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<コラーゲンのお話し>
ありきたりな古典的成分第二弾は「コラーゲン」です。
第二弾、ありましたねぇ・・・。
これだけに没頭できない環境のため、気まぐれですみません。
実はコラーゲンについては、
かなり前に少し書きはじめていたけど、ヤヤこしくて面倒臭くなって中断しておりました。
けど、セラミドがきっかけとなって、
自分なりにモヤモヤしていた疑問がクリアになったので、
コラーゲンのモヤモヤも晴らしたくなり、
思い出したように引っ張り出して整理し、更にたくさん付け加えました。
おーい、専門書は解説のない専門用語が多過ぎるぞー、と思う也。
実はホンの隙間の数時間あれば、ここまで程度なら整理できるんですけど、
集中しないと何がなんだかわからなくなっちまってね・・・ククク。
参考になるようでしたら、読んで下さい。
コラーゲンは新しい成分がいろいろ出現しても尚、存在力のある成分です。
ただし、塗布は相変らず肌表面にしか効きません。
老化の根源である真皮コラーゲンにまでは到達しないのです。
どんな謳い文句で売られていても、騙されてはいけません。
しょせんは真皮コラーゲンとしての補充は不可能。
けど、その他の有用性は、きちんとあります。
そして、いろいろな方法で「使えるコラーゲン」として研究されていました。
タンパク質天然高分子としてのコラーゲン
化粧品原料としての天然高分子とは、
結合組織、
特に皮膚に含まれるタンパク質であるコラーゲン、エラスチン、ケラチン、
(またはヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸であるムコ多糖体)を指します。
これらはバイオテクノロジーを応用して生産されるものではなく、
通常は動物組織や魚組織、
あるいは類似物質として植物から抽出、精製、加工して得られますが、
バイオテクノロジーとの関連で最も重要な性質は、
生物的細胞との相互作用に於ける特徴です。
特にコラーゲンを化粧品原料に応用する場合に大切な特徴です。
コラーゲンとは
コラーゲンとは、
皮膚、血管、腱、骨、歯などに含まれるタンパク質で、
哺乳類の全タンパク質の約1/3はコラーゲンです。
その40%は皮膚に、10〜20%は骨と軟骨に、7〜8%は血管に存在するといわれます。
コラーゲン(collagen)の名前の由来は、
ギリシャ語の「膠(にかわ)」を意味する単語「コラ(kolla)」だそう。
「膠」の意味は
「獣や魚の骨、皮などを石灰水に浸してから濃縮し、
冷やして固めたもの。粗製のゼラチン。
接着剤に使う。
絵の具や画布の製造に用いる」。
他の説として、
普通の顕微鏡では見えない粒子が、
液体などに分散したものを「コロイド(colloid)」というのですが、
どちらかというと「コラ(kolla)」に由来すると考えられています。
生体中での役割は、
物理的役割(生体の保護、支持など)と
細胞間マトリックスとして細胞の基質の役目を果たす
各種細胞の増殖と機能の発現に深く影響しています。
コラーゲンの分子構造は、
分子量10万(アミノ酸の数の約1,000個)の
ポリペプチド鎖(α鎖)3本が寄り集まって細長い螺旋状の三編みのような形になって
コラーゲン特有のへリックスを形成しています。
編み紐状なので、同じ体積の球状分子より大きな表面積を持ちます。
※ポリペプチドって?
ペプチド自体は、
「タンパク質がアミノ酸ので分解される際の中間体だアミノ酸は100個以下」。
タンパク質そのものは、
「20種類あるアミノ酸のいずれかが繋がっているもので(ペプチド結合)、
少なくとも100個程度のアミノ酸の繋がりがあるもの」。
それ以下のものは、タンパク質といわず、総称「ポリペプチド(polypeptide)」。
10個以下のアミノ酸が結合したものは「オリゴペプチド(oligopeptide)」。
化粧品配合や飲料コラーゲンをペプチド化する理由は、
分子量を小さくして吸収を良くする為。
※鎖って?
