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お天気は兵庫県南部の予報です。かなりの度合いではずれてますのであしからず。

2005年3月8日(火)

今日は「有美のスキンケア歴」の2004年後半をやっとアップしました。
コスメバカ熱、今日も行く、の奮闘記をお楽しみください。
コスメ的に怒涛の半年だったかも。
2005年3月7日(月)

今日は角層のお話は気分替えにお休みしますね。

レギュレーションがいろいろ変わってしまった今年のF1ですが、
琢磨は何やってんでしょーね〜。
運が悪かったとは言え、ドンケツポジションの上、
たいした快進撃は見せてもらえませんでちた。
だから、写らねぇじゃん、画面にっ。つまんない。

ご本人、ツラーっと
「これでタイヤ交換なしで走る感覚をつかめました」と笑顔。
相変わらず感情が表に出ない点、ワリと好き。
いつも同じ顔。
昨年も変化があったのは、
ドリンク装置が壊れて脱水起こしていた疲れ顔の時だけだったな。
いかにもよろしい。闘う男としては。

今年は、
ルノーやマクラーレン・メルセデスの戦闘能力が優れて上がっているとか。
BARホンダの能力は、一応、3〜4位程度らしいです。
ただし、2GP同じエンジンで走るというレギュレーションにより、
BARホンダは持久パワーのある点、もしかしておいしいかも。

    

コエンザイムQ10の代わりに?ひど

不足している不足している、と言われて長いコエンザイムQ10ですが、
カネカ関連の人の情報によると、もうすぐ「溢れかえるだろう」って事です。
はてな?

ってこんな時、
和歌山県の販売業者が、
大津市の健康食品会社「ニッショク」という所で製造委託していた
「CoQ10」から、無承認の医薬品成分「イデベノン」が検出され、
滋賀県が4日に同社を立ち入り検査したところ、
製造販売の停止と自主回収を指示したそうです。

これは、コエンザイムQ10の含有量を
「1錠中30mg」と記載されていたけど、
たったの約0.2mgしか検出されず、
「代わりに」色や作用が比較的似ているイデベノンが検出
されたんだそう。
最悪ですね。
この製品は1粒60粒入りで2万箱が販売されてしまっています。

イデベノンは、脳こうそく後遺症の治療薬でしたが 、
1998年に肝機能異常などの副作用の恐れがあるとして、
医薬品の承認を取り消されています。
ただし、今のところ、この製品による健康被害は報告されていないそうです。

健康被害が出ていなくても、中身を騙すなんとひどい。
アメリカ産ものも、インチキが多くて訴訟が相次いでいるそうなのよね。
イヤな話しだわね〜。
私も、ちゃんとカネカや日清ファルマのを飲む事にしよっと。

コエンザイムQ10の製造方法は、
化学的に合成したり、酵母から抽出したりで、
社によって違いはあるものの、品質そのものに大差はないんだそうです。

現物はオレンジ色の粉。
化学構造はビタミンAに近いそう。
ただし、
体内で一定量合成されていたり、欠乏症がないので「ビタミン」ではなく、
「ビタミン様物質」とされています。

コエンザイムQ10は
「水に溶けず油に溶けやすい」のですが、
日清ファルマでは、
食事後でないと吸収されにくい欠点を補うため、
水溶化の開発に成功しました。
これは、食事後に粉末を飲用する場合の約2倍、
絶食時でも食事後の粉末飲用と変わらない吸収が可能だそうです。

水溶化されると、ドリンクやゼリーなどに入れる事ができます。
そのうち、
「ウィダーインゼリーコーキュー10」なんて出そうですね。

ところで、化粧品配合は、やはり上限0.03%では、
効果の確認は全く見られないという事に変わりはありません。
どのくらい皮膚に吸収されるのかも不明、
とはっきり言われてしまっています。

のワリに、
相変わらずCoQ10クリームやら美容液がたくさん出回っていますよね。
しかも堂々と。
ま、共に配合された他の成分は効くかもだから、
ネーミングが「C0Q10なんだ」と思えば、別にいーけど。

    

使っていたはずのインヒビットダーマフィルはおあずけって運命1

しかしなんですね、先週、発熱しなければ、
私は確実に今頃「ナチュラビセ/インヒビットダーマフィル」を使っていたはず。
いくらなんでも、仕事を休んだので買いそびれました。

私という奴は、わざわざ買い物だけに出かけるなんて事は、
3年に1回、あるかないかですので、
ま、考えようによっては、いけない事ですが、
うまく仕事中に買いに行く計画を立てて手にするのです。
で、ここぞとばかりに、のんびりと休みまくったので、
しばらく、そこに寄るという時間の余裕はなさそうですねん。

で、冷静になると感じるのは、インヒビットダーマフィル自体、
「今、現在慌てて使いたいモノかどうか」です

発売日ばかり気にしていて、
「必要かどうか」まで思考するに至っていなかったんですが、
なんたって、よくよく考えると、いえ、考えなくても、
むちゃくちゃ高価ですやん。
考えろよな、必要かどうかくらいっっって話しです。

忙しかったりして、肌がボシャンと落ち込むと
「なんか魔法使いはないかいな」とついつい考えちまうもんですが、
そういう時に、万障繰り合わせてでも買ってみる、
そして「私には今、これがどうしても必要なのよ。」と使ってみる、
これが正しいケア道?かもかも。

大袈裟ですがね・・運命かと

で、こういうのって大袈裟にいうと、運命を感じるわけですよ。
発熱しなければ、とっくに使っているのに、
発熱したばかりに、「あれ?」と考えてしまい、
なんとなく、まずは今は縁がなかったんだ、と思うほど。
大袈裟ですかね?

こういうの、私は「流れのまま」に居て「逆らわない」事にしているんです。
ズンと前にどこかに書いたけど、
人は必然の法則に操られている部分があって、
自分に起こり得る全ての事は「必然」なのだ、って話しが根底に
あります。

起こる事に妙に逆らうと、
逆らっても思うようにならなかったりする場合多々です。
また、逆らったようになってしまった場合、何か災難が起きたりする。
(事によりますよ。
 川に流されているのに、流れのままになんか居ないですからね(笑))。

私はだいたいもともとは、どちらかというと反逆児もいいとこで、
「抵抗の人」だったんだけど、
いくつの頃からか、どうでも良いと感じられる部分ほど、
流れに身を任せるようになりました。

何故なら、そのせいで墜落した飛行機に乗らなかったり、
事故に遭遇しなかったり、
母の死に目にちゃんと会ったり、といった事が多かったからです。
思い起こせば、なだけですが。
内容としては、努力とは正反対の堕落的?なんすよ。
「まぁいいか、慌てない慌てない。」といった類の。

