブチレングリコール)」で化粧品を防腐しようとすると、
防腐力獲得の為のBG濃度は30%〜50%も必要になるのでベタベタになりますが、
抗菌力(入ってきた菌を殺す力)まではない、
静菌力(入った菌の繁殖を抑制する力)狙い程度としては、
メチルパラベンを0,01%だけ併用したら、BG濃度は5%で済むそうです。
パラベンを配合する事で、このように他の抗菌剤も減らせるというわけです。

にしても、「パラベンフリー」がウリの化粧品もある事で、
パラベンは悪物扱いです。
果たして、どれくらい悪物なのでしょう、

実際は、フェノキシエタノールやBHTより安全性が高いというデータがあったりします。
  ※マウス経口実験ですが、体重50kgの人が食べたら5割の確率で死ぬ量は、
    フェノキシエタノールで50g、
    BHTは52g、
    に対して、
    メチルパラベンとプロピルパラベンは400g以上、
    プロピルパラベンは315g以上、
    だったらしいです。
上げたものは皆、配合上限1,0%ですが、
パラベンが特に悪物として誉れ高いのは、
旧表示指定成分であるのと、
「パラベンフリー」なんて製品があるからなのかも知れません

(実際、濃度によっては、特定の敏感肌には刺激がある、というデータはあります。)

それでも一般的にはパラベン配合の化粧品が多く見られる理由は、
「便利」だとか「安い?」だとか「なんでも良い」だとかの安直な理由ではなく、
他と比べると比較的、安全性が高いのと、
数種使う事や、
別の防腐剤自体も少量のパラベン配合で相乗効果が生まれたりするゆえ、
防腐剤の全配合量を減らせるからのようです。

化粧品メーカーは、悪どい商売やっているようでいて(笑)、
安全性に対しては研究に研究を重ねていると感じられ。
そうそう、ヒット品は効果が出るモノなんだけど、
本当のロングランは「トラブルのない品」なわけで、
また、一品でもトラブルが起きると企業イメージがガタ崩れなので、
私たちが思うよりも、
「トラブル回避のための最良のレシピ」を研究しているかも知れないのです。
ただ、消費者である私たちは、
「安全で当たり前」くらいにしか思っていないし、安全は基本なんですけどね。


パラベンと紫外線のお話しはどうなったんだろう?

そういえば、昨年夏に、
「メチルパラベンは紫外線を浴びると、
シワやシミに繋がる皮膚老化を促進する」という報道がありました

これって、実は翌日になっても報道したのは朝日新聞だけだったんですよね。
厚生労働省や、他、中間機関での報告はないのでした。

報道自体も、
大手化粧品メーカーの実測データでは(天候によるとしても)
7月の沖縄で4時間半で10万ミリジュール、
8月の横浜で5時間で5万ミリジュールとなっているのに、
「夏の一日の平均紫外線量は1平方センチ当たり30ミリジュール」
と書いた部分はなんだったんだろう?
基準数値が間違ってるのって、おかしいですよね。
私がこの記事に不信感を持ったのは、流し読みした最初ではなく、
この報道が尻切れトンボだったので、もう一度ゆっくり読み返した時に、
この紫外線量の可笑しさに気付いたからでした。
なんじゃっ、こりゃー、みたいな。

そして、よくよく読むと、
試験は「丸裸の細胞」と言える、
今じゃマトモなデータは取れないというのが常識になっている培養細胞でしたが、
まるで「普通の肌への塗布」みたいな書き方でした。
この報道は、学会で研究員が納得していないデータ発表だって。

といっても、「裏読みしない」
要するに「ごく当たり前の消費者」には恐怖感を与えただけです。
もし、これが正確ではなかったら、
まるで昔の「ガン細胞からパラベン検出」という間違いが、
長年まかり通るかも知れないのです。
怪しい報道でしたね。
で、結局はどうなんでしょうか。

ちなみに、「パラベンと紫外線」については、
ずっと以前に米国FDAが検証していて、一応、安全だという事になっています。

決して「本当に安全」かどうかは私にはわかりませんが。
私も別にパラベンが好きというわけでもなく、
配合については、単に「しょうがないか」な消極的な意識です。
何かもっと優秀な代替があれば、そちらの方が良いです。


