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お天気は兵庫県南部の予報です。かなりの度合いではずれてますのであしからず。
2006年2月28日(火)

いやぁ、私、1週間と1日も日記をお休みしちゃったんですか。
なんだか日が消えていくみたいに早いんですけど・・・
「2月は逃げる」と言われているけど、本当に逃げました。短いっ。

けど、さすが春へ向かう季節。
関西は陽射しの強い日が続いたりして、完全にセーターが気持ち悪い気候です。

そして、新物、既存物、含めてボチボチと春メイク物を集めています。
季節が変わるのに、大人しくしているワケがない〜。

フェイスパウダー
全く興味がなかったのに、
凄腕のBAさんに勧められて買っちゃった「ディオールショウパウダー001」
001は見た目、白色のもの。

これの色付きのチークは、発売当時にテスターしたら、
本当に、まるで発色しやがらないと判断して買わなかったんだけどね。

それに、元祖はサンローランだと思うけど、
このパフが汚れたらどうなるんだろうと思うと気持ち悪くて無視していたんですね。
今じゃ、似たようなものが、ランコムにもクラランスにもあるさ。

「携帯にすごく便利なんです。」と言われながら顔全体にハタハタしてもらったら、
あら〜、顔色が冴えて綺麗。まじぃ?
と購入に至ったのですが・・。

おーい。テスターは小さくて可愛いけど、本体はデカいじゃんかよ。
その上、更に、具合の悪い事に、フタがっっ!バッカデカいじゃないっすか。
どこが携帯に便利なんだか。
しかし、ズラッと並べられた購入品を見ながら、なんとなく断りにくくて、
それと、顔色の冴え方に感動を示しただけに、
ますます断りにくくて、結局買っちゃったんです。

後で後悔しましたさ。 やっぱりね・・どう押し込んでもポーチでは邪魔。
フタのせいです。フタ。
いくら私がディオールの製品には夢がある、と思ったって、このフタは本当に邪魔。
小さくても夢はあると思うけどねぇ。

そうそう、一応、パフは外して洗えます
外しにくくて付けにくいけど。
私のように、小さい頃、リカちゃん人形の着せ替えが邪魔臭くて、
リカちゃんの首を外して着せ替えていたような人には不向き
でしょう。
  私のリカちゃんは、首を外して着せ替えていたせいで、
  結局、首に切れ目ができて顔まで裂けまして、
  友達に怖がられましたが、このパウダーケースもそんなハメになるかもな。

パウダーの質はラメパール系なので、
粉体の感じはわかりにくいけど、粒子はかなり細かいです。
自分でパタパタしてみると、どーも付いた感じがしないのですけどね・・。
鏡から顔を離して見ると、顔色は冴える
んですよね。

カバーは全くしないけど、メクラまし効果があるものみたい。
なんだか、あってもなくても良いもののような気がしなくもなく・・。

ってか、デカいせいで、
どちらかというとリタッチ用っぽいのに、家用になっちゃった、って話・・・。

左の上の光っているのが、
ディオールショウパウダーのフタを
上から見たところ。
持ち歩きには、むっちゃ邪魔。

トレニュアンセのブラシはまだ未開封。
つまり、
私はリタッチなんかしないタマだからね。
なかなかこのカバーは外れないかもね。

右下のディオールのスキンフラッシュは、
もう4本目。
薄く伸びてハリが出るので
すごく便利です。

ハイライト&シェーディング
私がシェーディングなんかするかぁ?
と思うも、眺めていると欲しくなってしまった物。
ベースメイク手抜きナンバー1かもな私が、
ハイライトですらきちんと入れるんすかね?と思うも。
「クレ・ド・ポー・ボーテのトレニュアンセ」

誰でも簡単に理想の美人な卵型を手に入れる事ができる、
なんちゃってますが、ホンマかいな。
厳密にいうと、
「輪郭の卵型アウターオーバル」と共に、
「顔の内側の卵型インナーオーバル」をも整えて、
「美人の方程式ベストオーバル」な顔立ちの具現化を図りましょう、と言っています。
こんな説明、余計ややこしいがね。

下駄型でも風船型でも卵型になるんかな。
広告モデルはモトから綺麗な卵型だよん。
私は自分の中で最も嫌いなのは顔の輪郭かな。
骨格が嫌いだわ。
こんなのも修正できるんすかね?
と毒づいても、触ると粉の質感が滑らかで使ってみたい、という誘惑に負けました。

ハイライトは自然過ぎない明る過ぎない無難なF2を選んでみました。
白目の色を使ってから、馴染み色で馴染ませます。

乗せても近い鏡では大きな変化はないと思うのに、
鏡を離すと確実に顔色が華やいでいます


最近発売のハイライトは、色よりチラチララメだとかパールの質感が優位だけど、
やはり、これのように多少は発色した方が補正力は強いです。
私は丸顔に見せたいので、頬の下側にも入れます
頬がヘコんでいると疲れババァになるからです。
更に言うと、シャレコウベみたいなオバちゃんって居るじゃん。
あれ、怖いもん。

シェーディングは、濃い方の色を塗ってから、馴染み肌色みたいなのを重ねます。
濃い方の色と言っても、極端に濃くはないので、「汚れた」みたいにはなりません。
たまにありますよね。
シェーディングが度を過ぎて、汚れ顔になってるっての。
それは絶対に大丈夫です。

やはり丸顔に見せたい馬面の私は、
額の上だとか、どう考えても長い顎先に入れます。
フックラ丸顔になりつつ、小顔になる感じは、ある意味スゴイです。
言わば、写真を撮影する時の、レフ板効果みたいな
顔に照明を当てると、アラが全て隠れて、顔色が華やいで、
すごい別嬪に映るでしょう。
私なんか、まじ、自分で自分を誰かと思うような写真が出来上がるんですよ。
それの1/3くらいの補正力はあると思いました。

粉は本当に滑らかで、重ねてもバサ感が出ません
さすがのババァブランド。

それぞれ単体では3,150円だから、
中身は質のワリには決して高くはないのよね。
ただ、
ハイライトとシェーディングの両方を入れるケースが4,200円もしやがるから、
ハイライト&シェーディング&ケースで最初は1万円に消費税がかかるんすね。
ブラシは単体で買うと1本1,050円だから、2本で2,100円、
ケースが2,100円といったところ。

けど、ケースがないと非常に不便なのよね。
クレ・ド・ポー・ボーテは、
以前、プードルエクラを買う時に、
ケース代の割合が多くて呆れたけど相変わらずだわ。

確かにケースにくっついて来る筆の質はヨソのよりは上質だけど、
アナスイと大差ない気がするなぁ。
筆はとにかく柔らかいです
私はもう少し毛が多くて弾力のある方が好みだから、
これはどうでもいい筆なんだよね。
けど、こうして付属していないと、
別筆を出すのが面倒でリタッチしなくなるから、
やはりないよりは、あった方が便利ではあります。

リニューアル後のケースは、
私の嫌いな粉が入り込んで汚くなる「筋」がなくなってうれしいけど、
代わりに指紋が付きまくります。
サンローランのテスター台みたい。

なんとなく安っぽいし、金色の縁取りやロゴが消えたら、
ますます安っぽいだろうと思います。

ハイライトかシェーディングどちらかだけ必要ならば、
同チークのブラッシュクルールのケースが合うそうです。
ただし、これも3,150円もしやがりま〜す。

中身さえ買い替えればケースは永遠かというと、
そういうわけではないので、ケースは、もうチっと安くならないもんかな。

けど、製品は好きです。
ハイライトとシェーデングが一体化して、誰でも簡単に使えるようにした事で、
世間での輪郭形成メイクへの意識が高くなる気がします。

ま、一体化してくれた事で嵩張って、持ち歩くのは、これもムムムだけどぉ。

少しだけ美人になるような気がしなくなくもないです。
ちょっとだけね。


ファンデーション

ごめんなさい。新物ではなく、既存の古い製品なので、情報にはなりません。

最近、エレガンスの下地クリアアップと、
目の下付近にだけ塗っただけで
クスミが払拭される上にハリが出るもんだから、
冒険しないでリピートし続けている
「 ディオールの筆ペンコンシーラー・スキンフラッシュ002」だけで
ベースを仕上げているんだけど、
たまにはちゃんと塗れよな、なんちゃって思った時に、
ゴロゴロと6つも出てきたパウダリーファンデのサンプル、
「アルビオンのエクサージュモイスチュアシフォンAL」

これ、以前に一度試したら、厚塗り仮面になっちゃって驚き
けど、なんでこんなに人気があるんだろう?と、再びトライしてみました。
なるほど、アラは隠れます。
確かにファンデーションの務めを果たしているか。

その上、確かに粉体が多いクリームファンデ程度の出来上がりかも
だから塗り方によっては、やはりブ厚いと思うのだけど、
簡単手軽なパウダリーファンデの中では完成度は高いか、と、
旅行や出張の時用に現品を使ってみる事にしました。