それは友達に言わせると
「先祖霊の警告」だと言うんですけどね。
私は霊の事は全くわからないので、なんとも言えないんですけど、
友達曰くは
「先祖霊は、アンタに、そこに行くなって警告を出すわけよ。
もし1度で気付かなかったら、何度も出すわけ。
で、とうとう助けられないほどにアンタが抵抗した場合は、
どうなっちゃうかは知らないけどさ。」 。

ん〜。それを信じたわけではないけどね、
むやみと抗うのは疲れるから、
「あ、そうなの?」と素直に生活している部分があるんです。

ま、コスメの事でずいぶん大袈裟な話しなんですけどね。
ひょっとして、私が今、インヒビットダーマフィルを使ったら、
合わなくて肌荒れしたのかも?ね?
なんて考え方もあるね。

マリクワを手にしたという運命2

んでも、なんか使いたい。
あまりに真面目な真珠夫人。
  (ラフェリーナ・ドゥローションは2本目突入しました。)
展開性がないのよ〜。展開したい〜。

アンティアンティのオーガニックローズクリームはなかなか来ないし、
フランシラ等もどれを使おうかと考えてばかりで発展なし。
あ、それって、ネット通販だからなの。
店頭にあったら、ソソクサと選んでいるのだわね。

私、ネット販売でモノを選ぶのが、とても苦手なのよ。
だって、写真と説明だけなんだもん。
なんたって、触感という一番大事な琴線に触れないのだわ。
ネット販売ものは、一度目さえ思い切ると、
使って気に入ったら、何度何度もも注文するんだけどね。

んで、 なんでかわからんけど、
いつも行く内科の近くにあるからって、
なんとなくマリー・クワントに寄ってしまいました。
いや、そこに他のブランドがないからだけよ。あはは。

ま、スキンケア物はなかなか優れているし、メイクは可愛いし、
嫌いではないわけで・・・
ただ、パンチには欠けるんだけどね。
簡単に言えば、「あっそ」ってブランドだわね。ふは。

で、「レイズアップスーズ」はトロミが強くて閉口したから、
「プレスクライブドモイスチャーローション」をシートマスク用に
オーガニッククリームを使うようになったら、
スケスケっぽくてバリア回復に心もとない日のために、
「レイズアップドリーム」というクリームをフタ用に


最近、どこたらのディ○ールなどの←結局書いてるやん・・
25.000円もする美容液を使っても、
高価と効果が比例しているとは思えなくなったので、
10.000円の
「プレスクライブドリバイタライズエッセンス」を軽い保湿強化用に
  瑞々しくて使いやすいですよ。・・水っぽいという形容もあるか?(笑)。

この3点を説明も聞かずにチャチャっと選択し、
安価なのにワリと評判の良い「ゴミ取り系」マスクを、
今さらだけど 使ってみようと眺めていたら、
チャッチャと選択するから、「この人、いくらでも買うわ」と思ったのか、
すごい事言われたの。

「テイクケア」というスリスリして剥がすピーリングをしてから、
「ゴーディバー」という泥マスクをし、
最後に
「ボーンイエスタディ」という、
小さな優しいスクラブ粒子が配合されたマッサージジェルの
3種を一度に使うとホームエステだ
、と。
アホっかぁぁぁ。
3度も続けざまに違う手法でピールしてどーするんやーーー

とバビったわ。
わたしゃ、そんな因幡の白兎みたいな事、よーせんわ。

ほんでも、勝手に使ってみたいから、
「 テイクケア」はクラランスの似たのがあるから、
「ゴーディーバー」と「ボーンイエスタディ」だけ入手はしたけど、
当然、私はどちらかだけを別の日に使ってますわ。
値段のワリにけっこう良いです。お薦め。


ついでにボディケア物が欲しいな、と、
「シーミストボディクレンジングシャンプー」
  想像より肌がパキりまする。
「サンドグレインボディスクラブ」を選択し、
  スクラブだと思ったら、泡立つのだ。シャンプー兼用。

保湿物で悩んで眺めていたら、
「ボディトリートメントバーム」というオイルを渡され、
「植物オイルなんですけど、
  これで足裏をマッサージするとポカポカしますよ。」
と言われたの。

なんの植物油なのかな〜って成分表を見ると
1番上は「ミネラルオイル」
だよ。
2番目は「エルカ酸オクチルドデシル」さ。
   エルカ酸自体はナタネ油に多い脂肪酸だけど。

「これ・・・基剤はミネラルオイルで、植物油じゃないですよ。」と言うと
「え?植物油ですよ。」としつこい。
私としては、彼女が思い込んでいるならそれでどうでもいいんだけど、
「いや・・・その説明は他のお客様にしない方が良いですよ。
 ミネラルオイルは石油系。 飽和炭化水素類です。」
「そうなんですか・・・??・・・。」

若いBAさんならもっと優しく言えたんだけど、
けっこう歳食ってたから、ちょっとムカついちゃったんだわ。
んで、ボディ保湿は
「シードロップボディモイスチャークリーム」にしました。
   伸びが良いし、着色がゲゲっだけど香りが好きだわん。

アイソがない上に口うるさい客で悪かったが、私も熱があったんだよっ。
んでも、ネイルとかグロスとかもいくつか選択して、
なんとなく、たくさんモノが増えてうれしく帰ったのさ。

熱が出なかったら手にしなかったブツブツだわね。
これも運命の出会いというか、縁の一つでもあるわけよ。私的には。

2005年3月5日(土)

<角層についてのお話/その2>

<角層のバリア機能や水分保持機能について >


角質のバリア機能測定とは


生体で定量的に角質のバリア機能を知るには、
実験動物では
「放射性同位元素を付けた物質を塗って、その透過を測る」が、
ヒトでは無理。

体内から角質を通ってくる物質、
つまり発汗によらず、表皮組織を介してごく僅か蒸散する水分を標的に、
生理的な条件下で非侵襲的に
経皮水分喪失TEWL(transepidermal water loss)として
測定する電気的な湿度測定機器が用いられる。

皮膚に円筒状プロープを当てて、拡散する水分を測定する。


経皮水分喪失(TEWL)に見る角層バリア機能の条件による違い


●部位による違い

角層の厚さを決定する細胞層数は、身体の部位で違いがある。

最薄・外陰部(平均6層)

瞼(7層)

顔面頬部(10層)

躯幹、四肢(14層)

最厚・手掌、足底(50層超え)