エタノール、フェノキシエタノール、BG、BHT、BHA、DPGについて

さて、「パラベンフリー」の場合、
「防腐剤フリー」ではないですし、製品の防腐は必要です。
しょせんは、何か使っているんだよね。

何を使うか、というと、
例えばよく目にするエタノール、BG、フェノキシエタノールなど。

けど、
エタノールで防腐すると、敏感な肌には刺激です。
私は敏感肌ではないと思うけど、エタノールは大嫌いです。
BGで防腐するには、30%濃度でも効力不足なので、ベタベタになります。

フェノキシエタノールは、
別名エチレングリコールモノフェニルエーテルで、
グリコールエーテルの一種であり、
粘度がある液体です。
グラム陰性菌に対して特に有効ですが、
肌刺激を感じる人は多く居ます。
このフェノキシエタノールは、
しょせんパラベンやデヒドロ酢酸と組合せて防腐効果を出している場合が多く、
香水の保留剤としても使われます。
配合上限は1,0%。

他にやたら見掛ける成分に、
BHT(ブジルヒドロキシトルエン)だとか、
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
DPG(ジプロピレングリコール)があります。

BHTは旧表示指定成分で配合上限1,0%、
BHAも旧表示指定成分で配合上限たったの0,2%、
DPAには配合上限はありませんが、 肌トラブル報告は多くあるそうです。

BHTは鉄塩による着色なく、耐熱性があり、
安価なのでよく使われる酸化防止剤で、
主に油脂類の酸化防止力があるそうです。

BHAも似たようなモンで、石油に対する酸化防止剤として開発されたそうです。
動物性油脂の酸化防止に優れているけど、
紫外線照射で着色の傾向があるとか。
BHTとBHAは併用で相乗効果が高められるので、「もれなくペア」なんて場合あり

DPGは、
プロピレンクロロヒドリンまたはプロパンオキシドの加水分解によって得られる
PG(プロピレングリコール)の脱水縮合体。
保湿力も持ち合わせるので、「防腐剤」ではなく、
「保湿剤」として扱っているフリができます

BHT、BHA、DPAがよく配合される理由は、
嘘か誠かは知らないのですが、
「消費者が何物か知らないから」なんても言われています。
まさか・・・。

「敏感肌の方も使えるパラベンフリー」なんてうたいながら、
旧表示指定成分や肌トラブル報告のある防腐剤が配合されているのは、
なんかヘン
だと思うのですが・・・。
別にパラベンフリーを自慢していなかったら何も思わないんだけどね・・・。


その他の防腐剤

私自身は今までトラブルがないので気にしなかった防腐剤ですが、
他の「よく見掛ける」防腐剤も見てみます。
たいていが、かなりきょわいものみたいです。
配合上限が0,0×%のものなんて、
私の大雑把な「計り方」では恐ろしくて絶対使えないですわ・・・。

・安息香酸
 安息香の樹脂から分離して得るが、合成法でも作られている。
 pH値に左右されやすく、
 酸性ではほとんどの腐敗や変財菌に発育阻止作用を示すものの、
 pH5,5以上では効果がない。
 もともと静菌作用は強いけど、殺菌作用は弱い。
 配合上限は0,2%。

・安息香酸ナトリウム
 配合上限合計1%。

・塩化ベンザルコニウム(ベンザルコニウムクロリド)
 強い殺菌力を持つ陽イオン性界面活性剤。
 この性質と、毛髪に吸着して柔軟効果や静電防止効果があるので、
 シャンブーやリンスによく配合されている。
 毒性と皮膚刺激性あり。
 配合上限は洗い流すものはなし、洗い流さないものと粘膜使用は0,05%。

・塩化ベンゼトニウム(ベンゼトニウムクロリド)
 強い殺菌力と防臭作用を持つ陽イオン界面活性剤。
 性質を利用してシャンブー、制汗剤、洗顔剤に配合されている。
 配合上限は洗い流すもので0,05%、洗い流さないもので0,2%、粘膜には使用不可。

・イソプロピルメチルフェノール(シメンー5ーオール)
 殺菌、防腐、防黴剤として配合されるが、
 弱い収斂性と紫外線吸収性あり。
 配合上限は洗い流さないものはなし、洗い流さないものと粘膜は0,1%。