アミノ酸が直列状に繋がっている状態のようなもの。
生体内では、コラーゲンは分子としてバラバラの状態で存在するのではなく、
必ずコラーゲン線維を形成します。
構成は、
グリシン、プロリン、アラニン、ヒドロキシプロリン、
グルタミン酸、アルギニン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、
アスパラギン酸、ロイシン、イソロイシン、リジン、バリン、セリンなど
(シスチンとトリプトファン以外)の18種のアミノ酸。
コラーゲンのアミノ酸の組成は、「グリシン」が全体の1/3を占めます。
これにプロリンとオキシプロリンを加えると、全体の1/2を超えます。
このグリシンの保湿性が非常に高いです。
抗原性を持つテロペプチドを切断したものがアテロコラーゲン
コラーゲン分子は、
長さ3000A°(300ナノメートル)、直径15A°(1,5ナノメートル)の
細長く硬い棒状で、3本の三編みだから分子量は約30万。
分子の三編み両端は螺旋構造を作っていません。
この両末端のへリックス構造が突き出したぺロペロした部分をテロペプチドといいます。
コラーゲンの持つ抗原性の大部分は、
このテロペプチドに存在し、アレルギー反応を起こす可能性があります。
コラーゲンはもともと他のタンパク質に比べると弱抗原性ですが、
バイオマテリアルとして応用する時は、
その抗原性を、ほとんど問題にならない程度まで減ずる事が重要です。
コラーゲンは線維形成後に徐々に成熟反応を受けて
テロペプチド部分に分子間架橋が形成され、
線維は不溶化もしくは安定化されます。
この不溶化コラーゲンを、
コラゲナーゼ以外のタンパク質加水分解酵素であるペプシンを用いて処理すると、
ペプシンはへリックス構造に何も作用を及ばさずにテロペプチドのみを切断します。
つまり、分子間架橋に関与しているテロペプチドを消化切断するので、
可溶化されてテロペプチドが除かれたアテロコラーゲンが溶液状態で得られます。
テロペプチドは分子内架橋や分子間架橋が導入される場所でもあります。
コラーゲン分子が細胞により生合成され、細胞外に放出されると、
周囲に存在するコラーゲン線維に組み込まれます。
結合組織中、例えば皮膚組織中には、
動物が幼若の時は酸抽出のみで溶出できる酸可溶性コラーゲンがありますが、
非常に微量で、大部分は不溶性コラーゲンです。
動物の加齢が進むと酸可溶性コラーゲンは抽出できなくなるので経済的ではなく、
しかも抗原性の点から見てもアテロコラーゲンを利用するのです。
※可溶性(水溶性)コラーゲンって?
哺乳動物や魚介、鳥などの結合組織から抽出して得ます。
例えば仔牛の皮膚のような若い組織を希酸水溶液で抽出すると、
生体組織内で、その分子が自由に入れ替わる事ができる
交差結合のない(分子間架橋で結ばれていない)コラーゲン分子が得られますが、
このように分子状分散で抽出されるものを可溶性コラーゲンといいます。
しかしこうして得られるコラーゲン量は非常に少なく、大量には得られません。
可溶性コラーゲンは
無色か乳白色の液体かペースト状、または白色から淡黄色の粉末。
水溶液を40°以上に加熱すると螺旋が解けてゼラチンになり、
粘性が失われます。
コラーゲンの種類
コラーゲンは遺伝的に異なるいくてかの種類があり、
これらは一定の組織に分布し、決まった細胞によって合成されます。
I型コラーゲン 80〜90%
●アミノ酸組成の特徴・・糖含有低、hylys含有
●分布・・皮膚、骨、角膜、腱
●合成細胞・・フィブロブラスト、オステオブラスト、平滑筋細胞、上皮細胞
●生体中では最も多量。線維芽細胞などが合成。
特にお互いが集まりやすい分子で、
リン酸カルシウムが多く沈着しているため石灰化したといわれる、
太く長く丈夫な線維。建物の鉄筋のようなもの。
II型コラーゲン