・10層しかなく未成熟角質細胞の多い顔面でのTEWL=10g/sq-m.hr近く

正常な躯幹や四肢での病変レベルに近い数値
正常人であっても、顔面のバリア機能が良くないのに、
常に悪環境にさらしているが不都合が起きていない。

・頭部、頚のうなじ部分、ヒジの伸側のTEWL=10g/sq-m.hr近いかそれ以上

物質の透過が容易。

●季節による違い

外気が乾燥して寒い冬→TEWLが高い。
顔面などは、
目に見えない一種の軽い刺激性皮膚炎が起きているともいえる状態。

空気の乾燥=表皮増殖を亢進し、真皮の肥満細胞を増加。

●年齢による違い

新生児〜成人までの大きな変化はなし。
高齢者は表皮の代謝が緩やかで、
角質細胞層数が年齢と共に貯留して増加。
顔面では目立ってTEWLの低下が見られる。


表皮増殖亢進によるバリア機能異常

●表皮の分化過程のさまざまなレベルに影響する遺伝子の異常により、
臨床型として魚鱗癬の像をとる角化異常症

表皮の異常が全て最終産物の角層に反映し、
角層のバリア機能が低下する。

●外的傷害系
・炎症刺激で表皮に一時的に反応性の増殖亢進や分化の異常を生じた場合
・外界からの刺激で起きる接触性皮膚炎
・外傷
・白癬のような感染症
・薬疹
・紫外線による日焼けの皮膚炎
などなど

表皮は増殖活動を亢進して盛んに角層を造る過角化の状態を生じる

肉眼的には鱗のようなザラザラとヒビ割れた皮膚に見える
病変の激しさに比例して、バリア機能の低下という角層の機能異常が見られる


●アトピー性皮膚炎におけるバリア機能

・健康な新生児の皮膚ではバリア機能異常はないが、
生後2,3ヶ月からアトピー性皮膚炎が始まると、
炎症の程度に比例した角層のバリア機能異常が出だす。

角層の脂質代謝酵素に異常があっても、
アトピー製皮膚炎患者のバリア機能異常自体は先天的ではなく、
炎症が治まれば機能も回復する



・何年も湿疹性皮膚炎が続いたアトピー性皮膚炎患者の、
病変ではない皮膚の乾燥からだけなるアトピー性乾皮症の部位では、
バリア機能の低下は見られる。

表皮は増殖の亢進を示して肥握。
正常人なら2週間ほどかかる腕の部位の角層のターンオーバーが
1週間と短縮してしまっているので、
角質細胞は小型化し、軽い炎症の残存が見られる。

表皮にも真皮組織にも傷害を与える化学物質の軽い刺激ですら
激しい炎症を起こし、バリア機能の修復に時間がかかってしまう

しかしながら、
引っかき傷のような機械的傷害の修復については正常な皮膚と変わらない


角層バリア欠損による反応と修復期間など

角層のバリアが欠損

生存が難しくなるため、
表皮が急速な脂質代謝でバリア修復を図ろうとする

・例・
ヒトの前腕屈側の皮膚をテープ・ストリッピングで角層の全てを除去

4日以内に病的ながらも不完全な角層が急造し、
8割以上のバリア機能が修復され、
それなりのレベルのTEWLに達する

しかし
擦過傷によって、肉眼では炎症が見えないが、
顕微鏡的レベルでは存在する= 完全修復には実際は2週間かかる


・表皮まで剥離された創傷では、表皮化が起きてから1ヶ月以上、
真皮に及ぶ潰瘍の後の瘢痕では、数ヶ月にわたる
真皮の炎症を反映したバリア機能異常が見られる

これらの場合、細胞間脂質量には変化なく、
それと結合する角質細胞のcornified enveloveの未成熟な状態が目立つ

最たるものがケロイド(何年間も角層バリア機能の異常が続く)

 ※しかしながら、痒みや敏感などの悩みはあるものの、
  これら真皮の炎症だけを反映した皮膚表面の角層の保湿性は
  保たれるため、バリア機能が異常であっても、
  日常生活上の大きな支障とはならない


日常生活に支障をきたす問題は角層自体の水分含有量低下

角層の水分含有量低下

角層の保湿機能低下で皮膚表面がヒビ割れし出す

痒み感覚の閾値が低下して掻く事でのバリア破壊

ヒビ割れからの環境のタンパク抗原の侵入による接触性皮膚炎発症


※下半身に乾皮症を持つ老人の場合
  ↑
細胞間脂質の減少があっても、
角層のターンオーバー時間延長による貯留した角層層数大ゆえ、
バリア機能は若者より良好
  ↑
しかしながら
乾燥した季節では体内からの水分補給が不完全で
若者より水分保持物質が少なく、
細かい鱗屑や亀裂を生じやすい
  ↑
表皮内に分布する知覚神経のC線維を刺激するので痒みが強い


角層の水分含有量


皮膚で最も問題となるのは角層表面の水分含有量となる。
これについては、
高周波伝導度や電気容量をパラメーターとして用いての機器で測定できる。

角層の水分含有量は、「何パーセント」と均一ではない。

●角層直下の表皮組織では、
充分に組織液を保ち、活動ができるように水が飽和しており、
実際には薄い角質層でも
表皮と接する最下層から、乾燥した外気と接する最上層へと
徐々に低下していく水分の濃度勾配が存在する。

●角層には
ケラチン繊維を束ね 角層細胞内に存在する間タンパクのフィラグリンが、
角層細胞から表層への移動につれて、
タンパク分解酵素により分解されてできた低分子のアミノ酸をはじめ、
汗由来の尿素、乳酸塩などの水溶性成分が存在し、
水分と結合して角層タンパクとの間の柔軟性を増す働きをする。

皮膚炎、魚鱗癬、老人性乾皮症などで
鱗屑として見られる病的な角層では、
細胞間脂質も減少し、アミノ酸含有量も少なく、
湿度が高いところでも水を吸わずに硬く脆い。

●細胞間脂質のセラミド含有量は
角層のバリア機能にも保湿機能にも関連
する。
しかし、
角層のテープ・ストリッピング1週間後の軽い炎症のある乾燥皮膚では、
細胞間脂質のセラミド含有量は正常レベルに復しても、
水溶性アミノ酸含有量は低下したままで表皮は荒れた状態
である。


基礎化粧品の最も大切な目的は角層の水分保持を増す働き

●鱗屑を生じるような病的皮膚の角層に柔軟性を与える物質は、
油脂ではなく、
油脂によって表皮から失われることが防がれる水分

●クリーム・乳液は油脂が少ない水を含む基剤なので、
その水分の影響で角質水分含有量がすぐに上昇するので即効性あり

その水分が蒸散しても保湿効果に比例する水分含有量は数時間持続する

●ワセリンなどのような油脂は「皮膚を密封する」ので、
すぐには変化がないものの、
次第に水分がその下に溜まりだすと共に角層水分含有量も上昇する


洗い流したら効果も消えるか?