・クオタニウムー73(ピオニン、感光素201号)
 抗菌性を持つシアニン系の色素。
 もともとは黄色ブドウ球菌や大腸菌への阻止作用があり、
 化粧品には強い抗菌力を利用して、
 皮膚の洗浄(ニキビ肌用に)や整肌、保護の目的でも配合するが、
 経皮使用による皮膚への影響はないとされている。
 化粧水には防腐力を利用して配合されるようだが、
 配合上限は0,002%。

・クオタニウムー45(感光素401号)
 初めて実用化された感光素301号に次いで
 低毒性を目的としてつくられたアミノビニル系の色素。
 抗菌性もあるが、細胞ふ活作用や新陳代謝促進作用も持ち合わせる。
 が、低毒性というわりには配合上限はたったの0,002%。

・感光素101号
 シアニン系の色素。
 感光素とは、もともと、
 「写真の感光膜の感光度を高める性能を持つ物質」だが、
 こんなモノに種々の薬理作用がある事がわかって以来、
 医薬品としては、白血球どん食作用促進、外科的疾患の治療に、
 化粧品としては、抗菌、皮膚の洗浄・保護・整肌目的に使用されるようになった。
 配合上限0,002%。

・サリチル酸(サリチル酸Na)
 化粧品の場合は防腐剤、食品にも防腐剤として用いられるが、
 最近はあまり使われない。
 医薬品の場合は角質溶解剤として用いられ、
 2〜10%の軟膏や液剤は、はくせん症、角化症、ひこう疹、ざそうなど、
 50%絆創膏は、ウオの目やイボ、タコに利用される。
 ニキビにも有効だが、化粧品への配合上限は0,2%。

・フェノール(石炭酸)
 各種の殺菌消毒剤の効力を判定する際の尺度である
 石炭際係数測定法の標準化合物になっている消毒殺菌剤。
 皮膚や粘膜に対して腐触性や局所麻酔性を持ち、
 希薄溶液ですら皮膚に湿疹を生じて
 細胞の壊死を起こすといわれている恐ろしい成分だけど、
 化粧品では、フケ止めトニック、ニキビ湿疹用の化粧水やクリームなどに
 用いられるようで、配合上限0,1%。
 10〜20%のエタノール溶液は、梅毒性初期硬結、コンジローマに、
 希釈水溶液は、皮膚疥癬、凍傷、火傷、中耳炎、痔結節、歯髄腐食などに
 用いるとの事。

・フェニルフェノール(オルトフェニルフェノール)
 一般に工業用途に広く使用されるが、
 充分に精製したものは、化粧品用防腐剤として使用されている。
 配合上限は洗い流すものはなし、洗い流さないものと粘膜には0,3%。

・デヒドロ酢酸(デヒドロ酢酸Na)
 殺菌作用はなく、微生物の発育を阻止する作用を持つ。
 しかし、グラム陰性菌、乳酸菌、偏性嫌気菌への作用は弱く、
 グラム陽性菌、黴、酵母に効力を持つ。
 化粧品には防腐、防黴剤として配合され、配合上限は0,5%。
 食品保存料として、バター、マーガリン、チーズにのみ使用が認められており、
 配合上限0,5%。

・トリクロサン(トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル)
 なんとなく名前は怪しいが、皮膚刺激や感作がなく、毒性がないとして、
 安全性の高い抗菌剤の一つと見なされている防腐殺菌剤。
 化粧品には皮膚の消毒剤、防腐剤、抗菌剤として配合され、
 配合上限は0,1%。

・トリクロロカニルバニリド(トリクロカルバニン)
 グラム陽性菌に対して優れた防腐、殺菌力を持つ。
 ただちに洗い流す以外の化粧品への配合上限は0,3%。
 洗い流さないものへの配合上限はなし。

・クロルへキシジン(クロロヘキシジン)
 特にグラム陽性菌に対して効果が見られるが、各種細菌に広い抗菌力を持つ。
 刺激は低いとされている。
 歯磨粉や防臭剤、制汗剤などの使用が多いが、
 配合上限は、洗い流すもので0,1%、洗い流さないもので0,05%。