●アミノ酸組成の特徴・・>10hylys/α鎖
●分布・・軟骨、角膜、硝子体
●合成細胞・・コンドロサイト、背索細胞
●軟骨コラーゲンで軟骨細胞が合成
IIIコラーゲン 10歳から成人10%、胎児50%、新生児20%
●アミノ酸組成の特徴・・2cysteime/α鎖、hylys含有低
●分布・・胎児皮膚、血管、臓器
●合成細胞・・フィブロブラスト、筋原細胞
●主にI型と共存する。
細い線維で、組織に柔軟性を与える。
W型コラーゲン
●アミノ酸組成の特徴・・hylys含有高、糖含有高、3-hypro含有高
●分布・・基底膜
●合成細胞・・内皮細胞、上皮細胞
X型コラーゲン
●アミノ酸組成の特徴・・hylys含有高、ala含有低、3-hypro含有
●分布・・血管、平滑筋、胎盤
●合成細胞・・平滑筋細胞、ある条件下のコンドロサイト
他、Y型は種々の組織、Z型は皮膚、胎盤に存在。
バイオマテリアルへの応用
生体の組織はコラーゲンが主成分であるものが多く、
化粧品の原料としての応用と同時に、
以前からバイオマテリアルへの応用が成されています。
組織が損傷した時、コラーゲン製の人工物で置換代用するといった研究により、
コラーゲンは周囲の組織との親和性がよく、
創傷の治癒を早め、自己の組織の修復再生に有効である事がわかっています。
また、コラーゲンは丈夫なタンパク質であり、
コラーゲン溶液から紡糸して作ったコラーゲン糸やコラーゲン膜は強度が強く、
各種用途に応用が可能です。
コラーゲン溶液を適当な方法で架橋導入すると、
水をそのまま保持したハイドロゲルが生成でき、
コラーゲン濃度が0,01%という低濃度でも、
ガンマー線照射により、水をよく保持したゲルができます。
この、「水を保持する性質」は化粧品原料として好ましいのです。
コラーゲンのマトリックス生物学
従来、単なる支持タンパク質としてしか考えられていなかったコラーゲンは、
コラーゲンのマトリックス生物学の発展により、
コラーゲンが細胞の増殖、機能発現などに及ぼす効果、
つまり、コラーゲンが細胞の性質をコントロールする事が明らかになり、
各種細胞がコラーゲンの構造差を認識する事もわかりました。
例えば、
コラーゲンは血液中の血小板を凝集し、血液凝固反応の引き金になりますが、
コラーゲンによる血小板の凝集反応は
コラーゲン分子が規則正しく集合した
フィブリル構造(4次構造)をとっている時のみに起こり、
コラーゲンが規則制を持って集合していない時は、
血小板はコラーゲンを認識していないそうです。
また、フィブリル構造を含まないコラーゲン上と、
フィブリル構造を含むコラーゲン上で、線維芽細胞を培養すると、
両者の間では、形態が異なると同時に、
フィブリルコラーゲン上では、
細胞のDNA合成能が抑制されて、生体内に細胞が存在している状態に近くなります。
このコラーゲンのフィブリル効果は、
コラーゲンフィブリルを紫外線で照射したり、
フィブリル形成後、37°Cで長時間保持し、エイジングさせると抑制されます。
コラーゲンの電荷化学修飾(サクシニル化、メチル化)
よく聞くけど、意味がよくかわらなかった(私だけ?)、
「サクシニルコラーゲン」「メチルコラーゲン」とは、
コラーゲンの電荷を化学修飾により変化させているのです。
こうする事で、細胞に及ぼす作用が変化します。
細胞増殖作用
側鎖アミノ基をサクシニル化によって負電荷を導入すると、
血小板粘着や血栓形成を抑制し、内皮細胞の増殖を促進します。
メチル化により正電荷リッチにすると、血栓形成を増進します(止血剤に適する)。
正電荷、もしくは負電荷リッチにしたコラーゲン基質は、L細胞の増殖を促進します。
溶解性の変化
また、化学修飾は、コラーゲンの溶解性をも変化させます。
サクシニル化コラーゲンは、中性領域で可溶性となり、
化粧品原料として好都合となります。
L細胞の接着増殖率の増大