有効な製剤を塗布し続けると、
塗布をやめてもその効果は何日間も持続する。
角層のターンオーバー(2週間ほど)を超えて尚、効果の持続は見られる。

保湿効果の高い外用剤は、
単に角層だけではなく、深い表皮にまで影響を与えるので
「角層療法(corneotherapy)」といわれはじめている。

2005年3月3日(木)

<角層についてのお話/その1

前書き

皮膚表面から出てくる「垢」のようなものは、嫌われ者ですが、
嫌ってはいけましぇん。
それは、
皮膚で最も大事な働きを終えて来た角質細胞の最後の姿であり、
その本態は、
同じ身体由来の「耳垢」や「目クソ」とは起源も働きも違うんです。

私は何度か、その美醜や美容的問題だけではなく、
「皮膚は大事な臓器だ」と言ってますが、
角層とは、それなくして地上での生存が不可能な器官です。

この角層についてのお話は、少し美の豆っちにも出ていますが、
その角化メカニズムと共に、自然剥離のメカニズムとなると、
実はもっともっと難解です。
かなり長くなりますが、
多分に「シャラ臭い化粧品の謳い」がわかりやすくなるので、
今後、連載状態でわかり易く解いていきたいと思ってます。

例えば、
角層の構成、そして、角層の剥離とは?、
角層バリア機能、
角層のメカニズムの異常による疾患、
イオンペア(乳酸、カルシウム)の角層物性、
ケラチンタンパクの状態、
角層の外的環境因子の影響、角層の抗酸化因子
などについてです。

これらがわかると、
ケアに必要なものが、ある意味で見えやすくなったりすると思えます。
それが目的です。

んしても、
一人の研究者さんや教授が書いた事ってわかり辛い事、この上なし。
ご本人は「もともとわかってらっしゃる」からですね・・・
シロートに優しくない。
まるでPCの説明書みたいなモンですね。

あらゆる方向から、いろんな人のレポートを読んで読んで読みまくって、
まずはやっと私が把握し、
これでもわかりやすく書いているつもりですだ。
わかりにくかったらお許しを。
もしくは、BBS、メールで質問してください〜。
あるいは、どこかの検索でわかるかも。

でね、私ももっと知りたくて検索したら、
このHPが出てきたりしてガックリした事あるっす。
なんじゃ、そりゃ。
それって、私というシロートが書いたモンじゃん!
検索にかかるなっちゅうの。


難解な謳いは、それってなんだって話し

さて、それをできるだけわかりやすく書きたい理由は、もう一つ。
角質をケアする化粧品の宣伝で、
それを剥離するものにしろ、育成するものにしろ、
よく
「デスモゾームの繋ぎだけをはずす」だとか、
「カルシウムの流失が」だとか、
「ラメラ構造に浸みわたる」だとか、
「フィラグリン」がなんだとか、
「インボルクリン」がなんだとかって謳い、
たまに見ますよね。

最近、その手の言葉に麻痺してしまって、
「ふ〜ん」なんて読んだりするんですが、
通常、 私に言わせれば、
んな言葉、一般消費者にわかるのか?って話ですよ。
ええ、その謳いを書いている宣伝は
「専門家に対して」ではなくて、
一般消費者相手の本に掲載されていますよね。

私は「なんだ、これ」と思ったら一応調べたりするので、
なんとなく覚えたりしているんですけど、
しかしながら、んな事を覚えたからってなんの意味もないんですけどね。

ま、BAさんに
「このデスモゾームは、
  どのようなタンパク質分解酵素で断ち切られるのですか?」
と質問したところで、
応えるBAさんは居ないわけで、知っててもほとんど意味がないです。

そしてしかも、「謳い」は「中途半端」なので、
ますます消費者にはわかりにくい。
当然、BAさんにもわかりにくいんでしょうよ。
ま、わかりにくくして専門用語を並べて
「ケムに巻いて」「ほぅぅぅぅ」と「感心させる」のも手のようですがね。

できるだけ、ケムに巻かれたくないじゃないですか。
できるだけ、ぼんやりとでも理解して製品を使いたいですね。
なので、これらは化粧品選択のための講義です。

読んでいて、
「あ。どこかで見たな、この言葉」ってのがたくさんありますよ。
身近も身近。
ナチュラビセだとかヘレナ・ルビンスタインだとかコスメデコルテだとかの広告ですね。

皮膚、それも角層という器官の存在理由

当たり前のおさらい

皮膚とは、生体と環境の間(interface)にあって、

・できるだけ環境の影響で生体組織に支障が起こらないよう、
・常にホメオスタシスを保ち、
・生命活動を続けられるように働くことであり、

その働きは皮膚表面の角層の働きに集約できる

つまり、皮膚は、
ホンのわずかな部分しか占めない薄い層を作る為に表皮組織が存在し、
真皮もそれを支えているといえるのです。

厚さ数ミクロンであるにもかかわらず、
パリア機能、水分保持機能という
生物学的に重要な機能を担っているのが角層です。



角層の研究の進化

角層は、もともと皮膚科学の分野で通常行われてきた
組織学的アプローチが無力で、
形態学的研究が盛んであった時代には、
角層もタンパクであるケラチン(角質)の塊り、
つまり「角質層」とも呼ばれ、むしろ無視されている存在でした。

しかし、皮膚を切って調べる侵襲的な組織学的方法に置き換わって、
工学機器の発達と共に、非侵襲的な方法、
つまり皮膚の生体計測工学の導入により、
角層の研究は大きな推進力を果たしてきました。

角質研究は、
NMF(天然保湿因子)にはじまり、
特にアミノ酸の保湿機能にはじまり、
バリア機能・保湿機能を果たすセラミド、CEの役割も
明らかにされつつあります。

最近では、
タンパク質分解酵素、乾湿イオン、転写因子など、
新しい角度からの研究発表が積極的です。


角層の形成と健常な自然剥離

生体由来のバリア膜である角層は、機能的に悪くなった古い部分。
常に新しい角質細胞が下の表皮
で作られては補給されています

美の豆っちにもありますが、

正常な皮膚では、
表皮角化細胞(ケラチノサイト)は、約2週間かけて
未分化細胞から有棘層、顆粒層と、
上層にゆっくりと移動しながら分化し、←@へ
ケラチン繊維を形成しながら上行していき、
無構造なタンパクの塊の角質細胞に変化します。