・グルコン酸クロルヘキシジン液(グルコン酸クロルヘキシジン)
 クロルヘキシジンのグルコン酸塩水溶液の殺菌防腐剤。
 抗菌スペクトルが広く、グラム陽性、陰性の両菌に有効で、
 抗菌力も強く、た、持続性殺菌作用がある。
 持続性の強力な皮膚や器具の殺菌消毒剤として使われている。
 洗い流すものへの配合上限なし、洗い流さないものと粘膜使用は0,05%。

・塩酸クロルヘキシジン(ヒビテン、クロルヘキシジン2HCI)
 強い抗菌力と、広い抗菌スペクトルを持つ合成抗菌剤。
 グラム陽性、陰性の両菌に強い抗菌力を持ち、
 難溶性と持続抗菌作用が必要な場合に使いやすいとされる。
 傷に塗布しても比較的無刺激だといわれているが。
 配合上限は0,1%で、粘膜に使用する場合は0,001%。

・ヨウ化パラジメチルアミノスチリルへプチルメチルチアゾリウム
 (ヨウ化ジメチルアミノスチリルへプチルメチルチアゾリウム)

 ビタミンB1に類似したチアゾロスチル系化合物で、これも感光素の一つ。
 水には溶けず、エタノールに一部だけ溶解する。
 無刺激の殺菌剤や酸化防止剤として幅広く使用され、
 微量で種々の薬理作用を示す。
 配合上限は、0,0015%だが、粘膜使用は不可。

・ソルビン酸、ソルビン酸K
 どちらかというと食品の防腐、防黴剤としては優れるが、
 化粧品や医薬品での力は期待できないそう。
 化粧品への配合上限は0,5%。

他、あまり名前に馴染みのないいろいろな防腐剤は、
頭髪品やデオドラント品に使われていました。
防腐剤って種類が少ないですね。

防腐剤は表示ではわかったとしても、
その「防腐レシピ」に関しては、たいていどこの化粧品メーカーも、
ホントかウソかは知らないけど、「企業秘密」なんだとか

ちょっと配合を間違えたら刺激になりかねないので、
決して悪い意味での秘密ではなく、苦労して開発した防腐の黄金レシピだから??
ひょっとして、有効成分より防腐こそが化粧品の要???
かも知れない・・・。
効く効かないより、まずは「安全第一」かもかもだから・・・。

2006年3月14日(火)

<スポーツニュース編>

誤審

ワールドベースボールクラシック
次リーグの判定はムカつきますね〜。
世紀の誤審もイイとこです。
フツウの神経しているならば、あんな勝ち方しても、誇りが許しません。
なんでもエエから勝ちならエエんですかね。
スポーツするなら誇りを持って欲しいものです。

結局、 野球発祥の地であるというだけの、できそこないのプライドは、
たいした野球ができないんじゃないですかね。
何が「憧れのアメリカンベースボール」だよ。

37人の内、22人がアメリカの審判だったって?
しかも、マイナーリーグの審判だらけって?
国際試合としては、何かバカにしていると思えます。
  審判問題は、サッカーでもK1でもあるんですけどね。

西岡選手が身軽過ぎたというか、ウマ過ぎたから
審判を間違えた・・なんて、どういう皮肉でしょ。

いい加減、野球も映像判定しても良いんじゃないでしょうか。

今だに第二次世界大戦後の勝利国と敗戦国に於ける関係の悲劇がここに・・
と思った私。
考え過ぎではないと思うが・・・。

王さんに、もっと暴れて欲しかったわ。
星野仙一さんが監督だったら、ベンチでも投げつけてくれていたかもかも。
そしたら、まだスーッキリしたって話よ。

腹立つったら、イチロー選手は日本代表で出ているのに、
なんでゴリラ、じゃなくて松井選手はノウノウとメジャーリーグで活躍してますのん?
なんかタカビー。
いや、ついでの話ですけど。


スーパーアグリF1の奇跡は・・・


F1もはじまりましたが・・・
スーパーアグリF1も、山あり谷ありをくぐり抜け、いよいよ本番です。
鈴木亜久里代表には、夢に向かって、かなり苛酷で大変な日々だったようです。