また、サクシニル化及びメチル化により、
細胞の基質として用いると、L細胞の接着増殖率が増大します。
pH5以上で負の実行電荷を持つ
特にサクシニル化アテロコラーゲンは、
化粧品原料としての無修飾アテロコラーゲンより優れています。
サクシニル化によるアテロコラーゲンSSの生成は、
コラーゲン分子の側鎖のε-NH2基が無水コハク酸との反応により、
-COOH基に変化するので、
等イオン点が元のp19,0付近からpI4,5付近へと低下します。
実効電荷は大きな負の値になります。
無修飾のコラーゲンは、pH3,5以下でないと溶けず、
可溶化域が実用上、酸性領域に限られていますが、
サクシニル化アテロコラーゲンは、pH4,5付近で沈澱を生成しますが、
pH3,5以下、またはpH5,0以上では簡単に溶解するので、
化粧品への配合がしやすいのです。
化粧品原料には、
カルボキシビニルポリマーやヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などの
負電荷を持った高分子が用いられていますが、
酸性pH領域で無修飾コラーゲンにこれらの負電荷高分子を混合すると、
コラーゲンは正の実効電荷を持っているので、
イオンコンプレックスを作ってしまい、沈澱物をうまく混合できない事があるそうです。
しかし、このような混合の場合でも、
サクシニル化コラーゲンならば、pH5以上で負の実効電荷を持つので、
全く沈澱しないそうです。
※サクシニル化アテロコラーゲンは、「アテロコラーゲンSS」という商品名で市販。
コラーゲンの効果は・・・しょせんは真皮には到達しないが
コラーゲンを化粧品に応用したらば、
先にも述べたように、架橋導入により、
水をそのまま保持してハイドロゲル化するゆえ、水の高い保持力を持ち、
皮膚への水分供給庫としては役立つといわれています。
また、加湿効果を有するので、皮膚表面を滑らかにします。
コラーゲンは棒状の分子なので、
溶液にした時には粘性が高いのですが、
皮膚に塗布するとネバつきのないサラリとした感触になります。
よって、コラーゲンの添加により、
化粧品自体のテクスチュアが改善されるという利点もあります。
実は、しょせんはどのようにしても毛根までの吸収が限度で、
真皮層までの経皮吸収は無理なのですが、
上記に書いたように、塗布が全て無駄というわけではありません。
皮膚表面に皮膜を作り、表面を保湿する力は持っています。
別の理屈で理由を言えば、
アミノ酸がポリぺプタイド結合で繋がったものなので、
構造上、水を多量に抱え込むからです。
また、このアミノ酸の1/4はグリシンで、
他のタンパク質には存在しないヒドロキシプロリンが含まれているので、
皮膚との親和性に優れています。
※ヒドロキシプロリン(L-オキシプロリン)って?
微生物を使用した発酵法で製造される白色粉末。
ヒドロキシプロリンはコラーゲンの中にのみ多量に含まれ、
他の一般のタンパク質には見出だせないアミノ酸であるから、
ヒドロキシプロリンの存在はコラーゲンの存在の証明です。
コラーゲンの中のヒドロキシプロリンは、
プロリンがコラーゲンに合成された後に酸化されて
ヒドロキシプロリンになると考えられています。
非必須アミノ酸であり、
プロリンと同様の構造を持ちますが、
水酸基を持つのでプロリンよりも酸化を受けやすいです。
コラーゲンと同等かそれ以上の保湿効果を持ち、
また、コラーゲンの産生や表皮細胞の増殖を促進する効果を持つそうです。
そして、
コラーゲンタンパク質と、
角質細胞を作っているケラチンタンパク質とは相性がよく、
しっかりと密着するので、長時間皮膚表面に留まり、
皮膚を保護し、滑らかな感触にしてくれます。
しかし、どのような有効データも、
実は効果の発現自体は明らかではない、との事・・・えっ・・・。
※コラーゲンを飲んだら?