 最終的に死細胞である角質細胞にまで分化した後、
 皮膚から脱落します。

●角層は、
ケラチノサイトが角化し、
例えばK1,K10といったケラチン繊維←Aへ

それを凝集して固める気質タンパク成分のフィラグリン←Bへから成る細胞質

その外側を包む袋、つまり、種々のtransglutaminaseの働きで
インボルクリン、ロリクリン(←Cへ、SPRRなどから造られた
頑丈なタンパクのCE(cornified envelope)(角化外膜)←Dへ

が、レンガブロックを構成しています。


角層は、
死細胞として扁平になった角質細胞が
10層以上ほど緊密に積み重なっています。
厚さにして20μm程度。

成熟した皮表の角質細胞は、
形態的には比較的無構造で平たい塊に見えます。

●角質細胞はケラチノサイトと同様、
建物や塀のレンガブロックのように、平たい角層細胞が積み重なり、
細胞と細胞は
細胞表面のコルネオデスモゾーム(coreneodesmosome)という
細胞接着因子である糖タンパク質を介して
desmoglein I で隣接する細胞と接着し、
強く結びついて角層の基本骨格(←E)を構築しています。

さらにその細胞間も脂質で充たされ、
薄い生態由来の膜状物のバリア膜を造り上げます

この脂質の存在ゆえに、
角層は水のような小さい分子に対してすらバリア機能を発揮できるし、
当然、外界からの微生物や有害物質の侵入も防いでいます


物質の透過に対するバリア機能の主体は、
このレンガブロックの間を埋めるモルタル・セメントのように、
細胞の間の隙間を緊密に埋める細胞間脂質の存在によります。

●細胞間脂質は、
充分に成熟した角質細胞の cornified envelopeと結びつき、
疎水性の角質細胞間脂質外膜(cornified lipid envelope)を造ります。

角質細胞間脂質(←Fへ)は、
角層直下の顆粒細胞の層板顆粒から分泌された、
セラミド(アシルスフィンゴシン)、コレステロール、遊離脂肪酸の
ほぼ一分子ずつで構成されます。

大きな疎水性の脂質分子であるセラミドには、8種類ほどあり、
その中でオメガ・ヒドロキシ脂肪酸を持つものが
角化外膜のタンパクと共有結合を成し

それに疎水性の性質を与える一方で、
細胞間には細胞膜に平行で多層の脂質のラメラ構造を作るように働いて、
バリア機能を発揮
します。

●そして最終的には、
垢となって剥がれ落ちる過程で、
剥離酵素というタンバク質分解酵素のトリプシンタイプの酵素や、
キモトリプトシンタイプの酵素が、
角化細胞同士を接着しているデスモゾームを分解する事で剥離を促します。

水分含有状態に調整されつつ、
コルネオデスモゾーム←Hを消化するので、
毎日、古くなり機能が低下した
一番表層の角質細胞が垢として剥離していく
のです。

正常の角層が、ある程度一定の厚さに保たれているのは、
角質の細胞が一定期間滞在した後、
細胞同士を結合しているデスモゾームが分解され、
細胞が体表より順次、剥離されるからです。

 

もっと詳しく知りたい場合の項
↓(繋げて書くと、こんがらがるので新聞形式です。つまり、だんだん詳しくなるってヤツ。)

@表皮角化分化の過程で発現するマーカータンパク
この分化の過程で、角化細胞は、
それぞれの分化過程に特異的な分化マーカータンパクを発現します。

基底層の未分化角化細胞は、ゲラチン5,14を発現。

分化が始まる有棘層下層の角化細胞は転写レベルでケラチン5,14の発現がなくなり、
代わりにケラチン1,10を発現。

さらに分化が進んだ有棘層上層では、
フィラグリンや、
CE(cornified envelove)関連タンパク群
(インボルクリン、SPRR、ロリクリン、トランスグルタミナーゼ等)の転写が始まり、
これらのタンパク群は角質層に於いて
皮膚のバリア機能の維持に重要な役割を果たします。

角化細胞の分化特異的マーカー分子の発現制御は、
主として転写レベルで制御されており、
この角化細胞の分化に伴う分化特異的マーカー遺伝子のON/OFFは、
角化細胞の分化が転写レベルでどのように制御されているかを知るモデルとなります。

  この表皮角化細胞の分化と転写因子については、
  話しがこんがらがるので、今後、別項で述べたいと思います。


A骨格細胞ケラチン線維
ケラチンは、角化細胞に豊富に発現する中間経線維で細胞骨格を成します
多数の分子種から成りますが、
「タイプI」と「タイプII」に大別されます。

各種の細胞で、タイプIとタイプIIのケラチンが規定のペアとして発現。
そのペアから成る2量体であるヘテロダイマーが基本単位。
これが集合して中間経線維となり、
核の周囲と細胞膜上の(ヘミ)デスモゾームを繋ぐネットワークを形成。

表皮角化細胞では、
タイプIIのK1とK5、
タイプIのK10とK14の
4つの主要ケラチンが発現しています。

K5とK14は、基底細胞の主要ケラチンペアで、
細胞が分化すると、これらの合成は停止し、
K1/K10ペアの合成が始まります。

これらのケラチン分子に遺伝子異変があると、細胞骨格が破綻し、
そのケラチンの発現細胞、臓器特異的な様々な疾患が現れます。



Bフィラグリン
角質層の細胞の内部で、
ケラチン線維同士を凝集させる線維間物質として働いています。
顆粒細胞に存在するケラトヒアリン顆粒の成分である
プロフィラグリンが分解されて生じます。

フィラグリン自体も角層上層ではアミノ酸などに分解され、
保水機能に関与します。

・尋常性魚鱗癬では、(プロ)フィラグリン発言が低下し、
保湿因子が欠乏しています。

Cロリクリン
辺縁帯(←G)の成分の一つ。
(正常表皮の辺縁帯量の70%を占める主成分)。

グリシン、セリン、システィンに富む極めて不溶性の塩基性タンパク。

ヒトではアミノ酸315個から成り、分子量は26kDa。

正常表皮では顆粒層最上層で発現。
このロリクリン分子の特殊な変異によって、角化異常が起こることが知られています。


DCE(cornified ceii envelove)とセラミドの結びつきによる機能低下

セラミドと上記のCEとの結びつきが弱いと、
バリア機能や水分保持機能が低下します。

炎症のある皮膚病変で、表皮増殖が刺激され、
未成熟な角質細胞が次々と角層に移行して鱗屑を造るような状況では、
未成熟なCEとセラミドとの結合は不十分であり、
疎水性に欠け、
まだ構築に参加していないinvolucrinすら染色を残しているそうです。

そのため、ラメラ構造の形成も不完全となり、
結果的にバリア機能や水分保持機能に欠陥が生じ、
皮膚の鱗屑が造られる炎症性秒変ではバリア機能の低下と
角質水分含有量の低下が相関して認められています。