ただでさえ乾燥肌なので、
パウダリーファンデは軽いリタッチ以外では全く用途のない私だから、
パウダリーファンデを普段使いにするなんて冗談みたいな決断なんだよね。
だから、パキパキになって乾燥ババ崩れになったらイヤだわ、と思い、
わざわざ「冬用ください。」と言ったら、夏用は3月発売だってさ。

さて、やはりブ厚いです。
サラリと一回こっきりなぞるに限ります
けど、一回こっきりのなぞりなら、なかなか良いです。
手を汚さずに簡単手軽な点では、やはりパウダリーは便利なんですね。


チーク

ディオールに行く前に、アナスイで見つけたピンクのチーク。
アイカラーがピンクなら、チークもピンク系だよな〜、と先に買いました。
前にハイライト002を買ったフェイスカラーアクセント。

容器に鏡がないから軽いし、
付属ブラシが見た目より密集していて毛質が良いので、
付属ブラシを一切使わない私が珍しく使っています


いちいち別ブラシを出さなくて良いから、
ハイライトのリタッチなんてした事のない私でも、
リタッチしようか、と思えるようになったので、
やはり付属ブラシってのは便利なんですね。初めて知りましたさ。

ピンクは「フェイスカラーアクセント302」
ありそうでないピンクだな、と直感したけど、ホントにあるようでないピンク。
なんと言えば良いのか、青み転びのようでいて、ブドウ色。
発色自体は淡く透明感があり、チラチラとラメが光ります


質は好きです。
アナスイは粉体に少しヌメりがあって乾きません。
ラメやパール自体は乾きのモトだけど、気になりません。

後で思い付いたのが、
「ボビィ・ブラウンのドピンク・ビオニー」
を真ん中にアクセント的に乗せてから、
この302を広く乗せるって方法

反対の動作でも良いです。
ビオニーは珍しい色で、友達が欲しがって譲っちゃったから、
また買いに行きました。
もうすぐビオニーのシマーブリックが発売されますが、
とりあえずは、このマット質が欲しかったので、まぁいいか。
実際、パウダーはマットな方がノリが良いし綺麗に発色するのよね。

私は色白ではないので似合わない気もするけど、
似合わなくても好きだからよろし。
メイクは似合い過ぎると(馴染み過ぎると)、
無難過ぎて、おもんない
ってのは、私のメイク道。


リップ

私がクチュールブランドでソソられるのは断然ディオール。
買っただけでうれしくなるのは、
色出しやデザインのせいなんだろうと思います。
華やか。
そうそう、大事なのは使用感や中身の充実度なんだけど、
もうディオールに関しては私は中身はどうでもいいの。

口紅「ディオール・アディクトバール」の容器は、
通常のアディクトの紺色ではなく、白色です。
初夏よっ、って感じ。
実際は紺色の方がセンス良いかな。
中身は、発色悪く、時間が経つとラメだけが残るという、
有り勝ちな不具合さ


私は誰も買わなさそうな、
可愛らしい白っぽいコーラル寄りのピンク262を選びました。
手の甲でテスターしたら、私にはこの色が合うと思ったんです。
ま、たいして発色しないから、どれも同じような?かもぉ。

グロスの「ディオール・アディクトパールグロス」はオレンジっぽい333選択。
これもな〜中身がな〜。

チップだから、下にどのような口紅を乗せていても「逸れる」気がします。
発色もイマイチで、粘度緩くて取れやすい
どこが玉虫発光なのかもわかりにくい。

このグロスを発色させ、引き立てる方法は、
下地に引き立つ色のマットな口紅を使うか、
いっその事、芯のやわらかいリップライナーを唇全体に塗ってから重ねる事かな


既存の中では、
滅多と唇の皮なんか剥けない私が皮剥けを起こす
「ディオールのアディクトプラスティックグロス」
皮剥けを起こすクセにまさにプラスティックというか、
ビニールをくっつけたみたいな仕上がりが大好きなんです。
ラメやパールで出るツヤではなく、ツルツルのツヤ。

中で少し白みを帯びたようなピュアピンク002(カプリシャスピンク2)が、
「異様に人工的」で好き
この人工臭いのに不自然まではいかないピンク色は、なかなかないと思います。
私が知る似た感じで言えば、
「エスティローダーのビュアカラークリスタルシアーのイノセンス351」ですが、
ツルツル感はアディクトプラスティックグロスの勝ちです。
で、残り少なくなると使いづらいのでリピートしました。

と、内容への評価はロクな事ない感じのディオールですが、
持ち歩いているだけで幸せだから、いーの。


唇、1つしかない上に、
実は全然リタッチしないクセにね・・・。
コレクションに近いかも。

ディオールのグロスのフタは、
アディクトパールだけシルバーです。
私はゴールドより好きです。
もしかして、
このフタのせいで買っちゃったのかも?

「クレ・ド・ポー・ボーテのグロスディアマン」は、
口紅とグロスの合いの子みたいな質感。
ヘタしたら、最近多い、水っぽい口紅より発色するかも
しかも「流れない」。すごい。

本当はカッコイイ101を買う気だったのに、
疲れた顔の時はホントに生気がなくなるしね、なんだか春に陰気だわ、
といろいろテスターしていると、
まずは珍しく可愛いピュアピンク105が欲しくなり。
こういう派手ピンクをオバハンが使うとケバ苦しくなるので避けていたんだけどな〜。
春の陽気が感覚を狂わせたか、なんとなく使いたくなりました。
単体で良い加減に発色し、ツヤが自然で綺麗です。
危惧したケバ苦しさは出ないみたいです。見た目よりかなり自然。
シャンパンゴールド配合のせいでイマドキ系な発色なのかも。
顔がグッと華やぎます。

それと、誰も買わなさそうなオレンジ106
これは、ある意味、「使ってみて」といいたい出来上がり色
決して、昭和40年代の演歌歌手みたいな真オレンジではなく、
やはりシャンパンゴールドのせいか、
時間が経つと、少し白っぽくて綺麗なイマドキなコーラルになります

いずれにせよ、
唇に張り付いている時間が長いのにシッポリしたままで、
かなり質が良いと思います。
スティラの粘度重めなグロスより、唇に負担がないです。
唇にモソモソした違和感がないのが良いです。
1本で出来上がるし、チップの折れ具合が塗りやすいし、
新色が出るのが楽しみ。

新生クレ・ド・ポー・ボーテのメイクカラーは、
「最適な発色を実現するために必要な光を反射する高発色・採光色材」と、
「どのような光環境下でも最適な質感を作り出す液晶パール」
の採用が、
肌を美しく見せる秘密なんだって。
このグロスディアマンには、
100カラットオイルなど4種の屈折率が高いオイルの組み合わせを、
多面体ダイヤモンドの輝きと光沢をヒントに生み出したのだそう。
まぁ・・そこまで凝ったイメージはないけどね〜。

グロスは「ヘレナ・ルビンスタインのステラーズグロスショーライト」も。
迷ったけど、
他の口紅の色味を変えてくれそうなオレンジみたいな黄色101にしました。
青みが強くて使いにくい口紅が馴染みに変化します。
私はワリと口紅とグロスの重ねでの色変化を楽しみます。
やはり、ディオールに比べると張り付きが良く、ポッテリ質で存在感が強いです。
一塗りでゴージャス、って奴

ついでに、欠番が続いていたそうで、
どうしても欲しいとワメく友達に譲った、
少し赤みがかりが死体にならない美しいベージュ、
「ウォンテッドルージュ18」があったので、再度購入しました。

ピンクのグロスと言えば、
私には「スティラのリップグレイズ・グレープフルーツ」
これも可愛くて、すでに4本目リピートです。
・・・って・・・すぐなくなりやがるんだもん。

こうして買い足したら、
どう考えても使わなくなった口紅やグロスを処分して、
マイ口紅&グロスケースはリニューアルしていきます。

他、リップメイクでは、
私はリップライナーをたくさん所持しているのですが、
口紅もグロスもリップライナーでグンと色が変化するので、
かなり遊んでいます。

境目が見えるとおかしいので馴染ませますが、
この時、ラインの太さで混ざりの量が変わるから、
同じライナーを使っても、いちいち色が変わったりします。
しかも、作為的ではなく、
なんとなく手に取ったライナーで、なんとなくラインを引くゆえに、
太さもマチマチだから、いちいち違う色になったりして。
好きな色が出たら、覚えておけばいいのに忘れてしまいます。
  口紅本体の色を生かしたい場合は色を合わせます。

私にとってリップライナーは、リップメイクで、かなり重要度高いです。
数本だけ撮影しました。
どこのが良い、とかの好みはありません。
あえて言うなら、
ここらはアーティストブランドのボビィ・ブラウンやナーズの発色が使い良く、
クチュールブランドなのにボケ色が多くて芯の柔らかいシャネル、
芯硬めで発色が良いサンローラン、
発色がしっかりしたディオール、
芯が硬いから、色は出にくいけど、しっかり枠を作るスティラ、
しょっちゅう廃盤色が出るから一発買いなヘレナ・ルビンスタイン、
といった印象を持っています。


