イチビリって
えらいこってす。
私、「イチビリ」って全国共通語だと思っていました。
「関西人以外としゃべるのは苦手」と言っている私ですが、
そんな私にも、よその土地の方でも仲良しの人がいて、
要するに、テンポよく、本音でハキハキと語り合える人とは、
育った土地なんて関係ないっちゅうのがマコトです。
はいいとして、
その友達から「イチビリってなぁに?」と尋ねられてバビったのでした。
ぎょえっ。
これ、説明するのは、かなり難しい。
なぜなら、「意味」は多岐にわたり、
また、よぉぉく考えると、
そういえば・・・っと、
関西独特のニュアンスが含まれているような気もしてきて、
イチビリに該当する標準語ってないかも・・。
私がたまに日記や製品コメントやBBSに書く、
「私はイチビリなので、なんでも使います」という意味は、
簡単に説明すると、
「おもしろがり」となりますか・・・。
この場合、自らを「揶揄」するような含みがあるので、
ある意味、謙虚な例え、とも言えるのです。
(自分で自分を謙虚というのは、とてもおかしいが)。
関西では、例えば一流ブランドのレア物を身に着けても、
「私、イチビリやもん」と言います。
つまり、
「自慢しているように見られるのはイヤだ」から、
「私、新しいモン好きのおもしろがりやねん」で済ませたいんですね。
これ、関西人の
「エエカッコに見られるより、おもろく見られたい」という意識ですかね。
他、
「ふざけ者」「お調子者」とも訳せます。
けど、
「アイツ、イチビリか」と、人を指した場合は、
「アイツ、目立ちたがりか」という意味になりますか・・・。
また、
「ちょっとこの店、イチビッたろか」という場合は
「ちょっとこの店をひやかしたろか」になるかなぁ。
なんか、うまく伝えられないんですけどね。
そこらの奥に、もっと深いニュアンスがあります。
だから、
「〜〜だ」と書けずに、「〜〜となりますか」などと、
逃げの一手ですわ。すまん。
語源は
競り市で売り手がやかましく騒ぎ立ててモノを売っている事を「市振る」
と言っていたのがはじまりだとかなんとか・・・。
しかし、関西弁だとは知らなんだ・・・。
通じない言葉を使っちゃって、ごめんなさいっっ。
冷やし飴
んで、ついでですが、新聞で「冷やし飴」の事が載っていて、
これまた、冷やし飴が関西モンだとは知らなんだので、驚きました。
実際、古い古い飲み物で、今では観光地ででもないと、
「本物」には出会わない飲料なんですが、
とってもおいしいんです。
わからない方に説明させていただくと、
「麦芽飴、糖類、しょうが汁」を入れて、じっくり煮詰め、
水で薄めて飲む飲料です。
お湯で割ったものは「飴湯」となります。
しょうがの風味がキリっと効いた、甘い飲み物。
しょうがのせいだかなんだか、甘いのに、口の中で後を引かないんです。
甘みが疲れを取り、
しょうがが発汗を促し、身体を内側から温めるので、
風邪引きにも良いんですよ。
最盛期はだいたい昭和30年代〜40年代だとか。
なるへそ。
私の幼児期だわ・・・。
日本サンガリアベバレッジカンパニーが、
約30年前から、
缶入りの冷やし飴を製造しているようですが、
売れるのは関西ばかりとか。
でもなぁ・・・私もこれは飲んでみた事がありますが、
なんか、味が違うんだよなぁ。
何か物足りなくて「冷やし飴様」という感じ。
東京でも、関東大震災直後、
被災者を対象にした露天商売が増えた中で、
カルピスやラムネと並んで、この冷やし飴も売られたんだそう。
「震災後、俄かに起こった新商売」といわれたけど、
その後は関東には定着しなかったみたいです。
関東の人にはマズいのかちら・・・。
ま、こちらでも「本物」は全くといって良いほどに見ませんけどね・・。
最近は、デパートの地下だとか、大きな駅の広場で、
いろんな種類の「生ジュース」のミキサーが並んでいたりして、
確かに健康的だしお洒落だけど、
その、ちょっと隣の小さなスペースで、
「本物の冷やし飴」なんてやってもらえませんかね。
多分、私、オッサンに混じって冷やし飴の方を選択しそう。
なんか、シミュレートできますぜ。
「みみちゃん、やめてよ。女でそんな古臭いモン飲んでんのん、
アンタだけやで。」
「何ゆーてんねん。そんなシャチホコばった名前のヤヤこしい生ジュースより、
こっちの方がおいしいんやってば。プッハー!」
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