コラーゲンを飲むと、そのまま器官のコラーゲンとして利用される事はなく、
一旦、アミノ酸に分解されてから吸収されるそうです。
そして細胞がそれを材料にして、
コラーゲンなどのタンパク質を作るのに使われるのだとか。
・・・・黒酢をたくさん摂取している方が賢いのでは?
と思って以来、私はコラーゲンと名の付くサプリメントは飲んでいません。
タンパク質食品とは、肉類、魚類、豆類、卵など。
しかし、これらのタンパク質は、熱や酸で固まります。
コラーゲンは普通のタンパク質と違って、
熱や酸で溶けます。
コラーゲン飲料は、この性質を生かして、
長時間加熱して溶け出したものを、更に酵素などで分解し、
分子量を3,000〜20,000くらいの大きさにしたペプチドだそうです。
化粧品成分としてのコラーゲンの種類
BSEの病原体である、タンパク質の一種である
プリオン(タンパク性感染粒子small proteinaceous particies)が問題になってから、
それまでより更にウシ由来原料の代替原料が開発され続けています。
プリオンは体内に入ると正常なタンパク質を少しずつ異常化してしまい、
それがある量を超えると組織機能が働かなくなってBSEを発病し、
脳をスポンジ状にしてしまい、運動神経の障害を起こして死んでしまいます。
この騒動があった2000年、化粧品業界は回収と新開発?というか、
コラーゲンの材料替えでテンヤワンヤでした。
日本では、EUでのパニックを受けて、
厚労省が医薬発第1226号
「ウシ等由来物を原料として製造される医薬品等の品質及び安全性確保について」
の通知を発令しました。
・海洋コラーゲン(魚由来コラーゲン、マリンコラーゲン)
ヒラメ、マグロ、サケ、キンメダイ、オヒョウ、フカヒレ、タラ、ウナギなどの
魚の皮、骨、鱗部分から抽出し、精製もしくは加水分解したコラーゲン。
魚由来のコラーゲンは、
3重螺旋の構造が壊れてゼラチンになってしまう変性温度が、
哺乳動物に比べて低いそうです。
つまり、
コラーゲン特有のアミノ酸の成り立ちである
ヒドロキシプロリンの含有量が低いためだそうです。
そして、寒流に乗って生息している魚のコラーゲンの変性温度が20°C以下で、
暖流に乗って生息している魚の変性温度は20°C以上。
特に寒流に生息する魚コラーゲンは、変性温度が低いので、
つまり安定面や使用時の感触面に留意して扱わなければなりません。
変性というのは、
ヒトの皮膚に塗布すると徐々に熱変性してゼラチン化してしまうという事です。
また、原料の清潔の維持と魚臭の除去を問題としています。
※しかし、
暖海域に生息する深海魚のキンメダイの皮に含まれるコラーゲンは、
高い熱変性温度を持ち(34,8°C。ウシは37°Cでした。)、
魚特有の生臭さがなく、
アミノ酸の成り立ちや、分子量、使用感がウシ由来のものに類似しているそうです。
また、製造段階に於いて、
酵素処理によるアテロコラーゲンタイプを得る事もできます。
・アテロ化マリンコラーゲン溶液(アテロコラーゲン水溶液)
サケの皮由来の海洋性コラーゲン。
サケから得られるアテロコラーゲンの変性温度は、
ウシや豚由来のアテロコラーゲンの変性温度より低い17〜19°Cなので、
常温でコラーゲンの三編み螺旋構造が緩んだ状態になります。
つまり、皮膚への馴染みが良く、保湿効果が持続します。
・サクシニル化アテロマリンコラーゲン溶液(サクシニル化アテロコラーゲン水溶液)
サケの皮由来の海洋性コラーゲンで、
アテロコラーゲンの水溶液を改善したもので、水溶液高分子との相溶性に優れています。
・マリンコラーゲンペプチド溶液(加水分解コラーゲンペプチド水溶液)
サケの皮由来の海洋性コラーゲンで、毛髪の損傷表面に吸着します。
・シージェムコラーゲンAS(海洋性サクシニルアテロコラーゲン)
海洋性コラーゲンの誘導体。
マグロ種のキハダの魚皮から抽出したコラーゲンをアテロ化し、
さらにサクシニル化しているので、相溶性と安定性に優れています。
化学構造は哺乳由来のコラーゲンとほぼ同一。
・ベジタブルコラーゲン(植物由来コラーゲン)
セリ科のダウカスロータという植物から抽出された液体。
淡黄色〜褐色の透明。
植物細胞には、動物細胞にはない細胞壁と葉緑素があります。
コラーゲン抽出には細胞壁が関わりを持ちます。
細胞壁にはタンパク質が結合した糖タンパクである「エクステンシン」見られます。
エクステンシンとは、一般にはニンジン種のダーカスカロットの根から抽出したエキスの事。
エクステンシンは、
植物の細胞壁中で主要成分であるセルロースやペクチンなどが絡み合って存在します。
※ペクチンって?