アイカラー
アイカラーは、新色をどう眺めていても、私は少しも欲しいものがなかったのです。

あえて選択したとして、
好きな色が並んでいる
「ジバンシーのプリズム・アゲイン!アイズ08」 だったけど、
テスターしてみたら、発色が淡いんです。
淡くても今っぽくて綺麗だけど、
色ではなく、質感だけで主張するアイカラーに飽きているのと、
ここしばらく、思いの他、
無難でいて輝きが綺麗で使い続けてしまった
「テスティモのグラジュアリーアイズ01(ピンク系のベージュ)」が、
色味自体が大人しいものだったから、
何かきちんと発色する春らしい色が欲しくなりました。

何色が欲しいんだろう・・と、
フと「 アナスイのカウンターでドピンクアイライン301」
インプレッションを受けてしまい気付いた「発色する強いピンクが欲しい」の気持ち。

でも、せめてグラデーションカラー2色パレットが欲しいから、
アナスイのアイカラーは単色なのでパスしちゃって・・・。
確かパッキリピンクがあったはず、と、ディオールへ。
  もともと気になっている色はよく覚えてるのよん。
  買うか買わないかは、その時の気分や勢いに支配されていて、
  こうして後から思い出して買う気になる物も多々。

もちろん、アナスイのアイライン301も先に購入しておきました。
  以前はもっと赤い300を買ったけど、
  これは芯がすごく柔らかいので、リップライナーにも使えるんです。
  かなり派手色だけどね、
  淡過ぎてハッキリしない口紅を使う時に馴染ませたりすると、
  色が混ざって変化したりして可愛い色になります。

結局買ったのは、「ディオールのデュオクルール855」
ドピンクと白っぽいピンクのデュオです。

発色も良く、粒子も細かいドピンクだけど、さしてケバくはなりません。
ぼかせば赤味の強い紫のようにも見えて落ち着いてしまうから、
キチンとしなければならない場面に遭遇したら、
指でチャチャっと伸ばせばいいわ(笑)。

ハッキリ二重に描くとちょっとヤバいか?というと、そうでもない。
春でーす、という感じなだけ。
やはり華やかだけど上品さを失わないクチュールブランドならでは、みたいな。

これ単体ではマットなので、
上からアナスイのグリッターを被せてイマドキにします

補助に「スティラのアイムースポット・ペタル(ピンク)とアイス(アイボリー)」
これは他の色で経験済みだけど、
すごく良くもなくて、ただ、瞼が光るから好き。

ついでと言うのはなんだけど、
ピンクと来たら、ブルーかグリーンを合わせたかったりして。
けど、「ルナソルのプリムマティカルアイズ01」も光効果で発色薄し。
   けど、これは、いつか買いそうです。
   ラメがすごくチラチラして可愛いかったもん。
「サンローランのオンブルクワドラルミエール3」はなんか中身の配分デザインがヤだ。

で、結局、「アナ・スイのアイライナーペンシル100」のブルーを使って、
ラインでチラリとブルーを生かすのもいいかな、としました。

既存ばかりで情報にならなくてめんご。

一番彩りが華やかになるはずの
アイカラーなのに、
なんか寂しいな〜。


マスカラ
まだ液体がたっぷり残っている
「ディオールのマスカラディオールショウ」と「エレガンスのカールスタイリングマスカラ」。
ディオールはパンダだし、
エレガンスは滲まないのはうれしいけど、オフが大変で死にそう。
なんでこんな両極端なモンばっか引いちゃったんだろう。

意外とケチで、以前、何種類か重ねたり凝っていた時に、
5本くらいのマスカラを所有していたら、
固まって使えなくなった経験があるので、
以来マスカラについては、なるたけ1本ずつ
「使い切ってから買う」が信条の私だから、頑張ろうと思ったけど、
とうとう新しいマスカラを買っちゃったわ。

リニューアルされたクレ・ド・ポー・ボーテ。
ドメブラのメイク物に関しては、
流行に鋭いお子ちゃまラインが好きなんだけど、
チラッと見ると、新生クレ・ド・ポー・ボーテは、
なんとな〜く、そう、なんとなくだけなんだけど、洗練されているし、そそられちゃった

何故かコスメデコルテAQには全く興味を持てないんだけどね。
なんでだろう?色出し?かな。
コスメデコルテAQは落ち着きすぎで参観日用みたいなイメージだわ。

新正クレ・ド・ポー・ボーテは、
「ババァ用じゃんよ」、と毒づきながら、ババァがそそる製品ばっか。
自分がババァだって事を再確認したわさ。

は、いいとして、
「マスカラグロシサン」
長さも欲しいけど、年々か細くなる気がする睫毛には、
ボリュームかなぁ、と思っただけ。

謳うほどには「漆黒」だとも思わないけど・・。
ボリュームも「ヘレナ・ルビンスタインのエクストラバガント」には負けてる。
カリっとお人形のように仕上げるには、
「ランコムのアンプリシルWP」か「アナスイのスーパーマスカラWP」の方が勝ってたな。

それと、確かに耐水はするけど、耐熱しないのよ〜。
要するに、電熱ビューラーに弱くて困る。
上瞼に付きやがんの。
余程待ってからすると大丈夫だけど、朝から長くは待てなくて。

それと、フタをする度に、
いちいち液体がフタと本体の切れ目から漏れやがんの

容器も黒っぽいから気付かずにポーチに放りこんだら悲惨。
最近、私、マスカラにツイてない・・。

ってな調子です。
相変らずですね〜。

2006年2月20日(月)

<コラーゲンのお話し>

ありきたりな古典的成分第二弾は「コラーゲン」です。
  第二弾、ありましたねぇ・・・。
  これだけに没頭できない環境のため、気まぐれですみません。

実はコラーゲンについては、
かなり前に少し書きはじめていたけど、ヤヤこしくて面倒臭くなって中断しておりました。

けど、セラミドがきっかけとなって、
自分なりにモヤモヤしていた疑問がクリアになったので、
コラーゲンのモヤモヤも晴らしたくなり、
思い出したように引っ張り出して整理し、更にたくさん付け加えました。
おーい、専門書は解説のない専門用語が多過ぎるぞー、と思う也。

実はホンの隙間の数時間あれば、ここまで程度なら整理できるんですけど、
集中しないと何がなんだかわからなくなっちまってね・・・ククク。
参考になるようでしたら、読んで下さい。

コラーゲンは新しい成分がいろいろ出現しても尚、存在力のある成分です。
ただし、塗布は相変らず肌表面にしか効きません。
老化の根源である真皮コラーゲンにまでは到達しないのです。
どんな謳い文句で売られていても、騙されてはいけません。
しょせんは真皮コラーゲンとしての補充は不可能。

けど、その他の有用性は、きちんとあります。
そして、いろいろな方法で「使えるコラーゲン」として研究されていました。

タンパク質天然高分子としてのコラーゲン

化粧品原料としての天然高分子とは、
結合組織、
特に皮膚に含まれるタンパク質であるコラーゲン、エラスチン、ケラチン、
(またはヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸であるムコ多糖体)を指します。

これらはバイオテクノロジーを応用して生産されるものではなく、
通常は動物組織や魚組織、
あるいは類似物質として植物から抽出、精製、加工して得られますが、
バイオテクノロジーとの関連で最も重要な性質は、
生物的細胞との相互作用に於ける特徴
です。
特にコラーゲンを化粧品原料に応用する場合に大切な特徴です。

コラーゲンとは

コラーゲンとは、
皮膚、血管、腱、骨、歯などに含まれるタンパク質で、
哺乳類の全タンパク質の約1/3はコラーゲンです。
その40%は皮膚に、10〜20%は骨と軟骨に、7〜8%は血管に存在するといわれます。

コラーゲン(collagen)の名前の由来は、
ギリシャ語の「膠(にかわ)」を意味する単語「コラ(kolla)」だそう。
「膠」の意味は
「獣や魚の骨、皮などを石灰水に浸してから濃縮し、
 冷やして固めたもの。粗製のゼラチン。
 接着剤に使う。
  絵の具や画布の製造に用いる」。
他の説として、
普通の顕微鏡では見えない粒子が、
液体などに分散したものを「コロイド(colloid)」というのですが、
どちらかというと「コラ(kolla)」に由来すると考えられています。

生体中での役割は、
物理的役割(生体の保護、支持など)と
細胞間マトリックスとして細胞の基質の役目を果たす
各種細胞の増殖と機能の発現に深く影響しています。

コラーゲンの分子構造は、
分子量10万(アミノ酸の数の約1,000個)の
ポリペプチド鎖(α鎖)3本が寄り集まって細長い螺旋状の三編みのような形になって
コラーゲン特有のへリックスを形成
しています。
編み紐状なので、同じ体積の球状分子より大きな表面積を持ちます。