E角質細胞の主成分&細胞骨格であるKIFは角層に影響を持つ

角質細胞の内部では、
表皮角化細胞が分化していく過程で
ケラチンタンパクが細胞骨格線維としての同化・異化作用を受けながら、
ケラチン繊維として形成され、
直径が約10nmの中間径フィラメント=KIF(intermediate filament)となり、
ケラチンパターンとよばれる構造として見られます。

このKIFは、健常な状態に於いては細胞全体に充満し、
細胞膜に於いてはデスモゾームに収束し裏打ちしています。

角層が保持できる水分量は角層あたりで20%程度と言われており、
一方、ケラチンタンパクは角質細胞内の50%以上で、
全タンパク中としても80%程度と大半を占めます。

フィラグリンなどの、その他のタンパクやフィラグリンの分解物及び、
その代謝物である低分子水可溶性物質(アミノ酸、尿素など)
との関連性も考えられるものの、
角質細胞の主成分かつ細胞骨格であるKIFの性状・状態が変化すると、
角層全体の物性に影響が及ぶ事は用意に想像できます。

  これについてはの詳細は話しがそれるので別項で。


F角質細胞間脂質
角質細胞の間の脂質でバリア機能をつかさどります。
最も多い成分はセラミド(アシルスフィンゴシン)。
これは層板顆粒(←Gへ)のグルコシドセラミドに由来します。

顆粒細胞が角質細胞に分化する時点で細胞外に分泌され、
グルコセレプロシダーゼによって、セラミドに加水分解されます。

角化細胞は分化に伴って、硫酸コレステロールを増加させます。
硫酸コレステロールは、角質細胞間脂質の一部となり、
その強い陰性荷電によってカルシウムイオンを引き付け、
これを介して細胞同士の接着性が強まります。

ステロイドサルファターゼは、硫酸コレステロールの硫酸基をはずす酵素。

・ この酵素活性の低下している伴性遺伝性魚鱗癬では、
細胞間脂質の付着性が増し、
角質剥離が遅延し、魚鱗癬になるとされています。

G層板顆粒

有棘細胞から産生され、顆粒細胞で表層側に内容物を放出する、
内部に層板構造を有する楕円形の顆粒。
機能は隠そうの細胞間脂質ほ供給して表皮のバリアをつかさどります。

この顆粒に含まれる分子としては、脂質や各種のタンパク分解酵素や、
そのインヒビターなどが知られます。
といわれてきましたが、

実は解明されていません。

層板顆粒の成分として同定、もしくは推定であるが、
分子カテプシンD、
カリクレイン7(stratum corneum chymotryptic enzyme)、
カリクレイン8、
コルネオデスモシン、
グルコシルセラミドを選んでその発現時期を比較した場合、
それぞに違いがあり、
層板顆粒の成分の合成は同時に始まるのではなく、
個々の分子で独自にその発現時期が制御されている事が示唆されました。
また、別の研究も進んではいるが、
この層板顆粒の異常は、
重篤な角化異常症の病体解明になるので研究が急がれています。

Hデスモゾーム
角化細胞同士の間を鋲止めする細胞膜上の接着構造。

細胞外部分は、隣の細胞のデスモゾームの細胞外部分と結合。
細胞質内では、ケラチン線維を結合。

角層細胞のデスモゾームは、
下層のものとは構成成分や構造が少し違っていて、
コルネオデスモゾームといいます。

コルネオデスモゾームの細胞外部分の成分は
「デスモグレイン1」、「デスモコリン1」、「コルネオデスモシン」。

これは、角質上層ほど少なく小さくなっています。

構成成分のうち、角化異常症の原因として知られているのは
細胞膜を貫通するタンパクのうちの「デスモグレイン1」と、
細胞質内のアタッチメントプラークを構成して
ケラチンと膜貫通タンパクを結びつける働きをするタンパクの中の
「デスモプラキン、プラコグロビン、プラコフィリン」。

これらの分子の分解に関与する酵素として
KLK5(stratum corneum tryptic enzyme)や、
KLK7があります。

タンバク質分解酵素としては、
トリプシンタイプの酵素や、キモトリプトシンタイプの酵素があります。
角化細胞同士を接着しているデスモゾームを分解する事で剥離します。

これらの酵素の活性を抑制していると推定されるのがLEKTI。
このタンパクをコードする遺伝子であるSPINK5の異常によって、
Nethertonが生じるそうです。

●タンパク質剥離酵素の働きが低下すると(原因は加齢・乾燥)

デスモゾームの分解が阻止
(キモトリプシンの働きを阻害する事により、
デスモゾーム構成タンパク質の一つであるデスモグレインIの分解が阻止されます。)

角質がスムーズに剥離できない

重層化

古い角質による肌トラブル(くすみ、キメの粗さ、乱れ、肌荒れ)


G辺縁帯形成過程

辺縁帯は
角化細胞の分化終末の過程で形成される強靭な構造物。
あらゆる物理的、化学的障害から生体を守っています。

細胞膜の内側で形成される架橋されたタンパク分子から成る部分と、
層板顆粒由来のセラミドが細胞膜を置換した脂質エンベローブから成ります。

形成は3つのステップから成ります。

(1)開始
有棘細胞上層に於いて、細胞内のカルシウム濃度が上昇すると、
エンボプラキン、ペリプラキン、インボルクリンが発現。

エンボプラキンとペリプラキンは安定したヘテロダイマーを形成。
これとインボルクリンが細胞膜上で結合。
同時にトランスグルタミナーゼ(TGase)1が発現。

細胞膜上に結合。

細胞内カルシウムのさらなる上昇により、
TGase 1はプラキン類のヘテロダイマーとインボルクリンを架橋する。
同時に、
同じ酵素が細胞膜に結合している他のタンパクやデスモゾームのタンパクも架橋。

細胞膜の内面全体を内張りするタンパク分子の架橋したものから成る、
1分子の厚さの層が形成される。

(2)脂質エンベローブの形成
顆粒細胞層になったら、層板顆粒が顆粒細胞の表層側にセラミドを分泌。

本来の細胞膜のリン脂質はセラミドによって置換。

TGase 1がセラミドと第一段階で形成されたタンバク分子層を架橋。

(3)補強
細胞質内のTGase 3が、ロリクリンとSPR分子を架橋。

ホモダイマー、テヘロダイマーを形成。

これらを細胞膜上のTGase 1が架橋。

LEP(late envelope protein)などのその他の分子が架橋。


つまり、角質剥離は、
健常な肌なら自然に都合よく勝手にしてくれるわけですね。
剥離を促進する製品は、
それができない場合に手助けする成分という事になります。


角層が正常に機能するための条件

living layerでの増殖・分化過程に加えて、
その最終段階である

●角質細胞形成時に必要なタンパクのCE(cornified ceii envelove)、

●ケラチンパターン、細胞間脂質などの特異的構造・成分が
  正常に構築、産生されること、

●細胞が一定の形状を保ち、適度に扁平化すること、

●細胞同士が秩序だった接着・剥離を行う事ができること、

が重要です。

 これでけ書いても全然話しが進みません(泣)。まだ基本。続きます。

ちなみに、これらの馴染まない名称等の説明は、今後とっても必要となります。

2005年2月26日(土)