まだまだマシンもテスト走行も中途半端だそうで、
「完走するのが目標」だとか、「奇跡の完走」 なんて・・・
涙ぐましい事を聞くにつけ、悲しくなってしまいました。
どうせなら、表彰台目指してください・・・

と思ったけど、確かにヒドい。

給油ミスが繰り返され、
無線機の電波が悪くてコミュニケーションが取れず、
琢磨は6回もピットに入ったんです。
しかも、後部から追い抜くのが得意な琢磨が、ずっとペトのままでした。
完走した時、奇跡だと思ってしまいました・・・。
なんてレベルだ・・・・。

2002年に撤退したアロウズの英国工場を借りて、
そのアロウズの2002年型車を基に、
2006年の規定に合わせて変更して作られたマシンは4年落ち、
スタッフはF1初体験者だらけ。
これで参加できている事自体がスゴい・・・。

4年落ちのマシンでは勝負にならないのは、目に見えているので、
5月頃には新開発車になるそうだけど、気長に見守りたいものです。

亜久里代表は現役引退後、若手レーサーの育成に取り組み、
子供のカートレース、 全日本F3、スーパーGT、
フォーミュラ・ニッポン、北米のインディカーなど、
たくさんの分野で活動を広げていて、
「自動車メーカーのためではないチーム」としてF1参戦が夢の頂点でした。
彼の
「夢をあきらめない」 という言葉と、それを実現するそのパワー、
そのくせ、ノホホンとした笑顔としゃべり方が私は大好きですが、
本当に最後まで頑張って、来年も参戦して欲しいものです。

でも・・・悲しいのは、なんてスポンサーの少ないチームなんでしょう・・・。
ド派手な広告だらけに見慣れていたので、
あまりにスッキリした柄の車やウェアに目を疑いました。
資金繰りだって大変。
一度ポシャったら何億の世界だから、そういう面から見ても私はドキドキしてしまいました。

ホント、フェラーリやルノーはお金持ち!という感じ丸出しでね・・・。
お願いだから、亜久里代表、ついでに
「お金があったら勝つねん」というイメージを払拭して下さ〜い。
「夢をあきらめない」なら、もっともっと大きな夢をあきらめないで。

時に私みたいな人間でも、いろんな事が重なると、ついつい夢を捨てたくなるけど、
私も夢をあきらめない、と思えたんだから・・・。
夢は夢じゃない。
寝ていても叶いはしないけど、パワーを持てば、必ず叶うはず・・・。
と思って生きていたいから。

       


<ヒアルロン酸原末を使ってみたら>

ヒアルロン酸Naの使い方


先に書きますが、
「ヒアルロン酸」は化粧品原料では「ヒアルロン酸Na」といいます。
けど、ここでは面倒なので、Naは省きます。
  
よく聞くのは、
「ヒアルロン酸はたったの1gで6Lもの水を抱え込める」って事ですが、
これ自体は真実ですが、
肌に塗布したからといって、それがそのまま適用されるワケではありませんね。
よく読むと、
「ヒアルロン酸そのものがqgで6Lの水を抱え込める」ってだけです。
まるて゜、大阪の居酒屋の入り口の看板ですな。
「ビール、何本飲んでも1本400円!」なんてやつ。
よく読むと当たり前〜〜。

ヒアルロン酸は、グリセリンかオイルか、何か保湿剤を一緒に配合しないと
ヒアルロン酸単体では、
皮膚に塗布しても、1時間以内で蒸発してしまう
といわれています。
あくまでも別の保湿剤とのエナジーで効果が出るものらしいです。
  理想では、例えば
  ヒアルロン酸濃度「1」に対してグリセリン濃度「10」だそうです。
「1gで6L」とは、錯覚イメージの宣伝文句でしょう。


ヒアルロン酸原末って、少量でしか使えないものだったのね・・・

私はこれまで、ヒアルロン酸といっても、
手軽なので、ヒアルロン酸水溶液を利用していたのですが、
それじゃ、あまりにヒアルロン酸濃度が低いかと、
初めてヒアルロン酸原末を利用してみました。
び、び、びっくりしました

その糸引き粘度に。

私はフローラルウォーターや弱酸性水を利用して、
ただ、使いたい分を測って原末を放り込んだのですが、
当然、するすると溶けるワケがありません
ミニ泡立て器を使ってシェイクしても、塊のようになって浮きます。
で、放置する事にしました。