  ※ポリペプチドって?
   ペプチド自体は、
   「タンパク質がアミノ酸ので分解される際の中間体だアミノ酸は100個以下」。
   タンパク質そのものは、
   「20種類あるアミノ酸のいずれかが繋がっているもので(ペプチド結合)、
   少なくとも100個程度のアミノ酸の繋がりがあるもの」。
   それ以下のものは、タンパク質といわず、総称「ポリペプチド(polypeptide)」。
   10個以下のアミノ酸が結合したものは「オリゴペプチド(oligopeptide)」。
   化粧品配合や飲料コラーゲンをペプチド化する理由は、
   分子量を小さくして吸収を良くする為。

  ※鎖って?
    アミノ酸が直列状に繋がっている状態のようなもの。

生体内では、コラーゲンは分子としてバラバラの状態で存在するのではなく、
必ずコラーゲン線維を形成
します。

構成は、
グリシン、プロリン、アラニン、ヒドロキシプロリン、
グルタミン酸、アルギニン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、
アスパラギン酸、ロイシン、イソロイシン、リジン、バリン、セリンなど
(シスチンとトリプトファン以外)の18種のアミノ酸。

コラーゲンのアミノ酸の組成は、「グリシン」が全体の1/3を占めます。
これにプロリンとオキシプロリンを加えると、全体の1/2を超えます。
このグリシンの保湿性が非常に高いです。


抗原性を持つテロペプチドを切断したものがアテロコラーゲン

コラーゲン分子は、
長さ3000A°(300ナノメートル)、直径15A°(1,5ナノメートル)の
細長く硬い棒状で、3本の三編みだから分子量は約30万。

分子の三編み両端は螺旋構造を作っていません。
この両末端のへリックス構造が突き出したぺロペロした部分をテロペプチドといいます

コラーゲンの持つ抗原性の大部分は、
このテロペプチドに存在
し、アレルギー反応を起こす可能性があります。

コラーゲンはもともと他のタンパク質に比べると弱抗原性ですが、
バイオマテリアルとして応用する時は、
その抗原性を、ほとんど問題にならない程度まで減ずる事が重要です。

コラーゲンは線維形成後に徐々に成熟反応を受けて
テロペプチド部分に分子間架橋が形成され、
線維は不溶化もしくは安定化されます。

この不溶化コラーゲンを、
コラゲナーゼ以外のタンパク質加水分解酵素であるペプシンを用いて処理すると、
ペプシンはへリックス構造に何も作用を及ばさずにテロペプチドのみを切断
します。
つまり、分子間架橋に関与しているテロペプチドを消化切断するので、
可溶化されてテロペプチドが除かれたアテロコラーゲンが溶液状態で得られます。

  テロペプチドは分子内架橋や分子間架橋が導入される場所でもあります。
  コラーゲン分子が細胞により生合成され、細胞外に放出されると、
  周囲に存在するコラーゲン線維に組み込まれます。

結合組織中、例えば皮膚組織中には、
動物が幼若の時は酸抽出のみで溶出できる酸可溶性コラーゲンがありますが、
非常に微量で、大部分は不溶性コラーゲンです。
動物の加齢が進むと酸可溶性コラーゲンは抽出できなくなるので経済的ではなく、
しかも抗原性の点から見てもアテロコラーゲンを利用する
のです。

  ※可溶性(水溶性)コラーゲンって?
   
哺乳動物や魚介、鳥などの結合組織から抽出して得ます。
   例えば仔牛の皮膚のような若い組織を希酸水溶液で抽出すると、
   生体組織内で、その分子が自由に入れ替わる事ができる
   交差結合のない(分子間架橋で結ばれていない)コラーゲン分子が得られますが、
   このように分子状分散で抽出されるものを可溶性コラーゲンといいます。
   しかしこうして得られるコラーゲン量は非常に少なく、大量には得られません。
   可溶性コラーゲンは
   無色か乳白色の液体かペースト状、または白色から淡黄色の粉末。
   水溶液を40°以上に加熱すると螺旋が解けてゼラチンになり、
   粘性が失われます。
   


コラーゲンの種類

コラーゲンは遺伝的に異なるいくてかの種類があり、
これらは一定の組織に分布し、決まった細胞によって合成されます。

I型コラーゲン 80〜90%
●アミノ酸組成の特徴・・糖含有低、hylys含有
●分布・・皮膚、骨、角膜、腱
●合成細胞・・フィブロブラスト、オステオブラスト、平滑筋細胞、上皮細胞

●生体中では最も多量。線維芽細胞などが合成。
特にお互いが集まりやすい分子で、
リン酸カルシウムが多く沈着しているため石灰化したといわれる、
太く長く丈夫な線維。建物の鉄筋のようなもの。

II型コラーゲン
●アミノ酸組成の特徴・・>10hylys/α鎖
●分布・・軟骨、角膜、硝子体
●合成細胞・・コンドロサイト、背索細胞

●軟骨コラーゲンで軟骨細胞が合成

IIIコラーゲン 10歳から成人10%、胎児50%、新生児20%
●アミノ酸組成の特徴・・2cysteime/α鎖、hylys含有低
●分布・・胎児皮膚、血管、臓器
●合成細胞・・フィブロブラスト、筋原細胞

●主にI型と共存する。
細い線維で、組織に柔軟性を与える。

W型コラーゲン
●アミノ酸組成の特徴・・hylys含有高、糖含有高、3-hypro含有高
●分布・・基底膜
●合成細胞・・内皮細胞、上皮細胞

X型コラーゲン
●アミノ酸組成の特徴・・hylys含有高、ala含有低、3-hypro含有
●分布・・血管、平滑筋、胎盤
●合成細胞・・平滑筋細胞、ある条件下のコンドロサイト

他、Y型は種々の組織、Z型は皮膚、胎盤に存在。



バイオマテリアルへの応用

生体の組織はコラーゲンが主成分であるものが多く、
化粧品の原料としての応用と同時に、
以前からバイオマテリアルへの応用が成されています。

組織が損傷した時、コラーゲン製の人工物で置換代用するといった研究により、
コラーゲンは周囲の組織との親和性がよく、
創傷の治癒を早め、自己の組織の修復再生に有効である事がわかっています。

また、コラーゲンは丈夫なタンパク質であり、
コラーゲン溶液から紡糸して作ったコラーゲン糸やコラーゲン膜は強度が強く
各種用途に応用が可能です。

コラーゲン溶液を適当な方法で架橋導入すると、
水をそのまま保持したハイドロゲルが生成
でき、
コラーゲン濃度が0,01%という低濃度でも、
ガンマー線照射により、水をよく保持したゲルができます。
この、「水を保持する性質」は化粧品原料として好ましいのです。


コラーゲンのマトリックス生物学

従来、単なる支持タンパク質としてしか考えられていなかったコラーゲンは、
コラーゲンのマトリックス生物学の発展により、
コラーゲンが細胞の増殖、機能発現などに及ぼす効果、
つまり、コラーゲンが細胞の性質をコントロールする事が明らかになり、
各種細胞がコラーゲンの構造差を認識する事もわかりました。

例えば、
コラーゲンは血液中の血小板を凝集し、血液凝固反応の引き金になりますが、
コラーゲンによる血小板の凝集反応は
コラーゲン分子が規則正しく集合した
フィブリル構造(4次構造)をとっている時のみに起こり、
コラーゲンが規則制を持って集合していない時は、
血小板はコラーゲンを認識していないそうです。

また、フィブリル構造を含まないコラーゲン上と、
フィブリル構造を含むコラーゲン上で、線維芽細胞を培養すると、
両者の間では、形態が異なると同時に、
フィブリルコラーゲン上では、
細胞のDNA合成能が抑制されて、生体内に細胞が存在している状態に近くなります。

このコラーゲンのフィブリル効果は、
コラーゲンフィブリルを紫外線で照射したり、
フィブリル形成後、37°Cで長時間保持し、エイジングさせると抑制されます。


コラーゲンの電荷化学修飾(サクシニル化、メチル化)

よく聞くけど、意味がよくかわらなかった(私だけ?)、
「サクシニルコラーゲン」「メチルコラーゲン」とは、
コラーゲンの電荷を化学修飾により変化させているのです。
こうする事で、細胞に及ぼす作用が変化します。