ま〜た寒くなるようです。
この冬は、関西だけかもだけど、比較的暖冬で過ごしやすいのですが、
安定感がありません。
小春日和だな、と思ったら、いきなり冷たく寒い雨。
寒いなら寒いで均一だったら身体も肌も次第に慣れるのですが、
急に暖かくなったりするから、逆にたまんないです。
ま、気候に文句を言ってもしょうがないのですが。

    
美容雑誌の説を否定しちまう私

で、また美容雑誌では出ましたね。
「春の不安定肌」だとか「春の揺らぎ肌」ってテーマ。

しかし、そんなに春だからって肌が揺らぐもんなんでしょうか。
私なんか、一年中揺らいでますがね(笑)。
だからコスメがおもしろいんですけどね。くふ。
あれ?コスメのせいで揺らいでいるのかも?
私の場合は、 かもな気はするなぁ・・・。

まぁ、季節としては、
風は寒いまま陽射しだけ暖かい、
雨が降っているか、晴れてたら埃臭い、と、
良いとこなしなんで、「揺らぐ季節」で当たってるんですけどね。

肌のターンオーバーの過程については、
美の豆っちに簡単にまとめていますが
(実はもっと複雑なので、アレでも簡単なのら)、
その行程上、
雑誌ではつまり、
春の肌は「冬に作られた肌が角質になっている」と言うんですよね。

んだからバリア機能が貧弱だ、とか、
日射量の少ない冬に作られた肌は
メラニン防御機能が弱い、だとか言います。

つまり、
「冬に作られた肌なので、体力がないのに表に出ているんだぜ」
と言いたいのでしょう。

他の説明では、
「冬に作られた肌は代謝不全を起こしているから、角質剥離ケアをしましょう」
なんて書いてたけど。

私はどちらも不正解ではないかな、と思います。

だって、「冬生まれの肌だから」ったって、
表面の「角質」になるまでには日数があるわけで、
それまでにそれなりの外的環境に合わせた生成が起きていませんかね?

代謝不全は確かに寒いと起こりそうだけど、
それは「内的代謝」、つまり、血行系じゃないかしら。
角質のターンオーバーとは違う気がします
わ。

確かに春の肌ってなんだか乾きやすくて不調なんだけど、
そいつは単純に「チリ、ホコリ」が多かったり、
花粉症を引き起こしたりするアレルギーの源がヤケに多いから、
要するに「外敵」がツワモノなのではないかしら

ああいう記事は、そこから繋げて
「だから○○を使いましょう」って宣伝みたいなモンのような気がするわね。
毎度毎度出てくる製品も似てるしさ。

過剰に読み手を怖がらせている気がします。

裏読みして、強気で否定してしまう私です。

    

    
過敏だと思ったら

でも、確かに外敵のせいで「過敏」になる気はします。
弱々しく虚弱な感じね。
たとえ剛鉄ババ肌でもね。

まず、「過敏」になった場合。

これは、「なるたけ触らない」が正解だと思います

泡洗顔も衝撃が強いので、
私が言う「石けん洗顔の利」があったとしても、
やめておいたほうが無難でしょう。

でもだからってもミルククレンジングだけって場合は、
なるたけ合成界面活性剤なんかを含んでいない、
純自然ものを使用しましょう。
だって、「ぬるま湯」だとか「拭き取り」だけじゃ、
恐ろしい物質が肌に残留しそうじゃないですか
。怖い。

で、できれば精製度の高いオイルなどでだけ保護しましょう。
乳化剤を使ったクリームだとかは使わない方が良いし、
化粧水を沁みるくらいなら使いません。

クリームでどうしても保護膜を作りたい場合、
私ならジュリークのティートリーモイストクリームを選びます。
これは期間限定じゃなくなってうれしい限りの製品です。

そして、慌てず騒がず、じっくりじっくり強い角質を育てましょう
すぐには治るわけがないです。
例えばケガをした時。傷口はじっくりじんわりと治りますよね。
しかも、人はそれを信じて構えて待てます。
それくらいの気で、ゆったり回復を待ちます。

途中で、回復を早めるためにと、
合成界面活性剤入りの化粧品等は使わない方が懸命だと思います。
「まさか」な気がするかもですが、
こういう時こそ、自然治癒力を信じた方が無難だと思うんです。
大丈夫ですよ。
私みたいなヤンチャバカババァ肌にも自活力があったみたいですから、
絶対、みんな持ち合わせています。

    

角質ケアの難しさ

私の場合は、滅多と過敏になったりチリチリしたりはしないんですが、
寒い時期に、寒さから逃れたくて、
勝手にフクフクと角質が育っちゃって、
「なんとなく角質が肥握している気」がしたりはしているんですけど、
「気がするだけ」で、
実際は角質は良い状態なのかも知れないんですよね。
これがまた、見極めが本当に難しいですね。

角質って、難しいんです。
ボロっちい角質とは、 「古い」のではなくて、
表皮細胞が成長しないままに角質に変化したものである場合の方が
多い
んです。

だとしたら、角質はムリに剥がさない方が良いのか?
確かに、度が過ぎると、肌がボソボソになるのただわ。
でも、その「度」がわからない。
ので、もう一度、
角質をはがすという事について考えてみたいと思います。

●見極めが厄介な理由

ちゃんと成長していない表皮細胞が角質になったら、
角質同士の間を埋めているセラミドの放出が不十分だから、
水分を逃がしやすい層を形成してしまっています。
その上、
角質内のタンパク質が少ないため、角質そのものの水分保持力も低い。

なので、
・水分の少ないやせた硬い肌
・バリア能力の低いダメージを受けやすい肌
・脆くて剥がれやすい角質の層(肌)

が出来上がっているわけです。

妙に「硬い」から、角質肥握と間違えて、
ついつい角質除去をしたくなってしまう
のだそうです。

●古い角質って?