多糖体の一種。
りんご、なし、ぶどう、にんじん、豆類な含まれ、
化粧品の増粘剤や乳化安定剤などに使用されます。
エクステンシンのタンパク質部分の分子量は約3万だそう。
コラーゲンに比べて粘性が低い上に、
温度によって粘性が変化する事もないので、大変扱いやすいそうです。
その上、このタンパク質部分に、全体の35〜65%相当量の糖が結合しているそうです。
また、ウシ由来コラーゲンのアミノ酸の組成同様に、
コラーゲンの三編み構造を作るのに必要な
セリン、グリシン、リジンなどの皮膚のNMFと類似したアミノ酸を多く含む上に、
ヒドロキシプロリンを多く含みます。
ゆえにエクステンシンとコラーゲンでは、存在する部分が異なりますが、
構造も働きの面でも共通する事が多いそうです。
・醸造酵母抽出植物性擬似コラーゲン
米国ブルックス社より、「プソイドコラーゲン」として開発されました。
生きた酵母細胞から抽出された吸水性のよい物質で、
ポリペプチド鎖に糖鎖をくっつけたタンパク質であり、
糖タンパク質(グリコプロテイン)の一種です。
ほとんどの場合は、
アミノ酸の
「 アスパラギン酸とグルコース、ガラクトース、マンノースなどの6単糖と、
N-アセチルグルコースアミンが結合したもの」だそうです。
動物性コラーゲンより優れた保湿性と滑らかな感触で、
皮膚への違和感がないそうです。
わずかな粘性で、
淡黄色の懸濁液(コロイド状の粒子が安定した状態で均一に浮かんでいる溶液)。
匂いはほとんどなし。
・フィトコラーゲン(大豆発酵エキス)
大豆に枯草菌を加えて発酵処理して得られる、タンパク質水溶液。
分子量が約数10万のグルタミン酸の高分子ポリマーなので、
粘度が強いそうです。
無色〜淡黄色っぽい透明で、少しだけ匂いがあります。
糖としては、果糖(フルクトース)。
感触は動物性コラーゲンと類似。
伸びも馴染みも良く、乾いた後でのイヤなベタ付きもなく、サラリ系。
※他、植物由来のコラーゲンとして、
「クインスシードエキスの分散液」、
「タマリンド種エキス」、
「トウモロコシグリコーゲン」などが上げられます。
※その他、コラーゲンは様々な呼び名や表示名があります。
↓
・水溶性コラーゲン液
ニワトリ(白色レグホン)の脚部から抽出、精製して得たコラーゲンの水溶液。
アミノ酸組成を持つ天然高分子。
・水溶性コラーゲン(1)
もともとはウシまたは豚の皮膚、骨髄組織から、
水、エタノール、またはこれらの混液で抽出したコラーゲンの水溶液。
化粧品配合は、
保湿剤、皮膚保護剤、皮膚組織活性剤、感触改良剤として用います。
・水溶性コラーゲン(2)
もともとは、ウシの胎盤を凍結、融解した後で、
塩化ナトリウム溶液より抽出して得たものから、油溶性成分を除去したもの。
ホルモンを含有しないコラーゲン水溶液。
化粧品には、皮膚組織活性剤、皮膚保護剤として用いられています。
・水溶性コラーゲン(3)
カレイ目ウシノシタ科の魚皮から酢酸溶液で抽出して得るコラーゲンの水溶液。
・アシルコラーゲン
動物の真皮などに存在するコラーゲンをアシル化処理して得られた、
化学修飾した水溶性コラーゲン。
従来のコラーゲン機能を持ち、皮膚成分との相溶性が良いそうです。
・加水分解コラーゲン