  細胞増殖作用

  側鎖アミノ基をサクシニル化によって負電荷を導入すると、
  血小板粘着や血栓形成を抑制し、内皮細胞の増殖を促進します。

  メチル化により正電荷リッチにすると、血栓形成を増進します(止血剤に適する)。
  正電荷、もしくは負電荷リッチにしたコラーゲン基質は、L細胞の増殖を促進します。

  溶解性の変化

  また、化学修飾は、コラーゲンの溶解性をも変化させます。
  サクシニル化コラーゲンは、中性領域で可溶性となり、
  化粧品原料として好都合
となります。

  L細胞の接着増殖率の増大

  また、サクシニル化及びメチル化により、
  細胞の基質として用いると、L細胞の接着増殖率が増大します。

   pH5以上で負の実行電荷を持つ

  特にサクシニル化アテロコラーゲンは、
  化粧品原料としての無修飾アテロコラーゲンより優れています

  
  サクシニル化によるアテロコラーゲンSSの生成は、
  コラーゲン分子の側鎖のε-NH2基が無水コハク酸との反応により、
  -COOH基に変化するので、
  等イオン点が元のp19,0付近からpI4,5付近へと低下します。
  実効電荷は大きな負の値になります。

  無修飾のコラーゲンは、pH3,5以下でないと溶けず、
  可溶化域が実用上、酸性領域に限られていますが、
  サクシニル化アテロコラーゲンは、pH4,5付近で沈澱を生成しますが、
 
 pH3,5以下、またはpH5,0以上では簡単に溶解するので、
  化粧品への配合がしやすい
のです。
  
  化粧品原料には、
  カルボキシビニルポリマーやヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などの
  負電荷を持った高分子が用いられていますが、
  酸性pH領域で無修飾コラーゲンにこれらの負電荷高分子を混合すると、
  コラーゲンは正の実効電荷を持っているので、
  イオンコンプレックスを作ってしまい、沈澱物をうまく混合できない事があるそうです。
  しかし、このような混合の場合でも、
  
サクシニル化コラーゲンならば、pH5以上で負の実効電荷を持つので、
  全く沈澱しない
そうです。

   ※サクシニル化アテロコラーゲンは、「アテロコラーゲンSS」という商品名で市販。

コラーゲンの効果は・・・しょせんは真皮には到達しないが

コラーゲンを化粧品に応用したらば、
先にも述べたように、架橋導入により、
水をそのまま保持してハイドロゲル化するゆえ、水の高い保持力を持ち、
皮膚への水分供給庫としては役立つといわれています。

また、加湿効果を有するので、皮膚表面を滑らかにします。

コラーゲンは棒状の分子なので、
溶液にした時には粘性が高いのですが、
皮膚に塗布するとネバつきのないサラリとした感触になります。
よって、コラーゲンの添加により、
化粧品自体のテクスチュアが改善されるという利点もあります。


実は、しょせんはどのようにしても毛根までの吸収が限度で、
真皮層までの経皮吸収は無理なのですが、
上記に書いたように、塗布が全て無駄というわけではありません。
皮膚表面に皮膜を作り、表面を保湿する力は持っています。

別の理屈で理由を言えば、
アミノ酸がポリぺプタイド結合で繋がったものなので、
構造上、水を多量に抱え込むからです。

また、このアミノ酸の1/4はグリシンで、
他のタンパク質には存在しないヒドロキシプロリンが含まれているので、
皮膚との親和性に優れています。


   ※ヒドロキシプロリン(L-オキシプロリン)って?
    微生物を使用した発酵法で製造される白色粉末。
    ヒドロキシプロリンはコラーゲンの中にのみ多量に含まれ、
    他の一般のタンパク質には見出だせないアミノ酸であるから、
    ヒドロキシプロリンの存在はコラーゲンの存在の証明です。
    コラーゲンの中のヒドロキシプロリンは、
    プロリンがコラーゲンに合成された後に酸化されて
    ヒドロキシプロリンになると考えられています。
    非必須アミノ酸であり、
    プロリンと同様の構造を持ちますが、
    水酸基を持つのでプロリンよりも酸化を受けやすいです。
    コラーゲンと同等かそれ以上の保湿効果を持ち、
    また、コラーゲンの産生や表皮細胞の増殖を促進する効果を持つそうです。


そして、
コラーゲンタンパク質と、
角質細胞を作っているケラチンタンパク質とは相性がよく、
しっかりと密着するので、長時間皮膚表面に留まり、
皮膚を保護し、滑らかな感触にしてくれます。

しかし、どのような有効データも、
実は効果の発現自体は明らかではない、との事・・・えっ・・・。


   ※コラーゲンを飲んだら?
    コラーゲンを飲むと、そのまま器官のコラーゲンとして利用される事はなく、
    一旦、アミノ酸に分解されてから吸収されるそうです。
    そして細胞がそれを材料にして、
    コラーゲンなどのタンパク質を作るのに使われるのだとか。
    ・・・・黒酢をたくさん摂取している方が賢いのでは?
    と思って以来、私はコラーゲンと名の付くサプリメントは飲んでいません。
    
    タンパク質食品とは、肉類、魚類、豆類、卵など。
    しかし、これらのタンパク質は、熱や酸で固まります。
    コラーゲンは普通のタンパク質と違って、
    熱や酸で溶けます。
    コラーゲン飲料は、この性質を生かして、
    長時間加熱して溶け出したものを、更に酵素などで分解し、
    分子量を3,000〜20,000くらいの大きさにしたペプチドだそうです。


化粧品成分としてのコラーゲンの種類

BSEの病原体である、タンパク質の一種である
プリオン(タンパク性感染粒子small proteinaceous particies)が問題になってから、
それまでより更にウシ由来原料の代替原料が開発され続けています。

  プリオンは体内に入ると正常なタンパク質を少しずつ異常化してしまい、
  それがある量を超えると組織機能が働かなくなってBSEを発病し、
  脳をスポンジ状にしてしまい、運動神経の障害を起こして死んでしまいます。
  この騒動があった2000年、化粧品業界は回収と新開発?というか、
  コラーゲンの材料替えでテンヤワンヤでした。

  日本では、EUでのパニックを受けて、
  厚労省が医薬発第1226号
  「ウシ等由来物を原料として製造される医薬品等の品質及び安全性確保について」
  の通知を発令しました。

・海洋コラーゲン(魚由来コラーゲン、マリンコラーゲン)
 ヒラメ、マグロ、サケ、キンメダイ、オヒョウ、フカヒレ、タラ、ウナギなどの
 魚の皮、骨、鱗部分から抽出し、精製もしくは加水分解したコラーゲン。

 魚由来のコラーゲンは、
 3重螺旋の構造が壊れてゼラチンになってしまう変性温度が、
 哺乳動物に比べて低い
そうです。
 つまり、
 コラーゲン特有のアミノ酸の成り立ちである
 ヒドロキシプロリンの含有量が低いため
だそうです。

 そして、寒流に乗って生息している魚のコラーゲンの変性温度が20°C以下で、
 暖流に乗って生息している魚の変性温度は20°C以上。

 特に寒流に生息する魚コラーゲンは、変性温度が低いので、
 つまり安定面や使用時の感触面に留意して扱わなければなりません。
   変性というのは、
   ヒトの皮膚に塗布すると徐々に熱変性してゼラチン化してしまうという事です。

 また、原料の清潔の維持と魚臭の除去を問題としています。

  ※しかし、
   暖海域に生息する深海魚のキンメダイの皮に含まれるコラーゲンは、
   高い熱変性温度を持ち(34,8°C。ウシは37°Cでした。)、
   魚特有の生臭さがなく、
   アミノ酸の成り立ちや、分子量、使用感がウシ由来のものに類似しているそうです。
   また、製造段階に於いて、
   酵素処理によるアテロコラーゲンタイプを得る事もできます。


・アテロ化マリンコラーゲン溶液(アテロコラーゲン水溶液)

 サケの皮由来の海洋性コラーゲン。
 サケから得られるアテロコラーゲンの変性温度は、
 ウシや豚由来のアテロコラーゲンの変性温度より低い17〜19°Cなので、
 常温でコラーゲンの三編み螺旋構造が緩んだ状態になります
 つまり、皮膚への馴染みが良く、保湿効果が持続します。

  
・サクシニル化アテロマリンコラーゲン溶液(サクシニル化アテロコラーゲン水溶液)
 サケの皮由来の海洋性コラーゲンで、
 アテロコラーゲンの水溶液を改善したもので、水溶液高分子との相溶性に優れています。


・マリンコラーゲンペプチド溶液(加水分解コラーゲンペプチド水溶液)

 サケの皮由来の海洋性コラーゲンで、毛髪の損傷表面に吸着します。


・シージェムコラーゲンAS(海洋性サクシニルアテロコラーゲン)

 海洋性コラーゲンの誘導体。
 マグロ種のキハダの魚皮から抽出したコラーゲンをアテロ化し、
 さらにサクシニル化しているので、相溶性と安定性に優れています。
 化学構造は哺乳由来のコラーゲンとほぼ同一。


・ベジタブルコラーゲン(植物由来コラーゲン)