思いっきり攪拌するとか、熱を加えるとか、そういう面倒な事は必要はなく、
別に放置でもかまわないんです。いずれは溶けます。
見ていると、
ビーカーの中で、白い塊が少しずつ少しずつ溶解していくのですが、
それはそれはスローです。

私が作ったのは2種類。
美容液用に、
「ローズ水20mlにヒアルロン酸原末小さじ1/4」と、
化粧水用に、
「ローズ水25ml弱酸性25mlにヒアルロン酸原末小さじ1/8」でした。

お風呂から上がってきたら、ビーカーの中が透明になっていたので、
ウキウキしてガラス棒で掬って取ると、ニュルニュルです。
むちゃくちゃニュルニュルです。
ドロドロと言っても良いでしょうか。
糸を引くほどです。

私が手に入れた、この原末の製品は、分子量がデカいのでしょうか。
分子量が低いとサッパリしているとは聞いていますが・・・。
  
  ※よもやま話その1
   スーパーヒアルロン酸というのがありますが、
   「アセチルヒアルロン酸Na」の事で、
   一般のヒアルロン酸の分子量120万に対して分子量10万ですので、
   シャバシャバしているそうです。
   単体での保湿力はどちらも同じなのですが、
   グリセリンやエタノールに溶けやすいのが特徴で、
   ゆえに保湿力を2倍持つ、と言われています。
  
  
また、これって、正確な濃度はわかりませんが、
小さじ何分の一って、ホント、少量なんです。
なのに触った感じは むちゃくちゃドロドロなんです。
けど、そのドロドロは、肌に乗せるとスンと消えて肌がハリっと張ります
なんだか、ラッピングしたみたい・・・。

この「張り感」は、どう考えても「膜」ですけど、
ポリマー膜ではないので、
後でパリパリが出てくるとか、モロモロになるとかの類ではないですが、
気持ち悪いと感じる人も多いかと思いました。

美容液の方は、
さらにマリンコラーゲンやCoQ10、グリセリンを混ぜましたが、
用意していたボトルに入れた藻取り出せないほどのテクスチュアなので、
ジャーに入れました。
プルプルジェルみたいなものです。

使うとゲッてほどにハリーっとなります。
ラヴェリーのリフティングセラムジェルを彷彿とさせますが、
それのヒアルロン酸濃度が10倍以上になった感じです。

化粧水の方は、
さらにパンテノールやグリセリン、マリンコラーゲンを混ぜました。
ボトルに入れても出てくる程度のドロ味ですが、
化粧水として使うとネットリし過ぎています。
まるで美容液です。
ので、美容液ばかり要らないので、
さらにローズウォーターと弱酸性水を足して水っぽくしてみました。

という事で、売られてる「ヒアルロン酸配合化粧水」 の
ヒアルロン酸濃度を覗けた気がしてしまいました。
  ・・・もしかして、例えば4番目にヒアルロン酸Naとあったならば、
  もし分子量が小さいスーパーヒアルロン酸だったとしても、
  濃度はどう考えても0,03%程度的な気が・・・。
  なら、後ろに続く他の成分は、「順めちゃくちゃ」の世界だとしても、
  もっともっともっと少ない可能性があるのだ・・・。
  だから、ウン千円する化粧水の「ほとんど」というか、
  98%ほどが、水だとかグリセリンだとかジグリセリンだとかBGって事に・・。

  なんだかショックな話。
  知らない方が良かった。

しかしながら、濃度が濃ければ良いというものではなく、
適量というものも知った次第
です。
効果がどうとか言うより前に、濃度が高いと使えません・・・。

ラッピング的感覚を持ったので、
もしかして、「水物」より、クリームに使用した方が、
特徴を生かせるのではないか
と思いました。
今度はヒアルロン酸クリームを作ってみたいです。

美容液とセラムは、まだ1回しか使っていませんが、悪くはないです。
使い続けてから、またレポしたいと思います。

ちなみに防腐は、
クレープフルツシードエクストラはダマになって相性が悪いので、
ティートリーとグレープフルーツシードとローズマリーのエキストラクトを
混ぜたものを使いました。
これならダマは出ませんでした。