もともとは、主にウシまたは豚の骨や皮、
またはサケ、タラ、オヒョウ、ヒラメなどの海洋物の皮などを、
酸やアルカリや酵素で加水分解して得られるコラーゲン加水分解物。
コラーゲンのグリシンを酵素で選択的に切断して、
浸透性を高めた分子量の小さいトリペプチドコラーゲンを使用されている事が
多くなっているそうです。
・加水分解コラーゲン液
コラーゲンタンパク質加水分解物、もしくはその塩の水溶液。
皮膚や毛髪の保護剤、湿潤剤、柔軟剤として用いられています。
・加水分解コラーゲン末
コラーゲンタンパク質加水分解物を粉末状にしたもの。
常温ではゲル化しません。
水溶性で、透明かわずかに混濁した粘性の液体になります。
化粧品には、保護剤、湿潤剤、柔軟剤として用いられています。
・加水分解コラーゲンエチル
加水分解コラーゲンのエチルエステルのエタノール溶液。
シャンプー、リンス、クリーム、乳液、メイクアップ品に
コンディショニング剤として使用されています。
・加水分解コラーゲンヘキサデシル
加水分解コラーゲンとヘキサデシルアルコールとのエステルのエタノール溶液。
皮膚や毛髪の保護剤、湿潤剤、柔軟剤として用いられ、
油性感を持つツヤを出します。
・(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン
加水分解コラーゲンに、
3-グリシドキシプロピルメチルジヒドロキシシランを付加したもの。
他、ぺプタイドの由来原料には、
ケラチン、シルク、または植物性タンパクである大豆や小麦があります。
毛髪への吸着作用に優れていて、毛髪のツヤや光沢を出せます。
加熱処理で高分子化するので膜を形成します。
主にシャンプーやコンディショナー、ヘアスタイリング剤に用いられています。
・コラーゲンアミノ酸
コラーゲンタンパク質を完全に加水分解して得るアミノ酸の混合物。
グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルタミン酸、
アラニン、アルギニン、アスパラギン酸、ロイシン、イソロイシン、
リジン、バリン、セリンなどを含みます。
皮膚や毛髪へのコンディショニング作用を持ちます。
・ゼラチン
動物の骨、皮膚、靭帯、腱を、
酸またはアルカリで処理して得た粗コラーゲンを水で加熱抽出して得るゼリー状のもの。
水溶しないのに、水を加えると膨脹して5〜10倍の水を吸収します。
動物の結合組織中に含まれるコラーゲンは、ゼラチンの無水物です。
化粧品には、乳化剤、乳化安定剤、増粘剤、ゼリー基剤として用いられています。
ブレスドパウダーには結合剤として、
医薬品の製剤基材としては、カプセル、錠剤、座薬などに使用され、
細菌試験の培地にも使用されます。
他、製菓、食品加工、写真乳剤、接着剤としても幅広く使用されます。
・加水分解ゼラチン末
ゼラチンを加水分解して得る水溶性の粉末タンパク質。
保護コロイド、乳化、粘着などの作用に優れます。
一応、今のところ、以上です。
思い出したら追記します。
堅苦しいから、疲れたじょ。シリーズはまた日数を開けて、
明日辺りはcosmeアソビ日記いきます!
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