 セリ科のダウカスロータという植物から抽出された液体。
 淡黄色〜褐色の透明。

 植物細胞には、動物細胞にはない細胞壁と葉緑素があります。
 コラーゲン抽出には細胞壁が関わりを持ちます。

 細胞壁にはタンパク質が結合した糖タンパクである「エクステンシン」見られます。
 エクステンシンとは、一般にはニンジン種のダーカスカロットの根から抽出したエキスの事。
 エクステンシンは、
 植物の細胞壁中で主要成分であるセルロースやペクチンなどが絡み合って存在します。

   ※ペクチンって?
    多糖体の一種。
    りんご、なし、ぶどう、にんじん、豆類な含まれ、
    化粧品の増粘剤や乳化安定剤などに使用されます。

 エクステンシンのタンパク質部分の分子量は約3万だそう。
 コラーゲンに比べて粘性が低い上に、
 温度によって粘性が変化する事もないので、大変扱いやすい
そうです。
 その上、このタンパク質部分に、全体の35〜65%相当量の糖が結合しているそうです。

 また、ウシ由来コラーゲンのアミノ酸の組成同様に、
 コラーゲンの三編み構造を作るのに必要な
 セリン、グリシン、リジンなどの皮膚のNMFと類似したアミノ酸を多く含む上に、
 ヒドロキシプロリンを多く含みます。

 ゆえにエクステンシンとコラーゲンでは、存在する部分が異なりますが、
 構造も働きの面でも共通する事が多い
そうです。


・醸造酵母抽出植物性擬似コラーゲン
 米国ブルックス社より、「プソイドコラーゲン」として開発されました。
 生きた酵母細胞から抽出された吸水性のよい物質で、
 ポリペプチド鎖に糖鎖をくっつけたタンパク質であり、
 糖タンパク質(グリコプロテイン)の一種です。
 ほとんどの場合は、
 アミノ酸の
 「 アスパラギン酸とグルコース、ガラクトース、マンノースなどの6単糖と、
  N-アセチルグルコースアミンが結合したもの」だそうです。

 動物性コラーゲンより優れた保湿性と滑らかな感触で、
 皮膚への違和感がないそうです。
 わずかな粘性で、
 淡黄色の懸濁液(コロイド状の粒子が安定した状態で均一に浮かんでいる溶液)。
 匂いはほとんどなし。

・フィトコラーゲン(大豆発酵エキス)
 大豆に枯草菌を加えて発酵処理して得られる、タンパク質水溶液。

 分子量が約数10万のグルタミン酸の高分子ポリマーなので、
 粘度が強いそうです。

 無色〜淡黄色っぽい透明で、少しだけ匂いがあります。

 糖としては、果糖(フルクトース)。
 感触は動物性コラーゲンと類似。
 伸びも馴染みも良く、乾いた後でのイヤなベタ付きもなく、サラリ系。


※他、植物由来のコラーゲンとして、
「クインスシードエキスの分散液」、
「タマリンド種エキス」、
「トウモロコシグリコーゲン」などが上げられます。


※その他、コラーゲンは様々な呼び名や表示名があります。
 ↓

・水溶性コラーゲン液
 ニワトリ(白色レグホン)の脚部から抽出、精製して得たコラーゲンの水溶液。
 アミノ酸組成を持つ天然高分子。

・水溶性コラーゲン(1)
 もともとはウシまたは豚の皮膚、骨髄組織から、
 水、エタノール、またはこれらの混液で抽出したコラーゲンの水溶液。

 化粧品配合は、
 保湿剤、皮膚保護剤、皮膚組織活性剤、感触改良剤として用います。

・水溶性コラーゲン(2)
 もともとは、ウシの胎盤を凍結、融解した後で、
 塩化ナトリウム溶液より抽出して得たものから、油溶性成分を除去したもの。

 ホルモンを含有しないコラーゲン水溶液。

 化粧品には、皮膚組織活性剤、皮膚保護剤として用いられています。

・水溶性コラーゲン(3)
 カレイ目ウシノシタ科の魚皮から酢酸溶液で抽出して得るコラーゲンの水溶液。

・アシルコラーゲン
 動物の真皮などに存在するコラーゲンをアシル化処理して得られた、
 化学修飾した水溶性コラーゲン。
 従来のコラーゲン機能を持ち、皮膚成分との相溶性が良いそうです。

・加水分解コラーゲン
 もともとは、主にウシまたは豚の骨や皮、
 またはサケ、タラ、オヒョウ、ヒラメなどの海洋物の皮などを、
 酸やアルカリや酵素で加水分解して得られるコラーゲン加水分解物。

 コラーゲンのグリシンを酵素で選択的に切断して、
 浸透性を高めた分子量の小さいトリペプチドコラーゲンを使用されている事が
 多くなっているそうです。

・加水分解コラーゲン液
 コラーゲンタンパク質加水分解物、もしくはその塩の水溶液。
 皮膚や毛髪の保護剤、湿潤剤、柔軟剤として用いられています。

・加水分解コラーゲン末
 コラーゲンタンパク質加水分解物を粉末状にしたもの。

 常温ではゲル化しません。
 水溶性で、透明かわずかに混濁した粘性の液体になります。

 化粧品には、保護剤、湿潤剤、柔軟剤として用いられています。

・加水分解コラーゲンエチル
 加水分解コラーゲンのエチルエステルのエタノール溶液。

 シャンプー、リンス、クリーム、乳液、メイクアップ品に
 コンディショニング剤として使用されています。

・加水分解コラーゲンヘキサデシル
 加水分解コラーゲンとヘキサデシルアルコールとのエステルのエタノール溶液。

 皮膚や毛髪の保護剤、湿潤剤、柔軟剤として用いられ、
 油性感を持つツヤを出します。

・(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン
 加水分解コラーゲンに、
 3-グリシドキシプロピルメチルジヒドロキシシランを付加したもの。

 他、ぺプタイドの由来原料には、
 ケラチン、シルク、または植物性タンパクである大豆や小麦があります。

 毛髪への吸着作用に優れていて、毛髪のツヤや光沢を出せます。
 加熱処理で高分子化するので膜を形成します。
 主にシャンプーやコンディショナー、ヘアスタイリング剤に用いられています。

・コラーゲンアミノ酸
 コラーゲンタンパク質を完全
に加水分解して得るアミノ酸の混合物。
 グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルタミン酸、
 アラニン、アルギニン、アスパラギン酸、ロイシン、イソロイシン、
 リジン、バリン、セリンなどを
含みます。

 皮膚や毛髪へのコンディショニング作用を持ちます。

・ゼラチン
 動物の骨、皮膚、靭帯、腱を、
 酸またはアルカリで処理して得た粗コラーゲンを水で加熱抽出して得るゼリー状のもの。

 水溶しないのに、水を加えると膨脹して5〜10倍の水を吸収します。

 動物の結合組織中に含まれるコラーゲンは、ゼラチンの無水物です。

 化粧品には、乳化剤、乳化安定剤、増粘剤、ゼリー基剤として用いられています。

 ブレスドパウダーには結合剤として、
 医薬品の製剤基材としては、カプセル、錠剤、座薬などに使用され、
 細菌試験の培地にも使用されます。
 他、製菓、食品加工、写真乳剤、接着剤としても幅広く使用されます。

・加水分解ゼラチン末
 ゼラチンを加水分解して得る水溶性の粉末タンパク質。

 保護コロイド、乳化、粘着などの作用に優れます。


一応、今のところ、以上です。
思い出したら追記します。
堅苦しいから、疲れたじょ。シリーズはまた日数を開けて、
明日辺りはcosmeアソビ日記いきます!

2006年2月18日(土)

<セラミドのお話し>

私にとって、もしかしたら最も「どーでも良かった」はずのベーシックな成分、
セラミド。
次々に出てくる新成分に比べると、古典的で地味。
配合されていても、当たり前じゃん、みたいな存在。
別にタルミに効くわけでもないっしょー、と老化の一途を辿る年代には興味大薄。

けど、これが、かなり大事でエラかった、という「古典的成分シリーズ第一弾」です。
  ?第二弾はあるのか・・・?