<その他手作り話>



初のクレンジングクリームは○

クレンジングミルクはハウシュカやジュリークなどが好みですが、
フと思いついてクレンジングでもオイルままではなく、
クリーム状のものを作ってみたいと思いました。

クリームのテクスチュアというか、乳化についてはいろいろやってみますが、
なかなか難しいです。
で、「落とす」が前提なので、ホウ砂を使ってみました

げっ・・・。
薬局に買いに行ったら、私が使う量は小さじ1/2の世界なのに、
300g入りですよ・・・。
これ、使用期限までに絶対なくならないですね・・・。邪魔。
680円でした。

乳化は良い具合にできました。
けど、ホウ砂を使ったから特にどう、という違いはわかりませんでした
レシチンなどを使わなかった分、そのワリに良い感じではあります。

あまり期待しないで作ったレシピは、
クレンジングなだけに、
最近、クリームレシピにむちゃくちゃ凝りだした私としては、
初期作品のクリームほどに、かなりの単純構成。

・精製水 50ml
・ローズ水(ラベンダー水にしたかったがなかった) 50ml
・アプリコットカーネルオイル 50ml
・カレンデュラ浸出油 20ml
・アーモンドオイル 30ml
・植物性乳化ワックス 小さじ1
・ホウ砂 小さじ1/2

精油は
・セージ、フェンネルスウィート、ティートリー、ラベンダーを全105滴。

すみません。注意。これ、このまま作ったら大量に出来上がります。

  実は、私はこうして書いていても、
  思い出しているだけで、いちいちメモらなくなっている場合多々で、
  レシピはその時々でテキトーするクセがついていて、
  精油も気分で突っ込んでいる状態です。
  同じものが作れないという恐ろしい事になっています。
  面倒がりが爆裂。

これ、想像より、ズンと良いテクスチュアのものができました。
オイルオイルしていなくて、適度に水っぽくて後肌がサラサラなんです。
気持ち良い〜。

なんだ、使い心地の良いクレンジングクリームも作れるんじゃんか・・・。
もしかして、凝りだして市販品を買わなくなる可能性大です。

これについては、たいした材料を使っていないので、コスト安。
買うより安上がりの上、後肌イイ感じで一石二鳥とはこの事かな〜。

テクスチュアを追求したら・・・


さて、クリーム造りのキーはテクスチュア。
これがまだまだウマくできません。
で、滑らかさを追求したら、効果が薄れた気がしたものも出ます

効果は市販品よりグンと高いのですが、未だにクリームは難しいです。

面倒で写真を撮ったのは初めてなんですが、
これでテクスチュアがわかるでしょうか。
今は、こんな感じのが出来上がります。

白いクリームは単純構成のクレンジングクリームです。

左2つは非常に滑らかな心地になりましたが、
なんとなく私としては浸透感が薄いです。
効果落ちと感じています。

左下が失敗とも言えるバーム状ですが、
実は、これの方が浸透感が強いです。

最近、工夫して作るのが、またおもしろいと思い出したので、
いろいろ試してみています。
かなりパワーアップして来ました。

ちなみにテクスチュアを滑らかにする、そして乳化の達人になるポイントは、「攪拌」
材料より何より、まずは「攪拌」が要でした。
ま、食べる方のクリームみたいなもんです。

極端を言えば、攪拌ポウルに入れて、
電動ミキサーで思いっきり攪拌しても良いくらいです。

で、もう一つは、そのものの温度。
溶かすために湯煎にかけながら攪拌するのも当然ですが、
冷めていく時にこそ、クリクリクリクリと止めずに攪拌すると、次第に滑らかになるのでした。


右上の白いのがクレンジングクリーム。
サラリ系。

右下は、久々に失敗か、
のハンドクリーム。
失敗の意味は、
かなりバーム的になった点。
けど、しばらく後に浸透します。
黄色は
様々なオイルや有効成分の色。

左はCoQ10高濃度クリームと
リンクルクリーム。
これは、
どちらもすごく滑らかにできました。

片方の黄色は、
CoQ10の黄色のせい。
バターは未精製シア。

もう片方は、
ボリジオイルと
未精製ホホバオイルの色。
バターはアボガド。