「古い角質が残っている」と言われたら、
そりゃあもう慌てて、早く取り除くべきと誰もが思います。

でも、古くなった角質、老化した角質、という形容は
あながちウソではないかもだけど、
そんなにみんな、
クタびれた角質なんか持って居なかったりするらしいんですよね。
なんでって、通常は勝手に「毎日代謝している」から。

んでも、オバちゃんは、鈍ってんじゃないのか・・・?

んでも、
実は「古くなったような角質」「老化したような角質」なだけで、
実際は、「見かけが汚いだけ」だったりだそうなんです。

んで、実は未熟な角質を取ってしまった場合、
何が起こるのかというと・・・・・

●未熟な角質をさらしていると、どうなるか?

・乾燥、くすみ、きめの粗さ、毛穴の拡大」が出現。

・「不自然な皮脂の活発化」も起こる

肌が硬いので皮脂詰まりを誘発させてしまう


●見た目に汚い角質をムリに取り除くと、どうなるか?

・乾いていない比較的きれいな角質が最上層となり、肌がきれいに見える

・しかしながら
取り除かれたことによって角質層全体の防御能力が弱る

・最上層の角質は、以前より早く水分を失い、縮んだ硬い角質になる

・縮んだ硬い角質は寿命が短く、早くはがれる
  (あるいは汚いので慌てて取り除くケアの対象にしてしまうから
   人工的にはがしてしまう)

・この繰り返しで、
最上層の角質のはがれるテンポが次第に速くなる


● 角質のはがれるテンポが速くなると、どうなるか?

・表皮が、防御力を強化しなくては!、と、焦って、
角質層が少なくならないように、表皮の角質化(角化)を早める

・角化が早まると、次に控える表皮細胞は
十分に成長していない状態で角化の準備を始める

・予定より早く角化した角質は、
未熟で水分保持力や保湿力のない弱々しい角質になる

・それでも、 健気に外部ダメージから肌を守ろうと必死で働く

・ ダメージが伝わりやすく、過敏に反応するようになるので、
敏感肌、過敏肌になったりしやすくなる


●こんな肌の状態は?

・痩せて硬い、機能が低下した角質の層で構成されているので、
肌理の粗さが目立ち、皮脂腺の発達した部分では毛穴が広がる

・皮脂の多少に関わらず、
硬くなった角質層でできた毛穴には皮脂が詰まりやすくなる
ニキビができやすくなる。

・毛穴が開き気味の部分では、はがれ損なった角質で詰まる(角栓)

肌の硬さが気になるようになる。
毛穴付近が特に硬くなりやすく、肌がざらついてくる。

●真皮層と表皮との悪循環に繋がる

・角層能力の低下は表皮全体を未熟にするだけでなく、
真皮層に伝わるダメージが大きくなる

真皮層組織の劣化が進行し、肌の力が衰えるので、
真皮層のコラーゲン繊維など弾性繊維組織も劣化して、
しわやたるみとして現れる

・これらは繊維組織に充満し、
皮膚全体のハリを作っている間質成分、
つまりヒアルロン酸を初めとする糖タンパクを減少させ、ハリをなくす

・不必要な角質剥離から始まった事が、
表皮が劣化し、表皮を支えている真皮層の劣化を起こす

・表皮の劣化は角質の劣化に繋がる、
という 悪循環が次々と連鎖して起きる

●しかも

・そういう角質は弱々しいので、水分を失い、
硬く脆い見かけになるのが早く、はがれるのも勝手に早くなる

これが続くと
縮んで痩せた角質層ばかりで角質層が構成されるようになる

という悪循環が永遠に続くとさ。
角質とは、
「剥離する」のではなく、「育てる」が正解
だと感じてしまう話しです。



●不要な角質って?

未熟な表皮細胞が角化し角質となると、
水分が少ないために硬い肌、くすんだ肌になります。
こんな角質があるから肌を汚く見せている、
だから、こんな角質は不要だから取っちゃおうとする・・・ヴヴヴ。

ところが、これは、
「今すぐに美しく見せるためには不要な角質」という意味だったりするのだね。
決して「古い」のではなかったりするのでした。

●メラニンを含んだ角質、と聞くと取りたくなるが

メラニンっちゅうのは、本当は「自然の紫外線防止」ですよね。
肌を守るために肌自身がもともと持っているもの。
本来、きちんと育って角化した角質自体には、
メラニンは消えてなくなっている
そうなんです。

角質にメラニンが存在するのは、
肌に害が起こり、角化サイクルが早まり、
予定より早く表皮細胞が角化した時に起きる現象らしいです。
つまり、メラニンが消える前に角質になってしまったもの。
要するに、超未熟な角質だという事。
ムリに剥がして角化を促進すればするほど、
角質にはメラニン溜まりが出現する・・・。

●ホントは新しい角質が厚くなっちゃっているという理由

角質のはがれが早まって、
未熟な角質で肌が作られると角質層が厚くなるらしいです。

未熟で防衛能力も未熟だから、
余計に どんどん送り出して、厚くなって肌を守ろうとしているというのですね。

水分の少ない硬い角質が厚く積み重なるから、
くすんで見えるし、ガサガサしているし、汚いわけです。

未熟に育った角質は、
角質同士を繋いでいる接着剤を分解する酵素が出にくくなるので、
厚く積み重なってしまうそう。
肌が肌自身を保護するための優れた仕組みです。

●ところで

でも私は、4〜5年前に、
「角質が厚くなっているから乾くのよ」と教えられた事があるんだよね。
実際、マイクロスコープで見た私の表皮はガサっとしていたんだわ。

以来、オバちゃんは角質代謝が鈍るのだと思っていて、
たまにせっせと角質ケアをしていたのだけど・・・。

でも、昨年は芳香洗顔をした事で「角質を育てる」事に開眼し、
ジュリークやハウシュカの「フェイスウォッシュクリーム」みのが
私の角質代謝促進製品でした。

後半になって、ガスールなどを使うようになりました。

今年に入って、韓国の「石けん」を使い出しました。

他は
オイル及びマッサージクリームでマッサージをせっせとしている程度です。
オイルに関しては、お風呂でした場合、してから汗がドクドクと出たりして、
それもまた、余計なゴミ取りにはなっていた様子ではあります。

昨年1年間と、今年、どちらかというと「角質状態」は健全な様子で、
いつも柔らかく、
たま〜に「赤味」が出たら、「角質を育てる方向」に持っていってました。

キャシーズチョイスは、「肌上に乗せたまま」なのがマズいのかな、と、
ナチュラビセのグリコピーリングにトライする気だったけど、
ひょっとして無用?

角質は、一度はがし過ぎると、育てるのに時間がかかるからね、
いくら「不要な角質だけ」と謳っていても、
もともとは表皮の分厚い白人用だから、やめといた方が無難かしら、
と、考え込んでしまった次第です。