多分、読まれる方は、
「化粧品としてのセラミド」くらいしか興味ないかも〜。


肌荒れ対策はバリア機能の修復以外にないと考えた

昨年秋に肌が荒れていた時、
いや、肌が壊れていた時と言ってもいいか、の時、
化学的物質を使わずに、どうにか純粋植物ケアで治癒しようとしたけれど、
はっきり言います。
カモマイルウォーターをブッかけようが、
いや、いっそカモマイルウォーターで顔をすすごうが、シートでマスクしようが、
全くなんの効き目もなく、

それはジュリークのカモマイルウォーターでも同じで、
また、
ジュリークのミストアメリオーレDSデリケートスキンをたっぷり使っても全く治りませんでした。
治るどころか、ますます乾きやがんの。
的外れかと、水分補給力の強いMDを使っても、
内容が濃いからか、受け付けないような錯覚すらしました。

ジュリークのビオラクリームもティートリークリームも、
後で違う使い方をしたら効果は確かにあるけど、
肌が壊れている時は吸い込まないし、受け付けませんでした。
他にも、ソルーナのキンダージェントルバルサムや、
ジャネスのセンシティブドライコンセントレイトとか、
「デリケートなお肌様に」という、
全くおもしろそうでもなんでもないモンも使ってみたけど、
組織が狂った肌になんか、何も効くかいな。
商品名がセンシティブだとかデリケートだとかにターゲットを絞っていようがいまいが、
「絶対」ではないのだね。

ならば、まずは何をすれば良いかとなると、
なんたって「バリア機能の修復」以外にないっしょ。

人は有効成分を肌内部に送り届けようとヤッキになって
バリア層を破壊したがるるけど、
それは、あくまでもバリア機能が健全な肌だからこその頑張りであって、
バリア機能がズタズタでは、
有効成分がスイスイ入ったとしても、根本が壊れているから意味なしです。
病気なのに治療せずにサプリメントを飲んで満足しているようなもんね。

バリア機能修復となると、当然NMFを与えながらですが、
それの蒸発を防ぐ細胞間脂質を補充しなければなりません



細胞間脂質のおさらい

細胞間脂質とは、すでに何度も書きましたが、
角層にある「角質細胞」の間を埋めるように構築された物質の事。
角質細胞をレンガにたとえ、
細胞間脂質をレンガの隙間を埋めるセメントにたとえられています

このたとえは大変わかりやすく、
頭の中ではネイティブ思考で
「繋ぎが隙間だらけのレンガブロックの隙間に、
 異物がどんどん流れ込んでレンガブロックそのものが崩壊する様子、
 そしてレンガブロック内部の水分が隙間からどんどん流れ出て蒸発する様子 」を
イメージすれば良いわけです。
ゾッとしますね。

レンガの部分の角質細胞は、
有棘細胞の細胞膜が乗合して厚くなった袋に、
ケラトヒアリン顆粒に由来する、たくさんのタンパク質や、
吸湿性の高いたくさんのアミノ酸が詰まっています。
それは、高さ4倍程度の水を吸収する保水性の高い物質なのだそうです。

これもおさらいですが、
表皮では、基底層の細胞内であらゆる合成が行われています。
まずは、
分化した基底層の細胞は、トノフィラメントという細線維を形成し、
有棘細胞に充満します。
さらに分化が進み、
どんどん上に移動しながら有棘細胞の上へと運ばれるその変化の過程では、
主にケラチン(角質)繊維が合成されています。


  ※ケラチンって?
    ケラチンとは、ケラチノサイト(角化細胞)が分化して生成される、
   表皮や爪や毛髪などの最外層を覆う組織を構成する、
   極めて水に溶けにくい線維性タンパク質。
   ただし、水を含むと柔らかくなる性質を持つので、
   それを利用して、
   皮膚にしろ、毛髪にしろ、爪にしろ、「保水」というケアが有効。

   ケラチンは、一般的に「軟ケラチン」と「硬ケラチン」に分けられる。
   軟ケラチンは、
   皮膚の角質を形成する比較的柔らかいもので、
   脂質の含有量が多く、
   イオウ(S)の含有量が少なくて熱に対して不安定。
   対して硬ケラチンは、
   毛髪や爪を構成しており、比較的硬くて剥がれ落ちたりしないもの。
   こちらは顆粒層は見られず、層板顆粒もない。
   脂質の含有量は少なく、イオウの含有量は多い。
   硬ケラチンの強度を増すためのシスチン結合がイオウの含有を多くしている。
   熱に対して安定しており、酸やアルカリにも抵抗力を持っている。


有棘層の上の顆粒層の細胞では、
ケラトヒアリン顆粒と層板顆粒が作られるのですが、
この、脂質をたくさん含んだ層板顆粒が、
間をギッシリ埋める細胞間脂質になっていくのだそうです。
これが角質細胞の外に分泌されて、細胞の表面を覆ってくれます。

層板顆粒は、横に並んだ顆粒細胞の外側に向かった側に並んでいて、
いっせいに分泌されると、
角質細胞の間をセメントでレンガを固定するような構造になるのです。
顆粒層では、突然のように形態的変化が起こって、
角質層へ移行しますが、
角質細胞の核は消失し、細胞膜は肥握し、
細胞内はケラチン線維と線維間脂質で満たされ、
細胞の間は主に層板顆粒が細胞間脂質になるのだそうです。

この細胞間脂質の組成は、
セラミド50%、
遊離脂肪酸20%、
コレステロールエステル15%、
コレステロール10%、
糖脂質5%
などが混じり合って
います。

細胞間脂質は、
1つの分子に、水に馴染みやすい頭の部分と、
油に馴染みやすい尻尾の部分があるので、水と油の両方に馴染む性質を持っています。
つまり、それぞれが親油部と親油部が向き合い、
親水部と親水部が外向きになって並ぶ、脂質2重層になった状態なのだそうです。

この2重層と2重層の間に、
大量の水を保持しながら規則的に配列している良い子ちゃんです。

また、細胞間脂質は、層状に整列して水分を逃さないように、
脂の膜の間に水分をサンドイッチ状に挟み込んでいますが、
この層状の形こそが、
よく「消費者をケムに撒く作戦広告」に書かれている「ラメラ構造」です。



セラミドって何?


●さて、細胞間脂質の組成の50%も占めるセラミドとはなんでしょうか。

セラミドとは、
スフィンゴシン骨格に、長鎖脂肪酸がアミド結合した中性脂質分子の総称。

  スフィンゴシン骨格は、
  スフィンゴシン、フィトスフィンゴシン、スフィンガニンの3種類があり、
  長鎖脂肪酸は、
  直鎖の脂肪酸、α-ヒドロキシ脂肪酸、ω-ヒドロキシ脂肪酸の3種類があります。

セラミドは、角質層に層板顆粒から分泌されたもので、
酵素の作用で作られる
のだそうです。

内訳は、
表皮角化細胞で、
アミノ酸の一種であるL-セリンと、
脂肪酸の一種であるパルミチン酸を出発原料として、
スフィンゴシン骨格が作られ、種々の酵素反応を経て生合成されます。

大半はグルコシルセラミドやスフィンゴミエリンとして層板顆粒に蓄積され、
その後、顆粒細胞から角質細胞になる直前に細胞外に分泌されて、
コレステロールや遊離脂肪酸と共に角質細胞間脂質を形成します。

●皮膚の皮表脂質のほとんどは、皮脂線で作られる脂質、つまり皮脂ですが、
細胞間脂質は、全てが表皮細胞で作られています。
皮脂と細胞間脂質は違うのだよ。

 ※皮脂って?
   皮脂とは、皮膚表面に存在する脂質の総称。
   皮脂腺由来の皮脂(95%前後を占める)と、
   角化に伴って産生される表皮細胞由来の脂質が複合されたもの。
   
   皮脂腺の基底細胞で脂腺細胞が分裂し、
   真皮の毛細血管より糖分や脂肪分を与えられ、
   その細胞内で皮脂が作られる。
   皮脂が作られると細胞が大きくなり、
   細胞膜が破れて皮脂が毛包を流れ出て毛孔から分泌される。

   組成は
   トリグリセリド(中性脂肪)・約40%、
   遊離脂肪酸・約17%、
   ワックスエステル・約26%、
   スクアレン・約12%、
   コレステロールエステル・約3%、
   コレステロール・約1,5%
   など。
   多くの化学構造を持つ成分が含まれており、
   酸化したり分解したりする成分もある。
   
   遊離脂肪酸は、環境条件で変動し、
   ほとんどが皮膚に存在するフローラの働きで
   トリグリセリドが分解されて生ずるもの。

   体内にも存在する成分がほとんどだが、
   ワックスとスクアレンは皮膚で整合性されて生ずるので、
   皮脂にのみ存在する。
   このスクアレンや、脂肪酸系物質は、簡単に過酸化脂質に変わって
   皮膚に悪影響を及ぼす。


●セラミドには、タイプが6つあります。

セラミド1
 多層2重層の細胞間脂質の結合を強化する。
 不足により、角化症、魚鱗症、アトピー性皮膚炎に関係するといわれている。
  セラミドの前躯体であるフィトスフィンゴシンの骨格に
 ω-ヒドロキシ脂肪酸が結合し、
 さらに脂肪酸(主にリノール酸)がエステル化した構造を持つ。
 皮膚の弾力や細胞間の結合性の改善効果があるといわれ、
 老化肌、乾燥肌に向いている。


セラミド2(N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン)
 皮膚や毛髪に存在するセラミドと同じ構造を持つ。
 バイオ技術により製造されており、
 主としてN-スイテアロイルアルデヒドスフィンゴシンから成る、
 特異臭を持つ白から灰色の粉末。

 セラミドの中では、特に保水の役割をする。
 高保湿、肌荒れ対策に向いている。

セラミド3(N-ステアロイルフィトスフィンゴシン)
 皮膚に存在するセラミドと同じ構造を持つ。
 酵母により作られとフィトスフィンゴシンに、ステアリン酸を結合させたもの。
 特異臭を持つ白から淡黄色の粉末。
 バリア機能を回復し、長時間、水分保持機能を持続させる。
 痛んだ毛髪を改善する目的でも使用される。

セラミド3(N-オレオイルフィトスフィンゴシン)
 皮膚に存在する゛ラミドと同じ構造を持つ。
 フィトスフィンゴシンの骨格に、オレイン酸を結合したもの。
 N-ステアロイルフィトスフィンゴシンと同じ効果を持つが、処方化が容易な上、
 油への溶解性が高いので、
 配合濃度が0,5%程度までならば透明な最終製剤ができあがる。
 保護効果の持続力が高いので、敏感肌、乾燥肌に向いている。

セラミド3(n-リノオイルフィトスフィンゴシン)
 皮膚や毛髪に存在するセラミドと同じ構造を持つ。
 フィトスフィンゴシンの骨格に、リノール酸がアシル化されているセラミド。
 特異臭のある白から淡黄色の粉末。
 美白効果あり。
 保湿、バリア機能強化の目的で使われる。

セラミド6II(N-ヒドロキハステアロイルフィトスフィンゴシン)
 セラミド4、セラミド5、セラミド6は、
 フィトスフィンゴシンの骨格に、
 角質剥離作用のある長鎖のAHAが結合した構造を持つ。
 角質剥離作用促進し、皮膚を滑らかにする。


  ※フィトスフィンゴシン(C16H39NO3)って?
   角質層内に遊離の状態で存在している、
   セラミドを構成するスフィンゴシン塩基の一種。
   プロテインキナーゼCを阻害し、細胞老化を制御する働きを持つ。
   皮膚のセラミド合成を促進し、
   抗炎症効果、抗酸化効果、抗菌剤として働く。
   

そして悲しいかな、
細胞間脂質のセラミド含有量は、加齢により、減少していくそうです。
はい、セラミドも、です。
加齢で減少してくれるもんは、「必要な全ての物質」と言っても良いですか?


セラミドをつくる肌環境

さて、補充は良いとして、
どのような肌環境がセラミドを充分に作ってくれるのでしょうか。

人間の皮膚表面、
つまり角質層のpHは5,5〜6,0の弱酸性である事は知られています。
この弱酸性の皮膚の表面の性質を
「酸のマント(アシッド・マントル)」と呼びますが、
この性質は、病原菌の繁殖を抑えて感染を防ぐのに役立つだけでなく、
角質層のバリア機能や生理機能の統括に役立っているのだそうです。
先に結論をいうと、
細胞間脂質であるセラミドは、弱酸性下の皮膚ではじめて合成される、という事です。

弱酸性の皮膚は、
皮膚の常在菌が汗から分解して作られた乳酸、
また、毛包の中の細菌が脂肪を分解する事でできた遊離脂肪酸が、
酸性の膜を作る、と考えられていましたが、
新たな研究によると、弱酸性の皮膚は、
独立した代謝系で作られた
「遊離脂肪酸」、「ウロカニン酸」、そして表皮細胞の核酸に由来する「NHE1」、
この3つの酸性物質が角質層の弱酸性を作っている
と考えられるようになりました。

これには3つの代謝系路があります。
第1系は、
 「細胞の膜組織の構成要素で、
  大量にあるリン脂質が酵素で分解されて遊離脂肪酸ができる」
第2系は、
 「有棘細胞の中にあったフィラグリンからヒスチジンができて、
  そのヒスチジンが酵素で代謝されてウロカニン酸に変わる」
第3系は、
  「角化の最終段階で起きる顆粒層の細胞での細胞核の消失によって生じる
  核酸由来のNHE1」。

これらの各系路で作られる酸性物質は、
表皮のターンオーバーの過程で作られており、定期的に供給されています。

そして、ウロカニン酸などの弱酸性の状況下で、
スフィンゴミエリンからセラミドを作る酵素も、
グルコシルセラミドからセラミドを作る酵素も活性化されるのです。

核が消失して死んだはずの角質層の中の物質が、
生化学的に酵素によって代謝され、
生理作用を発揮するセラミドを作っているという事は、
角質層はもはや死んではいないという事にもなります。

そして、要するに、皮膚を弱酸性に保つ事が、
すなわちセラミド合成能力を持つ事に繋がると考えられます。
  健康な肌は、仮に石けんでアルカリに傾いても、
  自然に弱酸性に戻ります。


細胞間脂質を増やすための食事

簡単に済ませば「コレステロール」の摂取です。
皮膚にとっては、
新陳代謝を促進し、細胞間脂質を合成させるおいしい食品ですが、
高脂血症や動脈硬化の原因にもなる食品です。
さて、どっちを取るか・・・?(笑)。

ここで登場するのが、かなり以前の日記にも書いた、
血流をよくする効果も持つ
「EPA(エイコサペンタエン酸)」「DHA(ドコサヘキサエン酸)」
そして「ビタミンD」、「ビタミンA」、「ビタミンE」

中でもビタミンDは、表皮の文化を調節する作用も持ち、
表皮細胞の厚みを増して丈夫にし、
脂質代謝も促進して細胞間脂質の料を増加する事で有名です。
食品では、肝油・シイタケ・サケ・カレイ・カジキ・ウナギなど。
ただし、摂取のし過ぎは毒です。

実は、肌というものは、
化粧品より食事に影響されていることを私は強く感じるので侮れませんよん。
「セラミド」なんて合成のサプリメントを摂るなら、
絶対、食事か、あるいは純粋な「EPA、DHA」のサプリメント推進。



細胞間脂質を大事にするケア

やはりまずは「洗い過ぎ」に注意する事でしょう。
せっかく育成された細胞間脂質を、
いちいち洗い流していては生成が追いつきません。
思うほどに汚れていないものなので、上手に調製しましょう。

また、「発汗」が新陳代謝を促進するので、
上手に汗をかく生活をしましょう。

発汗にもいろいろな種類がありますが、
運動で汗をかくと、生理活性が高くなり、肌が綺麗になります。
ただし、汗の塩分やカリウムやカルシウムなどの微量元素も同時に出てしまうため、
発汗後は必ず水分やミネラルを補充します。


化粧品成分としてのセラミド

化粧品成分としてのセラミドは、
哺乳類の脳
(私はエステダムの成分表で
 初めて「豚の脳エキス」と書かれているのを見てビックリしたが、
 後でセラミドの原料だと知り、なんだ、と思った也。
 成分表は原料表は違うだろうよ。原料記載はわかりやすいようでいて、
 摩訶不思議〜。)、
酵母エキスから抽出されるのが主ですが、
天然系素材からも、
精製技術が進んで純度の高い無臭なものができるようになっているそうです。
類似物質は、
大豆レシチン熟成カミルレヤシ油サトウキビから
抽出、精製したものなどがあるようです。

また、細胞間脂質として塗るとしたらば、
「セラミド」「コレステロール」「脂肪酸」となるとして、
一番改善が見られた組み合わせは、
「表皮由来コレステロール」と「セラミド」と「リノレン酸」
だったそうです。

単体1種類で塗るとしたらば、
「リノレン酸」だけか「セラミド」だけ、というのが改善率が高く

2種混合は、どの組み合わせでも、上記の1種類と変わりなかったとか。

尚、リノレン酸含有オイルは、

「リノレン酸」として、
小麦胚芽油、ピーナッツ油、ウォールナッツ油、ククイナッツ油、
ヘンプシード油、サフラワー油、タマヌ油、マカダミアナッツ油、ライスブラン油、

「α-リノレン酸」として、
亜麻仁油、大豆油、ヒッポファエ油、ブラックミン油、
ローズヒップ油、オリーブ油、カメリーナ油、サンフラワー油、
シシンブリアム油、パンプキンシード油、メドウフォーム油、

「γ-リノレン酸」として、
イブニングプリムローズ油、ヘンプ油、 シシンブリアム油、ボラジ油、

が上げられます。

私が肌荒れの時に、
小麦胚芽油やマガタミアナッツ油、またはローズヒップ油、ボラジ油に、
精油も混入させずに生のまま使いたがったのは本能だったか・・・?


補充もケアの要という実感

という事で、説明が大変長くなりましたが、
私が最終的に肌荒れから脱出する解決策を見出だしたのは、
角質細胞要素であるNMFの補充と共に、当然、細胞間脂質の補充


純粋植物はあらゆる力を持っているから万能だと思っていたけど、
なぁに、それは、あくまでも「健康な肌にとっては万能」であり

あくまでも全バランスを保つホリスティックなモンなんですね。

壊れた肌には、対症療法というか、ピンポイント補充療法を行う事で、
いきなり回復仕出しました。

補充はあくまでも補充であって、
根本的解決にはならないのですけど、
壊れた肌では、根本的解決策も受け付けやがらないのだからして、
補充も立派な治癒への道
ですね。